先週開催された2025シーズンのAFT開幕ダブルヘッダー・デイトナショートトラック1&2、リザルトは皆さんチェック済みでしょうか?前回コラムの筆者の読み通り (?) 、スーパーツインズはエステンソンヤマハのMT-07DTを駆るダラス・ダニエルズが、そして450シングルスは出ない出ない詐欺?のコーディ・コップがそれぞれ2夜連続で勝利しましたよ。ところでツインズの2気筒マシンって、恐ろしいほど大柄でパワフルなモンスターを想像してる方、案外いらっしゃるんじゃないでしょうか?

並べて見たらあらビックリ驚いた!?

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。まずはこちら。エステンソンヤマハチームの宣材写真をご覧ください。

画像1: 並べて見たらあらビックリ驚いた!?

ど真ん中に立つチームオーナー氏、と今期は2クラスに1名ずつのオーダーなんですが、誰がどう見たって測るまでもなく、左手32号車・スーパーツインズのMT-07DTの方が、右手59号車・シングルスのYZ450Fよりコンパクトに作られていることがわかります。ホイールベースみじかっ。

画像2: 並べて見たらあらビックリ驚いた!?

名機ハーレーダビッドソンXR750やXG750R、インディアンFTR750などのV型2気筒勢は、エンジンの前後長が長くどうしても車体長めになる傾向ですが、現在主流の各社パラレルツインエンジンは、言ってみれば450cc単気筒が左右に並列配置されているような構成です。

10年少々前にこのようなパラレルツインエンジン車がパラパラと登場してきた黎明期には、各地の名工によって作られた、450ccMXエンジンや空冷ROTAXエンジン用の単気筒フレーマー用シャシー・・・クロモリ鋼のパイプフレームに、例えばカワサキの2気筒エンジンを搭載して参戦する、"あまりお金をかけないスペシャル" 、のような取り組みがそこここで見られたものです。

今や常勝マシンとなったエステンソンレーシングのMT-07DTは、メイカーなどをも巻き込んで恐ろしく進化したスペシャル中のスペシャルな1台なので・・・スペックその他さらに興味のある方は、全編英語ですがこちらをご参照いただくと、価値ある情報を得られるはずです。

250cc級公道用単気筒市販車くらいのボリュームで100馬力の乗り物・・・

今期AFTスーパーツインズのレギュレーションでは、マシンの最低重量は320パウンド = 145.15kgと定められています。車体をわざわざ重く作るなんてことはそうそうないはずなので・・・あ、例外的にリアホイールはトラクションを増すための重量化が流行ってますね。こちらはホイール単体43パウンド = 19.5kgが上限です・・・エンジンの中身なんかメイカーの開発者が泡吹くくらい、ほぼほぼ作り変えて100馬力近く絞り出し、まぁまぁ車重150kg、街乗り250ccバイクくらいの大きさ重さの乗り物をグルグル場でぶっ放す、というなんかもうちょっと意味わかんない世界?、なのです。

ぜひ乗ってみたいけどこればっかりは・・・、本場で走らせる以外にすべはないでしょうね。

画像: - YouTube youtu.be

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開幕戦スーパーツインズクラスはこんな雰囲気でした。ツルッツルでボッコボコだけどそれもレース、なんだなぁ。運営とか路面には批判的なヤジも結構あったみたいですがその話はまた今度。

ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!

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