出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢字

字源

[字源 2]

甲骨文字 金文

金文 金文 簡帛文字 簡牘文字

小篆

流伝の古文字
西周 春秋時代 戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 羅振玉 『殷墟書契考釈』 永慕園、1914年、20頁。
    裘錫圭 『文字学概要』 商務印書館、1988年、117頁。
    張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、420-425頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、138頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、190頁。
  2. 漢語多功能字庫「行」 香港中文大学、2024年9月9日閲覧.

関連字

」を音符とする形声文字 (諧声域=*KANG)
見母 溪母 匣母 影母 曉母
一等 平声 唐韻
上声 蕩韻
去声 宕韻 -
入声 鐸韻
見母 溪母 匣母 影母 曉母
二等 平声 庚韻 -
上声 梗韻 - - -
去声 映韻 -
入声 陌韻
見母 溪母 群母 影母 曉母
三等A 平声 陽韻
上声 養韻 -
去声 漾韻
入声 藥韻
見母 溪母 群母 影母 曉母
三等B 平声 庚韻 -
上声 梗韻 - - -
去声 映韻 -
入声 陌韻 -

意義

  1. (ギョウ・コウ・アン)いくゆく移動する。
  2. (ギョウ・コウ・アン)移動可能な。臨時の。
  3. (ギョウ・コウ)おこなうやる
  4. (ゴウ・コウ)問屋組合ギルド

意義

  1. 龔煌城 「The System of Finals in Proto-Sino-Tibetan」 『漢蔵語研究論文集』 北京大学出版社、2002年、109頁。

日本語

発音

名詞

  1. ギョウ文書等において、縦方向または横方向に連続した文字の並び。
  2. ギョウ)(数学)行列および行列式における方向への並び。対義語
  3. ギョウ)(仏教)修行
  4. ギョウ)(仏教)の働きが一定方向作用していくこと。意志作用五蘊ごうんのひとつ。
  5. コウ)ある場所へ行くこと。
    • (例)「行をともにする」。

接頭辞 

  1. (歴史、一般には「ギョウ」、時折「コウ」)位階官職とを併記するとき、官職に冠して、位階が高く、官職の低いことを表わす。
    • 正五位美濃守
      • 「美濃守」に相当する位階は従五位、この場合、「正五位」を拝しているため、「美濃守」の前に「行」を付す。

対義語

接尾辞

  1. ギョウくだり)文書が紙幅の制限により折り返される時の並びの数。
    • さうさう一度などは獄屋へ衣食を送るくだりを書いたので、やはり五六削られた事がありました。(芥川龍之介 『戯作三昧』)
    • 三行半
    • 此の間わしが……あの…お前笑っちゃア困るが、少しばかり私が斯う五行いつくだりほどの手紙を、……したゝめて、そっとお前のたもとへ入れて置いたのをひらいて読んでくれたかね(三遊亭圓朝 鈴木行三校訂・編纂 『菊模様皿山奇談』)
  2. コウ)銀行の数に用いられる数詞。

造語成分

  1. コウ銀行に関する語を構成。

熟語


中国語

*

名詞

  1. (háng)並び。類義語:
  2. (háng)業種。
  3. (háng)商店商社。cf.公司
    • 洋行(外資の商社)、銀行(日本起源の語)

量詞

  1. (háng 列状のものを数える)~行。

形容詞

  1. (xíng)よろしい。十分な。
  2. (呉語 ghan1)流行している

動詞

  1. (広東語 haang4、閩南語 kiâⁿ、客家語 hàng)あるく、すす
  2. (呉語 ghan1)こらえる

人名

Xíng

  1. 中国人ののひとつ。

熟語


朝鮮語

*

名詞

(翻字が不足しています)

  1. ぎょうならび。
  2. (仏教)行。修行
  3. (哲学)実践

冠形詞

(翻字が不足しています)

  1. 朝鮮時代、官階の高い者が低い官職に就いた際、官職の前に付けた語。

接尾辞

  1. き。

熟語


ベトナム語

*

名詞

hàng

  1. 商品
  2. ぎょうならび。

hãng

  1. 商社

熟語


コード等

点字