彩みちる
表示
彩 みちる(いろどり みちる、10月19日[1] - )は、宝塚歌劇団月組に所属する娘役。
東京都目黒区[2]、洗足学園高等学校出身[2]。身長163cm[1]。血液型A型[3]。愛称は「みちる」、「みちこ」[1]。
来歴
[編集]2011年、宝塚音楽学校入学。
2013年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に99期生として入団[4][2]。入団時の成績は12番[4]。雪組公演「ベルサイユのばら」で初舞台[4]。
2014年、組まわりを経て雪組に配属[4]。
2015年の「星逢一夜」で新人公演初ヒロイン[5][6]。その後も3度に渡って新人公演ヒロインを務める[7][6]。
2016年の「ドン・ジュアン」(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ公演)で、東上公演初ヒロイン[8][9]。
2017年の「CAPTAIN NEMO」(日本青年館・ドラマシティ公演)で、2度目の東上公演ヒロイン[10][11]。
2022年の「ELPIDIO」(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ公演)で、3度目の東上公演ヒロイン[13][14]。
2023年の「フリューゲル」で、トップ娘役・海乃美月の突然の休演により、急遽代役に抜擢を受け、大劇場公演ヒロインを演じる[15]。
人物
[編集]母がミュージカル、宝塚が好きで、雪組びいきだった[5]。
漠然と宝塚に憧れつつ、ミュージカル科のある高校に進学[5]。進路を決める際になって、母から「将来、後悔しないように」と、音楽学校の受験を勧められる[5]。音大進学のつもりだったが、母の言葉で受験し、一発合格[5]。
性格も母譲りで「思ったことは口にする」タイプ[5]。元々は男役志望だったが、身長が低く声が高かったので娘役となった[5]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 2013年4 - 5月、雪組『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』(宝塚大劇場)
組まわり
[編集]雪組時代
[編集]- 2014年6 - 8月、『一夢庵風流記 前田慶次』 - 新人公演:千代(本役:天舞音さら)『My Dream TAKARAZUKA』
- 2014年10 - 11月、『パルムの僧院-美しき愛の囚人-』(バウホール) - ミネルヴァ
- 2015年1 - 3月、『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』 - ルイ・シャルル、新人公演:セラフィーナ(本役:有沙瞳)『ファンシー・ガイ!』[5]
- 2015年5月、『星影の人』 - 玉菊『ファンシー・ガイ!』(博多座)
- 2015年7 - 10月、『星逢一夜(ほしあいひとよ)』 - 浪、新人公演:泉(本役:咲妃みゆ)『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』 新人公演初ヒロイン[5][6]
- 2015年11月、『銀二貫』(バウホール) - お市/彦坂鶴之輔(幼少)
- 2016年2 - 5月、『るろうに剣心』 - 明神弥彦、新人公演:神谷薫(本役:咲妃みゆ) 新人公演ヒロイン[7][6]
- 2016年6 - 7月、『ドン・ジュアン』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - マリア 東上初ヒロイン[8][9]
- 2016年7月、『Bow Singing Workshop〜雪〜』(バウホール)
- 2016年10 - 12月、『私立探偵ケイレブ・ハント』 - 空港職員、新人公演:レイラ(本役:星南のぞみ)『Greatest HITS!』
- 2017年2月、『New Wave!-雪-』(バウホール)
- 2017年4 - 7月、『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』 - 女郎おつね、新人公演:女郎こはる(本役:星乃あんり)『Dramatic “S”!』
- 2017年8 - 9月、『CAPTAIN NEMO』(日本青年館・ドラマシティ) - レティシア 東上ヒロイン[10][11]
- 2017年11 - 2018年2月、『ひかりふる路(みち)〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 - リュシル・デムーラン、新人公演:ルノー夫人(本役:梨花ますみ)『SUPER VOYAGER!』
- 2018年3 - 4月、『誠の群像』 - お加代『SUPER VOYAGER!』(全国ツアー)
- 2018年6 - 9月、『凱旋門』 - ユリア、新人公演:リュシェンヌ・マルチネ(本役:舞咲りん)『Gato Bonito!!』
- 2018年11 - 2019年2月、『ファントム』 - ソレリ、新人公演:ガブリエル(本役:梨花ますみ)
- 2019年3 - 4月、『PR×PRince』(バウホール) - マリー
- 2019年5 - 9月、『壬生義士伝』 - みつ(少女)、新人公演:しづ/みよ(本役:真彩希帆)『Music Revolution!』 新人公演ヒロイン[6]
- 2019年10 - 11月、『はばたけ黄金の翼よ』 - ビアンカ『Music Revolution!』(全国ツアー)
- 2020年1 - 2月、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』(宝塚大劇場) - エヴァ、新人公演:キャロル(本役:朝美絢)
- 2020年2 - 3月、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』(東京宝塚劇場) - エヴァ
- 2020年8 - 9月、『炎のボレロ』 - モニカ『Music Revolution!-New Spirit-』(梅田芸術劇場)
- 2020年10月、凪七瑠海コンサート『パッション・ダムール-愛の夢-』(バウホール)
- 2021年1 - 4月、『fff-フォルティッシッシモ-』 - モーツァルト『シルクロード〜盗賊と宝石〜』
- 2021年5 - 6月、『ほんものの魔法使』(バウホール・KAAT神奈川芸術劇場) - ワン・メイ
- 2021年8 - 11月、『CITY HUNTER』 - 野上冴子『Fire Fever!』
月組時代
[編集]- 2022年1 - 3月、『今夜、ロマンス劇場で』 - 成瀬塔子『FULL SWING!』[2]
- 2022年5月、『Rain on Neptune』(舞浜アンフィシアター) - クール♥[2]
- 2022年7 - 10月、『グレート・ギャツビー』 - ジョーダン・ベイカー
- 2022年11 - 12月、『ELPIDIO(エルピディイオ)』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - パトリシア 東上ヒロイン[13][14]
- 2023年2 - 4月、『応天の門』 - 白梅『Deep Sea-海神たちのカルナバル-』
- 2023年6月、『DEATH TAKES A HOLIDAY』(東急シアターオーブ) - エヴァンジェリーナ・ディ・サン・ダニエッリ伯爵夫人
- 2023年8 - 11月、『フリューゲル-君がくれた翼-』 - ミク・エンゲルス/代役:ナディア・シュナイダー(本役:海乃美月)『万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)』[注釈 1][15]
- 2024年1月、『G.O.A.T』(梅田芸術劇場)
- 2024年3 - 7月、『Eternal Voice 消え残る想い』 - エゼキエル『Grande TAKARAZUKA 110!』
- 2024年8 - 9月、『BLUFF(ブラフ)』(プレイハウス・バウホール) - アイリーン
- 2024年11 - 2025年3月、『ゴールデン・リバティ』 - パール『PHOENIX RISING(フェニックス・ライジング)』
出演イベント
[編集]- 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
- 2018年5月、『凱旋門』前夜祭
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
TV出演
[編集]- 2019年7月、フジテレビ『2019 FNSうたの夏まつり』
受賞歴
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 海乃美月休演による配役変更で、11/7〜10は代役で出演。ミク・エンゲルス役は菜々野ありが務めた。
出典
[編集]- ^ a b c 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、52頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c d e f <華宝塚>毎公演、違う自分を 月組・彩みちる 東京新聞。
- ^ 『To The Future/宝塚GRAPH 2015年8月号』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、84頁。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 125.
- ^ a b c d e f g h i 新人公演初ヒロイン、多彩な娘役を目指す/彩みちる 日刊スポーツ。
- ^ a b c d e 宝塚雪組・彩海せら 4年目の初センターは「本当に明るくて集中できる場所でした」 スポーツ報知。
- ^ a b 宝塚歌劇団雪組新人公演「るろ剣」上演 デイリースポーツ。
- ^ a b 望海風斗「ドン・ジュアン」大阪初日も快楽むさぼる 日刊スポーツ。
- ^ a b 望海風斗、類稀な歌声とセクシーさ披露 デイリースポーツ。
- ^ a b 理想郷に彩られた彩風咲奈の東京初主演作品、宝塚雪組『CAPTAIN NEMMO…ネモ船長と神秘の島…』上演中! 宝塚ジャーナル。
- ^ a b 彩風咲奈、主演ミュージカル「再出航だ」大阪初日 日刊スポーツ。
- ^ 宝塚歌劇宙組一筋のスター・和希そらが12月10日付で雪組に組み替え スポーツ報知。
- ^ a b 宝塚歌劇月組・鳳月杏、硬軟自在に“二つの顔”「ELPIDIO」大阪公演開幕 スポーツ報知。
- ^ a b 宝塚 月組・鳳月杏主演「ELPIDIO」大阪公演初日 千秋楽まで疾走誓う デイリースポーツ。
- ^ a b 宝塚月組トップ娘役・海乃美月が休演 復帰時期未定、彩みちる・天紫珠李ら代役 「どうかご無事で」の声 スポニチAnnex。
- ^ 『宝塚GRAPH 2024年9月号/宝塚通信』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、94頁。
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。