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世界でも注目されている元プロゲーマーは、隣の幼馴染のせいでVTuberになる  作者: 白崎奏
3章 VTuberの開花

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第95話 人数不利

「というわけで、やりますか」


ー別視点配信まさかのネスイ

ー新規抜擢されんのえぐい

ーやっぱ今の時代を風靡してるよね

ー人気すぎた

ーチームはベルともえか

ーもえはネスイ居ないと絡めないからな()


「やりましょ~。あ、私はこのゲームやったことないよ」


「俺も無いわ。聞いたこともないかも」


「私はちょっとだけ……………」


今回やるゲームは[ancient craris]というゲームだった。

先ほど、マナから皆にゲーム資料が配られた。


たくさんのキャラから一人を選び、陣地を取り合うFPSらしい。

キャラにも色んな役割があり、タンク、ヒーラー、アタッカーなどなど


ただ、これを初見の人2人居る中3vs4でやるのはなかなかに鬼畜じゃないか?



「とりあえず練習時間が30分あるし色んなキャラ見に行くか」


ーこのゲーム神ゲー

ーキャラ多すぎて飽きない

ー対策もむずすぎてやりがいある

ープロでも全員は使えない



「えっと、このキャラが使いやすいアタッカーです……」


経験済みのもえが端的ではあるが説明してくれた。

あんまりにも無知なので無駄にテクニックが要らないシンプルなキャラでも使おうかな。


「私はこれにしよっかな!」


そう言ってベルが選んだのはサポーターだった。

主に範囲内の味方の攻撃力を上げるというシンプルで強いキャラであった。


そしてもえもいつの間にか一人選んでいた。


「もえのキャラはどんなやつなんだ?」


「ヒーラー。味方の回復と速度アップ」


ー3人なのに結構バランス良いの何w

ータンク入れれないのきついな

ー3はきついってw

ーマナが選んだんだよね?どういう采配なんだろう

ー謎過ぎるけど不思議と負ける気がしてこない

ーもえのキャラ結構上位向けっていう


「良いな。これで行くか。」


とりあえず、これでエイムとか練習をするか。




【Bチーム視点】

風山 氷

光マナ

アクリス

黒山 葵




「さてさてどうする~?」


「やはり、ネスイが強敵だ。対ネスイのやり方にすべきだ」


「そうですが、人数有利という利点を生かした戦略にすべきかと思います」


「ん~、葵はどうする~」


マナに声をかけられた葵は静かに声を出した。


「勝算はある。」


そして彼女の口から戦術が伝わっていった。


「ほうほう。いいね!葵天才!」


「確かに、これならネスイを封じて安定して勝てる」


「流石です。これで行きましょう」




Bチーム側も戦略が決まったようで、エイム練習などに励んだ。


----------------------------------------------------------------------------------

「よし、やるか」


ネスイ含め3人はそれぞれの特徴を生かして、戦地に着いた。


「なるほどな、がんばるか」


このゲームはラウンド制だ。

3ラウンド制なので、1ラウンド失うのも少し痛い気はする。

だが、その1つ目を捨ててでもマップの把握はすべきかもしれない。


「ネスイ、このステージなら正面突破か?」


「まあありかもな。でも相手は絶対人数有利を生かしてくる。」



「行ける」


小さな声で、でも聞き取りやすい声でもえがそう言った。


「もえを信じるか」


「そうだな」


ー謎の安心感

ー頑張れ!

ー結構行けそう

ーベルとネスイが噛み合えば行ける

ーそれ






1ラウンド目が始まった。

人数不利だからこそ早めに陣地を取りたい。

一度取られてしまっては取り返すのが難しい。

ただ、1ラウンド目は正直捨ててもいい。

だからこそ心の余裕がある。


俺が真っ先に先方を進み、後ろからサポートのベルが付いてくる。

もえは結構範囲ギリギリから回復させるらしい。


そして、すぐに敵が見えてきたのだが。


「え?アタッカー3人!?」


流石に想定外だ。


ーえ?

ー人数有利とは

ータンク詰まないんだ

ー流石に想定外


「なるほど……………ネスイをすぐに倒す作戦か」


ベルはすぐに策略に気が付いた。


「そうか。とりあえず少し下がって。俺が頑張って倒すよ」


今このパーティで大きくダメージを与えれるのは俺だけだ。


「分かった!全力でサポートするよ」


もえは俺が敵地に直行することに気が付いたのか、少し距離を縮めた。


「私も任せて」




「さて行くか。」


まずは一人。俺に詰める敵を狙う。


相手の使っているキャラはダメージ量が重いキャラだ。

だが弾数が少なく、少し弾速が遅いからこそ致命的にはならず倒せた。

流石に避けれるほどの操作性があるゲームではないらしい。



そして奥で2人が固まっていた。

どちらも弾数が多くて弾速が早いキャラだ。


流石に弾は避けれず、人数不利。


「いや勝てるわけねえ」


俺が負けて、その勢いで陣地も制圧された。




1ラウンド目はそのまま押し切られてしまった。






一度死んだら次ラウンドまで復活は出来ないモードです。

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