米Vercelは、オープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるNext.jsの最新バージョン「Next.js 14.1」を、1月18日(現地時間)にリリースした。
Next.js 14.1では、ランタイム環境変数、ISRのカスタムキャッシュ設定、カスタム画像の最適化、ミドルウェアに関するセルフホスティングのドキュメントを全面的に見直している。また増分静的再生成用のカスタムキャッシュハンドラと、App Router用のより詳細なデータキャッシュの安定版が提供された。
Next.jsを使用したローカル開発における、信頼性とパフォーマンスの向上にも定期的に取り組んでおり、Turbopackの信頼性を高めるとともに、初期コンパイル時間と高速リフレッシュ時間や、メモリ使用量の改善が行われている。
ほかにも、App Routerにおいてページをリロードすることなく、ブラウザの履歴スタックを更新するpushStateメソッドおよびreplaceStateメソッドの、ネイティブでの使用が可能になるとともに、Paralle RoutesおよびIntercepted Routesに20の改善が加えられるなど、数多くの機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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