表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界でも注目されている元プロゲーマーは、隣の幼馴染のせいでVTuberになる  作者: 白崎奏
2章 開幕!HESKAL杯

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/139

第35話 HESKAL杯の練習

《HESKAL杯ってなんですか》


「こんしろ~!HESKAL所属4.5期生の白海 ネスイです!」


ー来た!

ー配信頻度多いな

ーこんしろ~

ーHESKAL杯か

ー楽しみ


今日はvでの配信だ。

別に日時が決まってたわけではないが、HESKAL杯の練習も兼ねてだ。


【end world】をやるというのはおそらく視聴者も承知なので、

配信スタートしているときからすでに画面を付けている。


「さて、やりますか…」


とりあえずソロでやる。

後から誰か呼ぶかもしれないが、今はその予定はない。

もしできたとしても足を引っ張るだけだろう。


一応昨日夜音とやり込んだので

ランクマッチとは言われる、いわば世界的な順位が出るものを解放した。

とりあえず最高ランクに行こうかと思う…


【end world】のマップは固定であるようだった。

なのでおそらく皆固定降りするところを決めている。

そして初動で落ちるのは避けたいので、

俺は皆が降りないところに降りるべきだった。


「固定降りはたぶんここかな」


そういってマップの降りる所にピンを刺した。


ーえ?

ーん?

ーそこw?

ーがちで言ってる?

ーまじか…



ーそこ過疎地やん




俺がピンを刺したところはだれも降りない、かつ安置移動のしやすい

そして最低限の物資は取れるであろうところだった。


だが過疎地すぎて誰もマーキングしていなかった。

完全にラッキーだろう。


「ここ強いと思うんだよなあ」


強いというのは確信してる。

以前VRプロゲーマーとして無双していたので分かる。


過疎地とはいえ少ししたら敵が来るのだ。

理由は一つだ。


(やっぱりゴースティングか)


配信者の配信を見ながら同じマッチに入り、戦いに来る人たちだ。

ランクマッチとはいえ一番下のところなので同じマッチに入りやすいのだろう。


ー民度が

ーうわ

ーこれ怪しい


こんなに早く来るということは野良とかではなく、視聴者だろう。

勘で分かるのだ。


「来たか」


正直覚悟はしていたし、やるつもりだ。

しかも銃声でさらに人が来るのでさっと片づけたい。

ついでに一つ試したいこともあったのでちょうどいい。


おそらく相手はほぼ漁らずに来たのだろう。

物資もあまり強くないとみてよさそうだ。


「あそこか」


相手は石の裏に隠れているようだ。

グレネードを持っていてれば終わらせたのにと思いつつ、

相手が動くのを待つ。

だが一向に動かない。


「こいつ配信見てるな…」


俺が家の裏にずっといることを知り、動かないつもりだろう。

だが配信にも遅延はある。

だからその遅延を生かすしかない。


「行くか…」


そういうと俺は真っ先に正面突破を図る。

確かに相手は撃ってくる。

だがそれに対して対策済みだ。


このゲームが有名になった一つとして操作の遅延が少ないことにある。

つまり限りなく同じ時間に思っている動作が出来るのだ。


【world war】の時に頑張ってきた弾避けのスキルがここで活かされるのだ。


相手は俺が動いたのを見て、アサルトライフルで対抗している。

だが、アサルトライフルの弾速度はそこまで早くないので遠くからは対処可能だ。


俺はひたすらに近づく。

そして相手がリロードし始めた時俺は一気に間合いを詰めてショットガンで倒した。


「おっけ~」


ー???

ーは?

ー理解できん

ーどゆこと

ー化け物すぎる


もう一つの試したいこと

それは弾避けだった。

昨日夜音とやっているときに、動きが滑らかだなと思ったのだ。



「滑らかなのいいね」


ジャンプとか試しつつそう言った。

どんなゲームでもコマンドなどの関係上遅くなるのだ。

だからこのゲームの内部仕様にはどうしても関心を持ってしまった。


ーそれ

ー滑らかなのいいよね

ーほんとに

ーサクサク動く

ーバグがないのも利点


ようするに運営が神なんだろう。

【world war】の運営もバグはないし、

バグとかゲームに出てこないのが面白さの一つなのだろうか。

そう思いながら移動する。


特に他の敵と出会わないまま終盤。

残り人数8人となっていた。

俺のところが安全地帯に入っていたことで、

あまり移動しなかったのが功を奏したのだろうか。


銃声も聞こえないままのんびりと雑談をする。


「fpsはねやっぱりどんどん倒すのが楽しいな」


ーわかる

ーまじそれ

ー気持ちいい


話題はいつの間にか最近のFPSが楽しいという話題に変わっていた。

そんな中のんびりとしていると、

足音が聞こえてきた。


「あ、来た」


ようやく終盤戦に持ち込めるようだ…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ