ケイド・ルオトロ
ライト級サブミッション・グラップリング世界王者ケイド・ルオトロは、幼い頃から“天才”と呼ばれ、その名の通り史上最年少で世界の頂点に立った柔術家だ。双子の兄・タイとともに3歳でブラジリアン柔術を始め、父に連れられて初めて道場に足を踏み入れた瞬間から、その才能を発揮してきた。
10歳になる前から兄弟で世界の柔術界を席巻し、2013年にはメンデス兄弟のもとでエリート育成を受けるため「AOJアカデミー」に移籍。2017年には伝説的グラップラー、アンドレ・ガウヴァオン率いる「アトス柔術」に加入し、さらに高みを目指した。
2021年12月、茶帯時代にIBJJF世界選手権で優勝。その数日後、ガウヴァオンから兄弟そろって黒帯を授与された。翌年、ONE Championshipで鮮烈なデビューを果たし、日本のレジェンド青木真也を圧倒して判定勝利。続く2022年のADCC世界選手権では、史上最年少の19歳で優勝を果たし、決勝でブラジルのミカ・ガウヴァオンをヒールフックで下して金メダルを獲得した。
その勢いのまま、同年10月にはロシアのウアリ・クルズヘフを一本で破り、ONE史上初のライト級サブミッション・グラップリング世界王座を獲得。以降も黒帯になってから一度も敗れることなく、防衛戦を重ねている。
2024年には総合格闘技(MMA)にも挑戦。デビュー戦でブレイク・クーパーをわずか3分20秒で一本勝ちし、MMAでも世界を驚かせた。
22歳という若さにして、すでに柔術・グラップリング界の象徴的存在となったケイド・ルオトロ。誰も追いつけないスピードで進化を続ける彼の挑戦は、ONEの新時代を切り拓いていく。
ONEチャンピオンシップでの戦績
大会別結果
| 結果 | Sport | — | ラウンド | — | 対戦相手 | 対戦相手とイベント | 国 | 日付 | 大会 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WIN総合格闘技 
                                サブミッション
                                サブミッション
                             1R (3:04) | 総合格闘技 | サブミッション 
                            1R (3:04)                         | 1R (3:04) |  | ニコラスヴィーニャアルゼンチン | アルゼンチン | ONE 171 | |||||
| WIN総合格闘技 
                                サブミッション
                                サブミッション
                             1R (1:04) | 総合格闘技 | サブミッション 
                            1R (1:04)                         | 1R (1:04) |  | アフメド・ムジタバパキスタン | パキスタン | ONE 169: Malykhin vs. Reug Reug | |||||
| WIN総合格闘技 
                                サブミッション
                                サブミッション
                             1R (3:20) | 総合格闘技 | サブミッション 
                            1R (3:20)                         | 1R (3:20) |  | ブレイク・クーパー米国 | 米国 | ONE 167: Tawanchai vs. Nattawut II | |||||
| WINサブミッション・グラップリング 
                                サブミッション
                                サブミッション
                             1R (4:48) | サブミッション・グラップリング | サブミッション 
                            1R (4:48)                         | 1R (4:48) |  | フランシスコ・ローブラジル | ブラジル | ONE Fight Night 21: Eersel vs. Nicolas | |||||
| WINサブミッション・グラップリング 
                                ユナニマス判定
                                ユナニマス判定
                             1R | サブミッション・グラップリング | ユナニマス判定 
                            1R                         | 1R |  | トミー・ランガカーノルウェー | ノルウェー | ONE 165: Superlek vs. Takeru | |||||
| WINサブミッション・グラップリング 
                                ユナニマス判定
                                ユナニマス判定
                             1R | サブミッション・グラップリング | ユナニマス判定 
                            1R                         | 1R |  | トミー・ランガカーノルウェー | ノルウェー | ONE Fight Night 11: Eersel vs. Menshikov | |||||
概要
勝利 - 9
            敗戦 - 0
        5
                    
                    
                        サブミッション
                        サブミッション
                    
                    
                    0
                4
                    
                    
                        ユナニマス判定
                        ユナニマス判定
                    
                    
                    0
                フィニッシュ率
フィニッシュ
            5
        フィニッシュ率
                            56%
                    勝利
            9
        合計試合数
            9
        試合時間
平均試合時間
            
                02分 : 58秒            
        合計試合時間
            
                0時間 : 26分 : 42秒