東経135度線
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東経135度線(とうけい135どせん)は、本初子午線面から東へ135度の角度を成す経線である。北極点から北極海、アジア、太平洋、オーストラレーシア、インド洋、南極海、南極大陸を通過して南極点までを結ぶ。特に日本においては、標準時を算出する際の基準とする子午線にも指定された経緯がある(後述)。
通過する地域一覧
[編集]東経135度線は、北極点から南極点まで南に向かって以下の場所を通っている。
日本標準時との関係
[編集]1886年(明治19年)7月13日に明治政府が発布した勅令第51号「本初子午線経度計算方及標準時ノ件」を以て、東経135度線は日本の標準時を計算によって決定する際の基準となる子午線に指定された[1][2]。これに基づく最初の標準時は1888年(明治21年)1月1日午前0時0分より内務省地理局観象台から電信により各地に通報されて利用された[3][4]。 なお、2014年現在、国立天文台が決定及び現示する中央標準時と情報通信研究機構が標準電波 (JJY) などで通報する標準時は、どちらも協定世界時 (UTC) を東経135度分の時差である9時間進めた時刻である[5][6]。
脚注
[編集]- ^ “天文科学館のあゆみ”. 明石市立天文科学館. 2012年3月30日閲覧。
- ^ 『本初子午線経度計算方及標準時ノ件(明治19年勅令第51号)』1886年7月13日。NDLJP:787968、NDLJP:2944130。 e-Gov法令検索。
- ^ 内閣官報局(編)「標準時ノ施行」『官報』明治第1343号、日本マイクロ写真、東京都、1887年12月19日、197頁、NDLJP:2944577。
- ^ 新美幸男「日本の標準時」(PDF)『天文月報』第90巻第10号、日本天文学会、東京都三鷹市、1997年10月、474頁、ISSN 0374-2466、NAID 10002142171、NCID AN00154555、2013年12月29日閲覧。
- ^ 国立天文台 編『理科年表』(第73冊 平成12年)丸善、東京都、1999年11月30日、暦1(3)頁。ISBN 4-621-04688-8 。
- ^ 情報通信研究機構 (2005年). “研究業務内容・標準時 日本標準時グループの業務紹介” (html). 研究業務内容・標準時. 情報通信研究機構. p. 2. 2013年12月29日閲覧。