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W FACE 〜inside・outside〜

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『W FACE 〜inside〜』
倖田來未スタジオ・アルバム
リリース
録音 2015年 - 2017年
ジャンル 歌謡曲J-POP
時間
レーベル rhythm zone
チャート最高順位

倖田來未 アルバム 年表
WINTER of LOVE
2016年
W FACE 〜inside〜
W FACE 〜outside〜
(2017年)
Koda Kumi Driving Hit's 7
2017年
『W FACE 〜inside〜』収録のシングル
  1. 君想い
    リリース: 2016年4月9日
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『W FACE 〜outside〜』
倖田來未スタジオ・アルバム
リリース
録音 2015年 - 2017年
ジャンル ヒップホップR&Bダンスミュージック
時間
レーベル rhythm zone
チャート最高順位

倖田來未 アルバム 年表
WINTER of LOVE(2016年W FACE 〜inside〜
W FACE 〜outside〜
(2017年)
Koda Kumi Driving Hit's 7
2017年
『W FACE 〜outside〜』収録のシングル
  1. Shhh!
    リリース: 2016年4月9日
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W FACE 〜inside〜』(ダブル・フェイス・インサイド)及び『W FACE 〜outside〜』(ダブル・フェイス・アウトサイド)は、日本歌手倖田來未の13枚目及び、14枚目となるオリジナル・アルバム[1]2017年3月8日rhythm zoneより2枚同時にリリースされた。ここでは、『W FACE 〜inside〜』と『W FACE 〜outside〜』の項目についても参照する。

概要

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オリジナル・アルバムとしては『WALK OF MY LIFE』以来約2年ぶりで、2枚同時アルバムとしてのリリースは2009年に発売された『KODA KUMI DRIVING HIT'S』と『OUT WORKS & COLLABORATION BEST』以来となる。

両アルバム共にCDには各10曲ずつ計20曲が収録され、DVD及びBlu-rayには同内容のミュージック・ビデオが6曲収録されている。なおシングル曲は一切含まれておらず[注 1]、デビュー17年目にして初となる全曲未発表の新曲で構成されたアルバム[注 2]

コンセプト

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2つの作品のコンセプトは「二面性[1]。2枚をまったく異なるテイストの楽曲たちで構成し、倖田來未の持つアグレッシブな側面とエモーショナルでポップな側面、リアリティのある等身大の倖田來未の世界とエンターテインメントにおける倖田來未の世界、歌謡曲/J-POP洋楽/ブラックミュージックの2つの音楽的ルーツといった二面性を表現している[2][3][4][5]

制作背景

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初めは2枚の対称性までも考えて楽曲を作ろうとしていたため、『〜inside〜』と『〜outside〜』にそれぞれ、アルバムの顔となる曲(「BRIDGET SONG」と「W FACE」)、アップソング(「Bring it on」と「Ultraviolet」)、ミッドバラード(「喜びのかけら」と「Damn real」)、同じピアノ始まる曲(「Stand by you」と「Heatless」)というように対になる楽曲が存在する[2]

W FACE 〜inside〜
13枚目のオリジナルアルバム。デビューするまでの17年間歌謡曲で育ち、歌謡曲を自分のルーツだと言う倖田來未の歌謡曲/J-POPの邦楽的側面を表現したアルバム[3][5]。エモーショナルなバラードから軽快なポップソングまで、歌謡ポップサウンドを踏襲したものとなっている。歌詞を大事にした日本人作家による生演奏と打ち込みを併用した楽曲で構成されている[2]
収録曲「My fun」はCharaがサウンドプロデュースを手がけている[6]
W FACE 〜outside〜
14枚目のオリジナルアルバム。16歳の夏にオーディションに受かってデビューが決まってから勉強も含めて聴き出してちょうど17年が経ち、倖田來未にとって新たな音楽的ルーツとなったR&B/Hip Hopという洋楽をベースにした楽曲を収録[2]。海外作家による音数を大幅に減らすことを念頭に置いた音作りで、トラック数が極端に少なく、歌詞で聴くというタイプではない楽曲で構成されている[2]。ダンストラックから、HIP HOP、R&B、 ピアノ1本でシンプルに歌い上げるバラードまで、多種多様なサウンドバリエーションが表現された作品となっている。
収録曲「Cupcake」にはAKLOがゲストボーカルで参加している[6]

チャート成績

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『W FACE 〜outside〜』と『W FACE 〜inside〜』がそれぞれ初週2万246枚、2万157枚を売り上げ、3月20日付でオリコン週間アルバムランキング1位と2位にランクインした[7]。女性ソロアーティストがオリジナルアルバムで1・2位を独占したのは、藤圭子が『新宿の女/“演歌の星”藤圭子のすべて』と『女のブルース』(1970年7/27付)で記録して以来、46年8ヶ月ぶり2人目の快挙[7]。ベスト盤を含めると、浜崎あゆみ[注 3]JUJU[注 4]西野カナ[注 5]が達成している。個人としてはアルバム首位獲得は通算11作目で、オリジナル盤では9作連続となる。

収録曲

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W FACE 〜inside〜

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  1. BRIDGET SONG [3:59]
    作詞作曲Hi-yunk
    編曲:UTA, Hi-yunk
  2. Bring It On [3:08]
    作詞:Kumi Koda、BACK-ON
    作曲・編曲:BACK-ON
  3. 喜びのかけら [4:25]
    作詞:Kumi Koda、Kousuke Morimoto
    作曲:Kousuke Morimoto
    編曲:Masanori Shimada
  4. Stand by you [5:49]
    作詞:Kumi Koda
    作曲・編曲:Hi-yunk, UTA
  5. 好きでして [3:54]
    作詞:Kumi Koda、Shinjiro Inoue
    作曲:Shinjiro Inoue
    編曲:Atsushi Yuasa
  6. 君想い [5:16]
    作詞:Kumi Koda、Yoko Kuzuya
    作曲:Yoko Kuzuya、Mitsuki Shiokawa、SAYALA
    編曲:Mitsuki Shiokawa
    (strings:Shika Udai)
    59thシングルのカップリング曲。
  7. On my way [4:41]
    作詞:Kumi Koda
    作曲:Ryuji Yamamoto
    編曲:Shinjiro Inoue
  8. What's Up [3:21]
    作詞:Kumi Koda
    作曲:Katsuhiko Yamamoto
    編曲:Kenichi Asami、Hi-yunk
  9. Promise you [4:39]
    作詞:Kumi Koda、Hi-yunk
    作曲:Hi-yunk
    編曲:UTA、Hi-yunk
  10. My fun [4:02]
    作詞:Kumi Koda、Chara
    作曲・編曲:Chara

W FACE 〜outside〜

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  1. W FACE [3:17]
    作詞:Kumi Koda
    作曲編曲:Andrew Goldstein, Jesse St.John, Lola Blanc
  2. Ultraviolet [3:43]
    作詞:Kumi Koda, Valeria Del Prete, Sean Alexander
    作曲・編曲:Valeria Del Prete, Sean Alexander
  3. Insane [3:10]
    作詞:Kumi Koda, Che Pop, Ronny Svendsen, Anne Judith Wik, Rewan Riko, Claus Holm
    作曲・編曲:Che Pope, Ronny Svendsen, Anne Judith Wik, Rewan Riko, Claus Holm
  4. Damn real [4:16]
    作詞:Kumi Koda
    作曲・編曲:Ava1anche, Ryohei Yamamoto
  5. Heartless [3:35]
    作詞:Kumi Koda, Lindy Robbins, Emanuel Kiriakou, Shanna Crooks
    作曲・編曲:Lindy Robbins, Emanuel Kiriakou, Shanna Crooks
  6. Bassline [3:17]
    作詞:Kumi Koda, Che Pope, Nermin Harambasic, Ronny Svendsen, Anne Judith Wik, Claus Holm
    作曲・編曲:Che Pope, Nermin Harambasic, Ronny Svendsen, Anne Judith Wik, Claus Holm
  7. Shhh! [3:17]
    作詞:Kumi Koda, Jamie Sellers, Nicole Simpson
    作曲・編曲:Jamie Sellers, Nicole Simpson
    59thシングル。
  8. Bangerang [3:23]
    作詞:Kumi Koda, Viktoria Hansen, Levi Lennox
    作曲・編曲:Viktoria Hansen, Levi Lennox
  9. Wicked Girls [2:41]
    作詞:Yuka Otsuki, Kumi Koda
    作曲・編曲:Yuka Otsuki
  10. Cupcake feat.AKLO [2:13]
    作詞:Kumi Koda, Dylan Kelly
    (rap詞:AKLO)
    作曲・編曲:Dylan Kelly

DVD・Blu-ray【inside・outside共通】

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  1. Play Ultraviolet / MUSIC VIDEO [3:41]
  2. Play Insane / MUSIC VIDEO [3:08]
  3. Play Bassline / MUSIC VIDEO [3:15]
  4. Play Wicked Girls / MUSIC VIDEO [2:41]
  5. Play BRIDGET SONG / MUSIC VIDEO [3:55]
  6. Play Promise you / MUSIC VIDEO [4:32]

タイアップ (「W FACE 〜inside〜」のみ)

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その他の収録アルバム (シングル曲除く)

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W FACE 〜outside〜

収録ライブ映像 (シングル曲除く)

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W FACE 〜inside〜
W FACE 〜outside〜

脚注

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注釈

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  1. ^ 59thシングル「Shhh!」はファンクラブ・会場限定で販売されたためカウントされない。
  2. ^ 未発表曲のうち、既にTVCMやライブにて先駆けて披露されている楽曲も存在し、『W FACE 〜inside〜』に収録されている「Bring It On」は2013年頃より温められていた楽曲でファンクラブ限定ライブより、『W FACE 〜outside〜』収録の「Cup cake」は2015年に開催された15周年記念ライブ『KODA KUMI 15th Anniversary LIVE The Artist』にてそれぞれ披露。
    また『W FACE 〜inside〜』収録の「Promise you」は2016年2月頃よりアイフルホームのCMソングとして頻繁にO.Aされていた。
  3. ^ 2007年3/12付『A BEST 2 -WHITE-』と『A BEST 2 -BLACK-』。
  4. ^ 12年11/19付『BEST STORY 〜Life stories〜』と『BEST STORY 〜Love stories〜』。
  5. ^ 13年9/16付『Love Collection 〜mint〜』と『Love Collection 〜pink〜』。

出典

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  1. ^ a b “テーマは“二面性”倖田來未がアルバム2枚同時リリース”. ナタリー. (2017年1月27日). https://natalie.mu/music/news/218487 2017年1月27日閲覧。 
  2. ^ a b c d e 音楽(インタビュアー:猪又孝)「セールスチャート1・2位を独占した最新アルバムで、倖田來未は何を考え、望んだのか?」『SPICE』、イープラス、2017年3月21日https://spice.eplus.jp/articles/1103512018年3月31日閲覧 
  3. ^ a b 倖田來未、ニューアルバム2枚同時リリース。自身のルーツを“二面性”で表現”. BARKS (2017年1月27日). 2018年3月30日閲覧。
  4. ^ Special『倖田來未『W FACE〜inside〜』『W FACE〜outside〜』インタビュー』(インタビュアー:平賀哲雄)、Billboard JAPAN、2003年2月20日https://www.billboard-japan.com/special/detail/18762018年3月30日閲覧 
  5. ^ a b 倖田來未 3/8に「W FACE〜inside〜」と「W FACE〜outside〜」アルバムを2枚同時リリース!”. UtaTen. IBGメディア株式会社 (2017年1月27日). 2018年3月31日閲覧。
  6. ^ a b 倖田來未“二面性”テーマのアルバムにCharaとAKLO参加”. ナタリー (2017年2月16日). 2017年2月16日閲覧。
  7. ^ a b 倖田來未、オリジナルアルバム1・2位独占 女性ソロ2人目の快挙”. ORICON NEWS. オリコン (2017年3月14日). 2018年3月30日閲覧。

外部リンク

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