「金原ひとみ」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
21行目: | 21行目: | ||
| movement = |
| movement = |
||
| notable_works = 『[[蛇にピアス]]』(2003年)<br />『トリップ・トラップ』(2009年)<br />『アタラクシア』(2019年) |
| notable_works = 『[[蛇にピアス]]』(2003年)<br />『トリップ・トラップ』(2009年)<br />『アタラクシア』(2019年) |
||
| awards = [[すばる文学賞]](2003年)<br />[[芥川龍之介賞]](2004年)<br />[[織田作之助賞]](2010年)<br />[[ドゥマゴ文学賞]](2012年)<br />[[渡辺淳一文学賞]](2020年)<br />[[谷崎潤一郎賞]](2021年) |
| awards = [[すばる文学賞]](2003年)<br />[[芥川龍之介賞]](2004年)<br />[[織田作之助賞]](2010年)<br />[[ドゥマゴ文学賞]](2012年)<br />[[渡辺淳一文学賞]](2020年)<br />[[谷崎潤一郎賞]](2021年)<br />[[柴田錬三郎賞]] (2022年) |
||
| debut_works = 『[[蛇にピアス]]』(2003年) |
| debut_works = 『[[蛇にピアス]]』(2003年) |
||
| spouse = あり |
| spouse = あり |
2023年9月13日 (水) 13:25時点における版
金原 ひとみ (かねはら ひとみ) | |
---|---|
誕生 |
1983年8月8日(41歳) 東京都 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 文化学院高等課程中退 |
活動期間 | 2003年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 |
『蛇にピアス』(2003年) 『トリップ・トラップ』(2009年) 『アタラクシア』(2019年) |
主な受賞歴 |
すばる文学賞(2003年) 芥川龍之介賞(2004年) 織田作之助賞(2010年) ドゥマゴ文学賞(2012年) 渡辺淳一文学賞(2020年) 谷崎潤一郎賞(2021年) 柴田錬三郎賞 (2022年) |
デビュー作 | 『蛇にピアス』(2003年) |
配偶者 | あり |
子供 | 娘2人 |
親族 | 金原瑞人(父) |
金原ひとみ(かねはら ひとみ、1983年8月8日 - )は、日本の小説家[1]。
経歴
- 東京都出身。
- 文化学院高等課程中退。小学校4年生のとき不登校になり、中学、高校にはほとんど通っていない。小学6年のとき、父親の留学に伴い、1年間サンフランシスコに暮らす。
- 小説を書き始めたのは12歳の時。15歳のころリストカットを繰り返す[2]。中学3年生の時、父が法政大学で開いていたゼミに、「めいっ子の高校生」として参加。20歳の時、周囲の勧めを受けてすばる文学賞に応募した。
- 2003年、『蛇にピアス』で第27回すばる文学賞を受賞。
- 2004年、同作で第130回芥川賞を綿矢りさと共に受賞。翌年に集英社の担当編集者と結婚。
- 2007年、アニメ映画『カフカ 田舎医者』で映画初出演。第1子(長女)を出産[3][4]。
- 2010年、短編「夏旅」で川端康成文学賞最終候補。小説『トリップ・トラップ』で第27回織田作之助賞を受賞[5]。
- 2011年、東日本大震災に伴って発生した原発事故による放射能汚染を心配して東京から父親の実家である岡山に移住して次女を出産した[6]。その後フランスへ移り住む[7]。
- 2012年4月11日、NHKのトーク番組『スタジオパークからこんにちは』にゲスト出演。生放送への出演は自身初。
- 2012年、『マザーズ』で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞(選考委員:高樹のぶ子)[7]。
- 2018年、日本に帰国。
- 2020年、『アタラクシア』で第5回渡辺淳一文学賞を受賞[8]。
- 2021年、『アンソーシャル ディスタンス』で第57回谷崎潤一郎賞を受賞[9][10]。
家族・親族
父は児童文学研究家・翻訳家・法政大学社会学部教授の金原瑞人。
母方の祖父母はともに千葉県大多喜町の歌人であり、祖父の短歌は国語教科書に掲載されたことがある[11]。
作品一覧
小説
単行本
- 『蛇にピアス』 2004年1月、集英社、のち文庫、ISBN 9784087460483
- 初出:『すばる』2003年11月号。
- 『アッシュベイビー』 2004年4月、集英社、のち文庫、ISBN 9784087461572
- 初出:『すばる』2004年3月号
- 『AMEBIC アミービック』 2005年7月、集英社、のち文庫、ISBN 978-4-08-746252-4
- 初出:『すばる』2005年7月号
- 『オートフィクション』(2006年7月、集英社、のち文庫、ISBN 9784087753646)
- 書き下ろし長編
- 『ハイドラ』(2007年4月、新潮社、のち文庫、ISBN 9784103045311)
- 初出:『新潮』2007年1月号
- 『星へ落ちる』(2007年12月、集英社、ISBN 9784087748970)、のち文庫
- 星へ落ちる(『すばる』2007年2月号)
- (僕のスープ、サンドストーム、虫)
- 左の夢(『すばる』2007年11月号)
- 『憂鬱たち』(2009年9月、文藝春秋、ISBN 9784163285207)、のち文庫
- 『TRIP TRAP トリップ・トラップ』 (2009年 角川書店、ISBN 9784048740128)、のち文庫
- 『マザーズ』 (2011年、新潮社、ISBN 9784103045328)、のち文庫
- 『マリアージュ・マリアージュ』(2012年、新潮社、ISBN 9784103045335)、のち文庫
- 『持たざる者』(2015年、集英社、ISBN 9784087716061)、のち文庫
- 『軽薄』(2016年、新潮社)、のち文庫
- 『クラウドガール』(2017年、朝日新聞出版)、のち文庫
- 『アタラクシア』(2019年5月、集英社)
- 『パリの砂漠、東京の蜃気楼』(2020年4月、ホーム社)
- 『fishy』(2020年9月、朝日新聞出版)
- 『アンソーシャル ディスタンス』(2021年5月、新潮社)
- 『ミーツ・ザ・ワールド』(2022年1月、集英社)
- 『デクリネゾン』(2022年8月、ホーム社)
アンソロジー収録
- 「#コロナウ」(2020年9月、小説トリッパー編集部/編『25の短編種小説』朝日文庫)
漫画化作品
- 蛇にピアス(2004年12月、集英社、ISBN 9784088652580) - 渡辺ペコによる漫画化
映画化作品
出典
- ^ “金原ひとみ、桜庭一樹 作家が書き留めるコロナ禍”. 日本経済新聞 (2021年5月21日). 2021年5月31日閲覧。
- ^ 金原ひとみの不登校からの立ち上がり 文教大学人間科学部太田ゼミ
- ^ “金原ひとみさん 来豪インタビュー”. 25today (2009年10月9日). 2009年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月2日閲覧。
- ^ 日本経済新聞、2010年11月23日
- ^ “織田作之助賞に金原ひとみさん”. MSN産経ニュース. (2010年12月13日). オリジナルの2011年2月16日時点におけるアーカイブ。 2020年4月2日閲覧。
- ^ “金原ひとみさん:放射線心配、子どものため東京から岡山へ”. 毎日jp (毎日新聞). (2011年10月16日). オリジナルの2011年10月17日時点におけるアーカイブ。 2020年4月2日閲覧。
- ^ a b “受賞作品”. Bunkamuraドゥマゴ文学賞. Bunkamura. 2020年4月2日閲覧。
- ^ “渡辺淳一文学賞に金原ひとみさん 「アタラクシア」”. 47NEWS. 共同通信 (株式会社全国新聞ネット). (2020年4月2日)
- ^ “金原ひとみ『アンソーシャル ディスタンス』が第57回谷崎潤一郎賞を受賞!”. 時事ドットコム (2021年8月23日). 2021年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月6日閲覧。
- ^ “谷崎潤一郎賞に金原ひとみさん「アンソーシャル ディスタンス」…「コロナ禍に真正面から向き合っている」”. 読売新聞 (2021年8月23日). 2021年8月24日閲覧。
- ^ “大多喜町議会 2020-03-01令和2年第1回議会定例会3月会議”. 2021年4月10日閲覧。