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'''金原ひとみ'''(かねはら ひとみ、[[1983年]][[8月8日]] - )は、[[日本]]の[[小説家]]<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD144JZ0U1A510C2000000/|title=金原ひとみ、桜庭一樹 |
'''金原 ひとみ'''(かねはら ひとみ、[[1983年]][[8月8日]] - )は、[[日本]]の[[小説家]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD144JZ0U1A510C2000000/|title=金原ひとみ、桜庭一樹 作家が書き留めるコロナ禍|publisher=日本経済新聞|date=2021-05-21|accessdate=2021-05-31}}</ref>。 |
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== 経歴 == |
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* [[東京都]]出身。 |
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* [[文化学院]]高等課程中退。小学校4年生のとき[[不登校]]になり、中学、高校にはほとんど通っていない。小学6年のとき、父親の留学に伴い、1年間[[サンフランシスコ]]に暮らす。 |
* [[文化学院]]高等課程中退。小学校4年生のとき[[不登校]]になり、中学、高校にはほとんど通っていない。小学6年のとき、父親の留学に伴い、1年間[[サンフランシスコ]]に暮らす。 |
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* [[小説]]を書き始めたのは12歳の時。15歳のころ[[リストカット]]を繰り返す<ref>[https://archive.ph/FNTYC 金原ひとみの不登校からの立ち上がり |
* [[小説]]を書き始めたのは12歳の時。15歳のころ[[リストカット]]を繰り返す<ref>[https://archive.ph/FNTYC 金原ひとみの不登校からの立ち上がり 文教大学人間科学部太田ゼミ]</ref>。中学3年生の時、父が[[法政大学]]で開いていた[[ゼミナール|ゼミ]]に、「めいっ子の高校生」として参加。19歳の時、周囲の勧めを受けて[[すばる文学賞]]に応募した。 |
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* [[2003年]]、『[[蛇にピアス]]』で第27回[[すばる文学賞]]を受賞。 |
* [[2003年]]、『[[蛇にピアス]]』で第27回[[すばる文学賞]]を受賞。 |
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* [[2004年]]、同作で[[第130回芥川龍之介賞|第130回芥川賞]]を[[綿矢りさ]]と共に受賞。翌年に[[集英社]]の担当編集者と結婚。 |
* [[2004年]]、同作で[[第130回芥川龍之介賞|第130回芥川賞]]を[[綿矢りさ]]と共に受賞。翌年に[[集英社]]の担当編集者と結婚。 |
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* [[2007年]]、アニメ映画『[[カフカ 田舎医者]]』で映画初出演。第1子(長女)を出産<ref>{{Cite web|url= http://top.25today.com/interview/celebrity_interview/post_1505.php |title= 金原ひとみさん 来豪インタビュー |website= 25today |date= 2009-10-09 |accessdate= 2020-04-02 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20091011043409/http://top.25today.com/interview/celebrity_interview/post_1505.php |archivedate= 2009-10-11 }}</ref><ref>日本経済新聞、2010年11月23日</ref>。 |
* [[2007年]]、アニメ映画『[[カフカ 田舎医者]]』で映画初出演。第1子(長女)を出産<ref>{{Cite web|和書|url= http://top.25today.com/interview/celebrity_interview/post_1505.php |title= 金原ひとみさん 来豪インタビュー |website= 25today |date= 2009-10-09 |accessdate= 2020-04-02 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20091011043409/http://top.25today.com/interview/celebrity_interview/post_1505.php |archivedate= 2009-10-11 }}</ref><ref>日本経済新聞、2010年11月23日</ref>。 |
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* [[2010年]]、 |
* [[2010年]]、「夏旅」で[[川端康成文学賞]]最終候補。『トリップ・トラップ』で第27回[[織田作之助賞]]を受賞<ref>{{Cite news|url=http://sankei.jp.msn.com/life/news/110113/art11011306210020-n1.htm|title=織田作之助賞に金原ひとみさん|newspaper=[[MSN産経ニュース]]|date=2010-12-13|accessdate=2020-04-02|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110216000048/http://sankei.jp.msn.com/life/news/110113/art11011306210020-n1.htm|archivedate=2011-02-16}}</ref>。 |
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* 2011年、[[東日本大震災]]に伴って発生した[[福島第一原子力発電所事故|原発事故]]による[[放射能汚染]]を心配して、東京から父親の実家がある岡山に移住し次女を出産<ref>{{Cite news|url= http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111016k0000e040025000c.html/ |title= 金原ひとみさん:放射線心配、子どものため東京から岡山へ |newspaper= 毎日jp |publisher= 毎日新聞 |date= 2011-10-16 |accessdate= 2020-04-02 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20111017051541/http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111016k0000e040025000c.html/ |archivedate= 2011-10-17 }}</ref>。その後[[フランス]]へ移り住む<ref name="bunkamura">{{Cite web|url= http://www.bunkamura.co.jp/bungaku/winners/22.html |title= 受賞作品 |website= Bunkamuraドゥマゴ文学賞 |publisher= Bunkamura |accessdate= 2020-04-02 }}</ref>。 |
* 2011年、[[東日本大震災]]に伴って発生した[[福島第一原子力発電所事故|原発事故]]による[[放射能汚染]]を心配して、東京から父親の実家がある岡山に移住し次女を出産<ref>{{Cite news|url= http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111016k0000e040025000c.html/ |title= 金原ひとみさん:放射線心配、子どものため東京から岡山へ |newspaper= 毎日jp |publisher= 毎日新聞 |date= 2011-10-16 |accessdate= 2020-04-02 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20111017051541/http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111016k0000e040025000c.html/ |archivedate= 2011-10-17 }}</ref>。その後[[フランス]]へ移り住む<ref name="bunkamura">{{Cite web|和書|url= http://www.bunkamura.co.jp/bungaku/winners/22.html |title= 受賞作品 |website= Bunkamuraドゥマゴ文学賞 |publisher= Bunkamura |accessdate= 2020-04-02 }}</ref>。 |
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* [[2012年]][[4月11日]]、NHKのトーク番組『[[スタジオパークからこんにちは]]』にゲスト出演。生放送への出演は自身初。 |
* [[2012年]][[4月11日]]、NHKのトーク番組『[[スタジオパークからこんにちは]]』にゲスト出演。生放送への出演は自身初。 |
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* 2012年、『マザーズ』で第22回[[Bunkamuraドゥマゴ文学賞]]を受賞(選考委員:[[高樹のぶ子]])<ref name="bunkamura"/>。 |
* 2012年、『マザーズ』で第22回[[Bunkamuraドゥマゴ文学賞]]を受賞(選考委員:[[高樹のぶ子]])<ref name="bunkamura"/>。 |
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*[[2018年]]、帰国。 |
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* [[2020年]]、『アタラクシア』で第5回[[渡辺淳一文学賞]]を受賞<ref>{{Cite news|title=渡辺淳一文学賞に金原ひとみさん 「アタラクシア」|newspaper=[[47NEWS]]|agency=共同通信|publisher=株式会社全国新聞ネット|date=2020-04-02|accessdate=2020-04-02}}</ref>。 |
* [[2020年]]、『アタラクシア』で第5回[[渡辺淳一文学賞]]を受賞<ref>{{Cite news|title=渡辺淳一文学賞に金原ひとみさん 「アタラクシア」|newspaper=[[47NEWS]]|agency=共同通信|publisher=株式会社全国新聞ネット|date=2020-04-02|accessdate=2020-04-02}}</ref>。 |
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*2021年、『アンソーシャル ディスタンス』で第57回[[谷崎潤一郎賞]]を受賞<ref>{{Cite web |
*2021年、『アンソーシャル ディスタンス』で第57回[[谷崎潤一郎賞]]を受賞<ref>{{Cite web|和書|title=金原ひとみ『アンソーシャル ディスタンス』が第57回谷崎潤一郎賞を受賞! |url=https://www.jiji.com/jc/article?k=000000313.000047877&g=prt |website=時事ドットコム |date=2021-08-23 |accessdate=2022-04-06 |archive-url=https://web.archive.org/web/20210824042517/https://www.jiji.com/jc/article?k=000000313.000047877&g=prt |archive-date=2021-08-24 |url-status=dead|url-status-date=2022-08}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=谷崎潤一郎賞に金原ひとみさん「アンソーシャル ディスタンス」…「コロナ禍に真正面から向き合っている」 |url=https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210823-OYT1T50135/ |website=読売新聞 |date=2021-08-23 |accessdate=2021-08-24}}</ref>。 |
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== 人物 == |
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* 20代の頃は「無駄な時間を過ごすなんて考えられない!」とギチギチにいろいろな予定を詰め込むタイプだったが、30歳をすぎた頃からゆっくりとした時間を幸せに感じるようになったと話している<ref>{{Cite web|url=https://hanako.tokyo/food/439834/|title=実はこっそり聞いています。作家・金原ひとみがカフェで思わずメモすること|accessdate=2024/11/12}}</ref>。 |
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* 影響を受けた作家に[[ジョルジュ・バタイユ]]、[[フョードル・ドストエフスキー]]、[[オルハン・パムク]]の名前を挙げている<ref>{{Cite web|url=https://advanced-time.shogakukan.co.jp/20466|title=平野啓一郎と金原ひとみが影響を受けた3冊を語る!お互いに被った小説家は誰?(前編)|accessdate=2024/11/12}}</ref>。 |
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* [[2008年]]、映画雑誌による「映画のオールタイムベスト10を答えてもらう」という企画の中で『[[トゥルー・ロマンス]]』、『[[ロスト・ハイウェイ (映画)|ロスト・ハイウェイ]]』、『[[軽蔑 (1963年の映画)|軽蔑]]』、『[[焼け石に水 (映画)|焼け石に水]]』、『[[ワイルド・アット・ハート]]』、『[[アモーレス・ペロス]]』、『[[ウィークエンド (1976年の映画)|ウィークエンド]]』、『つめたく冷えた月』、『[[ルートヴィヒ (1972年の映画)|ルートヴィヒ]]』、『[[ディナーラッシュ]]』の名前を当時のオールタイムベスト映画として挙げている<ref>{{Cite web|url=https://jgjhgjf.hatenablog.com/entry/2023/07/08/002733|title=金原ひとみ のオールタイムベスト映画|accessdate=2024/11/12}}</ref><ref>[[映画秘宝]] 創刊100号「特集オールタイムベスト!+この映画を見ろ2008」p.15</ref>。 |
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* 小説、映画に加えてドラマも好き。また、好きな脚本家に[[坂元裕二]]の名前を挙げており、NHKで放送された番組による「手紙を書く」という企画の中で坂元へ手紙を送っている<ref>{{Cite web|url=https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A202312311545001303100|title=最高の一通|accessdate=2024/11/12}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://yoi.shueisha.co.jp/talk/interview/8393/|title=【金原ひとみさん】インタビュー前編|accessdate=2024/11/12}}</ref>。 |
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== 家族・親族 == |
== 家族・親族 == |
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父は[[児童文学]]研究家・[[翻訳|翻訳家]]・[[法政大学社会学部]]教授の[[金原瑞人]]。 |
父は[[児童文学]]研究家・[[翻訳|翻訳家]]・[[法政大学社会学部]]教授の[[金原瑞人]]。 |
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=== 小説 === |
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==== 単行本 ==== |
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* 『[[蛇にピアス]]』 |
* 『[[蛇にピアス]]』[[2004年]]1月、[[集英社]]、のち文庫、ISBN 9784087460483 |
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** 初出:『[[すばる (雑誌)|すばる]]』2003年11月号。 |
** 初出:『[[すばる (雑誌)|すばる]]』2003年11月号。 |
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* 『[[アッシュベイビー]]』 |
* 『[[アッシュベイビー]]』 2004年4月、集英社、のち文庫、ISBN 9784087461572 |
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** 初出:『すばる』2004年3月号 |
** 初出:『すばる』2004年3月号 |
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* 『AMEBIC アミービック』 [[2005年]]7月、集英社、のち文庫、ISBN 978-4-08-746252-4 |
* 『AMEBIC アミービック』 [[2005年]]7月、集英社、のち文庫、ISBN 978-4-08-746252-4 |
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** 初出:『すばる』2005年7月号 |
** 初出:『すばる』2005年7月号 |
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* 『オートフィクション』([[2006年]]7月、集英社、のち文庫、ISBN 9784087753646) |
* 『オートフィクション』([[2006年]]7月、集英社、のち文庫、ISBN 9784087753646) |
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**書き下ろし長編 |
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* 『ハイドラ』(2007年4月、[[新潮社]]、のち文庫、ISBN 9784103045311) |
* 『ハイドラ』(2007年4月、[[新潮社]]、のち文庫、ISBN 9784103045311) |
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** 初出:『[[新潮]]』2007年1月号 |
** 初出:『[[新潮]]』2007年1月号 |
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** マンボ(SWEET BLACK STORY) |
** マンボ(SWEET BLACK STORY) |
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** ピアス(『文學界』2009年1月号) |
** ピアス(『文學界』2009年1月号) |
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** ゼイリ(『[[小説野性時代|野性時代]]』2009年5月号) |
** ゼイリ(『[[小説 野性時代|野性時代]]』2009年5月号) |
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** ジビカ(『文學界』2009年7月号) |
** ジビカ(『文學界』2009年7月号) |
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* 『TRIP TRAP トリップ・トラップ』 |
* 『TRIP TRAP トリップ・トラップ』(2009年 角川書店、ISBN 9784048740128)、のち文庫 |
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* 『マザーズ』 |
* 『マザーズ』(2011年、新潮社、ISBN 9784103045328)、のち文庫 |
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* 『マリアージュ・マリアージュ』(2012年、新潮社、ISBN 9784103045335)、のち文庫 |
* 『マリアージュ・マリアージュ』(2012年、新潮社、ISBN 9784103045335)、のち文庫 |
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* 『持たざる者』(2015年、集英社、ISBN 9784087716061)、のち文庫 |
* 『持たざる者』(2015年、集英社、ISBN 9784087716061)、のち文庫 |
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* 『軽薄』(2016年、新潮社)、のち文庫 |
* 『軽薄』(2016年、新潮社)、のち文庫 |
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* 『クラウドガール』(2017年、朝日新聞出版)、のち文庫 |
* 『クラウドガール』(2017年、[[朝日新聞出版]])、のち文庫 |
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* 『アタラクシア』(2019年5月、集英社) |
* 『アタラクシア』(2019年5月、集英社) |
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*『パリの砂漠、東京の蜃気楼』(2020年4月、ホーム社) |
*『パリの砂漠、東京の蜃気楼』(2020年4月、ホーム社) |
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* 『ミーツ・ザ・ワールド』(2022年1月、集英社) |
* 『ミーツ・ザ・ワールド』(2022年1月、集英社) |
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* 『デクリネゾン』(2022年8月、ホーム社) |
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* 『ナチュラルボーンチキン』(2024年10月、河出書房新社) |
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* [[蛇にピアス#映画|蛇にピアス]] - 監督:[[蜷川幸雄]]、主演:[[吉高由里子]]。2008年9月20日公開。 |
* [[蛇にピアス#映画|蛇にピアス]] - 監督:[[蜷川幸雄]]、主演:[[吉高由里子]]。2008年9月20日公開。 |
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* [https://cir.nii.ac.jp/all?q=%E9%87%91%E5%8E%9F%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%BF CiNii収録論文] [[国立情報学研究所]] |
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** 芥川賞の同時受賞者。同学年だが半年ほど後に生まれている |
** 芥川賞の同時受賞者。同学年だが半年ほど後に生まれている([[1984年]][[2月1日]]生まれ)ため、綿矢が芥川賞受賞者として最年少となる。このため、金原は芥川賞の最年少受賞者になったことはない。 |
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2024年11月12日 (火) 12:31時点における最新版
金原 ひとみ (かねはら ひとみ) | |
---|---|
誕生 |
1983年8月8日(41歳) 東京都 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 文化学院高等課程中退 |
活動期間 | 2003年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 |
『蛇にピアス』(2003年) 『トリップ・トラップ』(2009年) 『アタラクシア』(2019年) |
主な受賞歴 |
すばる文学賞(2003年) 芥川龍之介賞(2004年) 織田作之助賞(2010年) ドゥマゴ文学賞(2012年) 渡辺淳一文学賞(2020年) 谷崎潤一郎賞(2021年) 柴田錬三郎賞 (2022年) |
デビュー作 | 『蛇にピアス』(2003年) |
配偶者 | あり |
子供 | 娘2人 |
親族 | 金原瑞人(父) |
金原 ひとみ(かねはら ひとみ、1983年8月8日 - )は、日本の小説家[1]。
経歴
- 東京都出身。
- 文化学院高等課程中退。小学校4年生のとき不登校になり、中学、高校にはほとんど通っていない。小学6年のとき、父親の留学に伴い、1年間サンフランシスコに暮らす。
- 小説を書き始めたのは12歳の時。15歳のころリストカットを繰り返す[2]。中学3年生の時、父が法政大学で開いていたゼミに、「めいっ子の高校生」として参加。19歳の時、周囲の勧めを受けてすばる文学賞に応募した。
- 2003年、『蛇にピアス』で第27回すばる文学賞を受賞。
- 2004年、同作で第130回芥川賞を綿矢りさと共に受賞。翌年に集英社の担当編集者と結婚。
- 2007年、アニメ映画『カフカ 田舎医者』で映画初出演。第1子(長女)を出産[3][4]。
- 2010年、「夏旅」で川端康成文学賞最終候補。『トリップ・トラップ』で第27回織田作之助賞を受賞[5]。
- 2011年、東日本大震災に伴って発生した原発事故による放射能汚染を心配して、東京から父親の実家がある岡山に移住し次女を出産[6]。その後フランスへ移り住む[7]。
- 2012年4月11日、NHKのトーク番組『スタジオパークからこんにちは』にゲスト出演。生放送への出演は自身初。
- 2012年、『マザーズ』で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞(選考委員:高樹のぶ子)[7]。
- 2018年、帰国。
- 2020年、『アタラクシア』で第5回渡辺淳一文学賞を受賞[8]。
- 2021年、『アンソーシャル ディスタンス』で第57回谷崎潤一郎賞を受賞[9][10]。
人物
- 20代の頃は「無駄な時間を過ごすなんて考えられない!」とギチギチにいろいろな予定を詰め込むタイプだったが、30歳をすぎた頃からゆっくりとした時間を幸せに感じるようになったと話している[11]。
- 影響を受けた作家にジョルジュ・バタイユ、フョードル・ドストエフスキー、オルハン・パムクの名前を挙げている[12]。
- 2008年、映画雑誌による「映画のオールタイムベスト10を答えてもらう」という企画の中で『トゥルー・ロマンス』、『ロスト・ハイウェイ』、『軽蔑』、『焼け石に水』、『ワイルド・アット・ハート』、『アモーレス・ペロス』、『ウィークエンド』、『つめたく冷えた月』、『ルートヴィヒ』、『ディナーラッシュ』の名前を当時のオールタイムベスト映画として挙げている[13][14]。
- 小説、映画に加えてドラマも好き。また、好きな脚本家に坂元裕二の名前を挙げており、NHKで放送された番組による「手紙を書く」という企画の中で坂元へ手紙を送っている[15][16]。
家族・親族
父は児童文学研究家・翻訳家・法政大学社会学部教授の金原瑞人。
母方の祖父母はともに千葉県大多喜町の歌人であり、祖父の短歌は国語教科書に掲載されたことがある[17]。
作品一覧
小説
単行本
- 『蛇にピアス』2004年1月、集英社、のち文庫、ISBN 9784087460483
- 初出:『すばる』2003年11月号。
- 『アッシュベイビー』 2004年4月、集英社、のち文庫、ISBN 9784087461572
- 初出:『すばる』2004年3月号
- 『AMEBIC アミービック』 2005年7月、集英社、のち文庫、ISBN 978-4-08-746252-4
- 初出:『すばる』2005年7月号
- 『オートフィクション』(2006年7月、集英社、のち文庫、ISBN 9784087753646)
- 『ハイドラ』(2007年4月、新潮社、のち文庫、ISBN 9784103045311)
- 初出:『新潮』2007年1月号
- 『星へ落ちる』(2007年12月、集英社、ISBN 9784087748970)、のち文庫
- 星へ落ちる(『すばる』2007年2月号)
- (僕のスープ、サンドストーム、虫)
- 左の夢(『すばる』2007年11月号)
- 『憂鬱たち』(2009年9月、文藝春秋、ISBN 9784163285207)、のち文庫
- 『TRIP TRAP トリップ・トラップ』(2009年 角川書店、ISBN 9784048740128)、のち文庫
- 『マザーズ』(2011年、新潮社、ISBN 9784103045328)、のち文庫
- 『マリアージュ・マリアージュ』(2012年、新潮社、ISBN 9784103045335)、のち文庫
- 『持たざる者』(2015年、集英社、ISBN 9784087716061)、のち文庫
- 『軽薄』(2016年、新潮社)、のち文庫
- 『クラウドガール』(2017年、朝日新聞出版)、のち文庫
- 『アタラクシア』(2019年5月、集英社)
- 『パリの砂漠、東京の蜃気楼』(2020年4月、ホーム社)
- 『fishy』(2020年9月、朝日新聞出版)
- 『アンソーシャル ディスタンス』(2021年5月、新潮社)
- 『ミーツ・ザ・ワールド』(2022年1月、集英社)
- 『デクリネゾン』(2022年8月、ホーム社)
- 『腹を空かせた勇者ども』(2023年6月、河出書房新社)
- 『ハジケテマザレ』(2023年10月、講談社)
- 『ナチュラルボーンチキン』(2024年10月、河出書房新社)
アンソロジー収録
漫画化作品
- 蛇にピアス(2004年12月、集英社、ISBN 9784088652580) - 渡辺ペコによる漫画化
映画化作品
出典
- ^ “金原ひとみ、桜庭一樹 作家が書き留めるコロナ禍”. 日本経済新聞 (2021年5月21日). 2021年5月31日閲覧。
- ^ 金原ひとみの不登校からの立ち上がり 文教大学人間科学部太田ゼミ
- ^ “金原ひとみさん 来豪インタビュー”. 25today (2009年10月9日). 2009年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月2日閲覧。
- ^ 日本経済新聞、2010年11月23日
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