米Microsoftは、サンフランシスコで開催中の開発者イベント「Build 2015」において、4月29日(現地時間)に、新サービスとなる「Azure SQL Database elastic database」「Azure SQL Data Warehouse」「Azure Data Lake」を発表した。
「Azure SQL Database elastic database」は、リレーショナルデータベースを、堅牢なエンタープライズ向けのクラウドアプリケーションとして提供する「データベース・アズ・ア・サービス」で、現時点ではプレビュー版が利用できる。優れたスケーラビリティとセキュリティを実現しており、強力な全文検索機能を備えている。
「Azure SQL Data Warehouse」は、ダイナミックに拡張/縮小/停止が可能な独立したストレージで構成し、必要な分だけのパフォーマンスを利用できるクラウドベースのデータウェアハウス。
SQLサーバと解析プラットフォームアプライアンスを実現する、並行処理アーキテクチャをベースにしており、データ可視化向けの「Power BI」や、Azureを利用した機械学習、データオーケストレーション、「Azure HDInsight」への対応を予定しており、2015年中のプレビュー公開を見込んでいる。
「Azure Data Lake」は、ビッグデータ解析向けの、強力なスケーラビリティを備えたデータストア。すべてのデータを、ネイティブなフォーマットかつそのままのサイズで格納でき、高い解析パフォーマンスと、Hadoopとのネイティブな統合を可能にする。「Azure SQL Data Warehouse」と同様に、2015年中のプレビュー公開を見込んでいる。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・「Build 2015」(英語)
・「Azure SQL Database elastic database」(英語)
・「Azure Data Lake」(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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