徒花

by 葬火

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Ratator
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Ratator One of my best surprise! I came across this gem by chance (thank you algorithm) and won't stop listening to it since then. The compositions are originals, I love all styles of vocals, it can be brutal and then a bit crazy. A fresh air in my playlist. Looking forward to hearing more from them. Favorite track: 生命の螺旋.
JDMP
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JDMP music for people that like music and aren’t afraid to be a little weird
broken_lidl
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broken_lidl This could be the Soundtrack to a weird and disturbing nightmare. you wandering through golden fields, when suddenly your grandmother appears, smiling. As you come closer, blood spurts from her eyes, her Skin is melting. The floor becomes Lava, Demons flying in the sky, screaming. You try to run, but you can’t. Your Zombie grandmother eats you alive. Inside her stomache you feel warm and cozy. Someone is whispering in japanese….
Holy Shit. How did i get here?
Favorite track: 少年.
Christoph Wagner
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Christoph Wagner This is great. Vocals switching between depression and circus and anger. Black Metal meeting rock, meeting who knows what else. Love it.
Luke
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Luke This Japanese blackmetalcore project caught my ear when the demo came out in 2023, and this debut full length really drives home everything I thought was exciting. The whole thing is just... a bit weird. And that's what I want! It's diverse. It makes odd choices. It's just a fun thing to be around. If you enjoy some of black metal's oddballs (notably Sigh), then you should check this out. Favorite track: 生命の螺旋.
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1.
徒と咲く 01:05
2.
04:58
傷だらけの細い手を伸ばし 我を操る糸を手繰る 辿った先でこの眼が映す 己が口から溢れた言葉 言葉が、我が認識に輪郭を与え 言葉が、我が感情に血肉を与う 思考そのものが 自傷に漸近する 狂気の一歩は 言葉の一つを端緒とする 欲のままに肥え、殖えることだけを望めば 苦悩は遥かに軽くなろう しかし、生の意味を問い糺した者に それは永劫叶わない 望まず生まれた心が それを蝕む言葉が 己の存在を この身体に刻み込む 認識と感情の 血反吐塗れの交合が この生命を 苦痛に紅く染め上げていく 言葉を殺せば救いとなろうか 喉を裂き、血を吐き、声を殺せど 語りは頭蓋に響き続け 耳を削ぎ、音なき世界に潜れど 語りは頭蓋に鳴り止まぬ 意識と表裏の言葉は生き延び 我を 苛む語りは続く 自我の齎すこの苦しみに 神も論理も役には立たぬ たとえ言葉を逃れたとしても 嗚呼、脈が続く 意志を離れ 生命を紡ごうとする 滅びゆくこの肉体 私を閉ざすこの檻の痛みが私を喰らう 傷だらけの細い手が痛み 我が身を通じて心を削る 言葉を失くした先に残るは 認識を介さず痛む身体 身体が、我が感情に痛みを与え 身体が、我が存在に亀裂を与う 老いに呑まれ、病に侵され 肉の檻は腐り落ちる 心は擦り切れ己も忘れ 孤独の底に独りで沈む 生命という名の呪いが嗤う かくも無様な存在全てを 望まず生まれた身体が それを蝕む病が 己の存在を この心に刻み込む 精神と肉体の 血反吐塗れの交合が この生命を 苦痛に紅く染め上げていく さらば死だけが救いとなろうか 生命は生命を潰して生きる 首を括ってこの世を去ろうと 我の潰した生命は還らず 一度生まれた苦痛そのものを 掻き消そうにも叶いはしない 嗚呼、この世は始まるべきではなかった
3.
孤独に溺れていく 嗚呼、肉を貪り 愛を騙る 浮薄な言葉 孤独に狂って 救いを探して 傷を舐め合う 真赤な身体 己が絶望に眼を塞ぎ 新たな生命に願いを託す 生きろ、生きろと心を潰し 残されたのは痛みだけ 願いは呪いに成り代わり 流した血涙、烙印と化し この手に残った孤独と傷で 一体誰を恨めばいい? 愛を求め、人間は叫び 愛を求め、人間は嘆く 虚な人生に耐えかねて 己の存在に耐えかねて 人間は独りでは生きられず 人間は他人を愛せず 傷だらけの手で己を抱き 自己愛ばかりが腫れ上がる 嗚呼、血の海に堕ちていく生命 「愛」に眼を潰して生きていく 傷を並べて 孤独を並べて 絶望を並べて 愛と飾って 両眼を抉って 夢を描いて 微笑み浮かべて さあ踊りましょう 深く根差した生の虚しさに 喚き続けた日々を忘れ 分かり合えない孤独を結び 互いの心を貪り尽くす 生命を呪ったその唇で 赤子の額に口付けをする 繰り返されゆく虚しき生命が 幸福の名で額装される 嗚呼、夢から醒めなければ どんなに良いのでしょう 後に残るは 愛に爛れた 息をするにも痛む身体 嗚呼、爛れた身体は腐り落ち 嗚呼、潰れた心は孤独を叫ぶ 嗚呼、血の海に堕ちていく生命 「愛」に眼を潰して生きていく 嗚呼、血の海に沈んでいく生命 「愛」に裏切られて消えていく
4.
眼から世界が流れ込んで来る この身体の中に 腐肉を喰らう 蛆虫のように 白昼の太陽が 人間の地上を照らす 光は、この世の無意味さと醜悪さを 鮮烈に描き出す 人々の語る幸福 その裏にある生命の悲惨に 微笑みの欺瞞と、虚妄が見える 眼窩の中を世界が蠢く苦痛 この身体は指の先まで 生に呻く 憂鬱の影と踊り 生を踏み外す 明日無き夜に抱かれ 眠り堕ちる 地に臥し、朽ちて行く 光の届かぬ底へ 憂鬱の影と踊り 生を踏み外す 明日無き夜に抱かれ 眠り堕ちる 地に臥し、朽ちて行く 光の届かぬ底へ
5.
少年 02:18
少年の日に捧げる 死の方法を探しながら 欺瞞に満ちた日々を過ごす 偽善と打算に繕われた 腐臭を放つ人の営み 蠢く自己愛の騒めき 笑みを浮かべる貴方達は 何故、平然と生きられる 幼き時に刻まれた痛み 純粋さは血に穢れる 嘲笑に膿みゆく心 この傷はいつ癒えるのだろう 流れる血は 止まることを知らずに 孤独の淵に 狂気と沈み込んで行く 救いを求めば弱さと嗤われ 死に手を伸ばせば痛みに終わる 気高く生きよと己に鞭打ち 崩れた心が悲鳴を上げる 少年の日に刻まれた痛み その心は血に捻れる 軽蔑に踏み躙られた この傷はいつ癒えるのだろう 血の涙は 止まることを知らずに 孤独に喉を絞められ 息も出来はしない 痛みに呻けば弱さと嗤い 夢を描けば無益と誹る これが愛か、これが生命か この絶望は誰にも届かない
6.
響く過去 05:43
響く過去に囚われた獣は 傷を抱え、夜を歩む 反芻された悪夢ばかりが その心の輪郭を描く 苦痛、孤独、憎悪に焼かれ 来ない救いを求めて止まぬ 虚ろな己に眼を塞ぐ為 過去の傷をその手に掲げる 自傷に似た自己憐憫に 溺れていく昏い愉悦 孤独を嫌って獣は群れ成し 傷を抱えぬ者らを嗤う 呪ったはずの過去を誇示し 矜持とせざるを得ない歪 我を愛せ 我を憐れめ 浮腫んだ自己愛を振り翳し 同じ痛みを持つ者さえも 独り善がりの悲劇に誘う 嗚呼、腐り果てた花束を胸に 呪いを吐いて 傷を重ねて 流した血の温もりに沈む 生き方一つ分からぬままに 死に方一つ選べぬままに 誰の思想も 誰の神も この心を救うものとはならない 望まずに生まれた全ての生命 望まずに生きる全ての瞬間 在りもしない幸福の幻想を 誰もが掴もうと足掻きながら 心を欺き、互いを欺き 擦り切れていく 愛を騙った身勝手な情欲 愛玩としての虚しき生命 生きる意味も 価値もないと 首を括った嘗ての赤子に 生きろ、生きろと苦痛が囁き 生きろ、生きろと鼓動が続く 生きろ、生きろ、生きろ、生きろ 生命に呪われ、我らは狂う 撞着の末に千切れた感情は その骸で主の墓標を建てる 嗚呼、泥に汚れた無垢を掬い 歪んだ矜持を 痛む過去を 振り払おうとし虚空に祈る 安寧一つ知らないままに 憎悪に心を潰したままに 祈り叶わず 傷に溺れ 乾いた血の冷たさに沈んでいく 造られた優しさ 造られた愛情 獣はそれと知りながら 孤独に耐えかね、身を寄せ合う 繰り返された痛み 繰り返された憎悪 この世の全てが無意味と知りながら 生命の呪いが我らを生かす 嗚呼、感情の骸が 黒く叫ぶ この夜は明けることがないと 生も、死も、憎しみも、悲しみも 生まれ落ちた事実そのものを 掻き消すことは出来はしないと 泣きながら堕とされた 取り返しのつかぬ生命が 赤く叫ぶ 生まれてくるべきでなかったと 幸福の幻想をたとえこの手に掴んだとしても 生まれ落ちた事実そのものを 掻き消すことは出来はしないと
7.
微睡 04:16
8.
忘却 06:33
時の音が聞こえる 静かな轟音 悲しみを押し流す 澄み切った黒い濁流 その行き着く先に広がる 忘却の海 世界に向けた憎悪の残り火 その小さな炎で この身を塵と成そう 自我の重荷も 肉体の重荷も 引き摺ることなく 憎悪と表裏の希望も消して 夜の淵に私を葬ろう 時の手が 頬を撫ぜては 存在が 剥がれ落ちて 失われる言葉と 朽ちていく肉体 望まずに生きた 望まずに生まれた 全てに別れを 影もなく落ちていく 透明な眩い闇の底へ 踏み荒らされない 久遠と広がる忘却の底へ 永遠の轟く闇に誘われ 昏い歓喜を胸に抱いて 解けていく我が存在に 最初で最後の微笑み手向け 嗚呼、落ちていく 透明な眩い闇の底へ 踏み荒らされない 久遠と広がる忘却の底へ 時の両腕に抱かれ 嗚呼… 瞳を閉じていく もう二度と目醒めぬように

about

-生命に呪われ、我らは狂う-

徒花(adabana) is the 1st Album of 葬火(okuribi)



【告知】
12/12(金)
Tokyo Jupiter Recordsからボーナストラックを含む『徒花』CD版をリリース
詳細:
jstore.tokyojupiterrecords.com/items/126039181

【Announcement】
On Friday, December 12, I will be releasing the physical copy of “徒花”, including a bonus track, through Tokyo Jupiter Records.
Details to follow:
tokyojupiter.storenvy.com/products/36987520-okuribi-cd

credits

released May 18, 2025

written, recorded, mixed, mastered, cover art by 裂

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葬火 Japan

言葉の檻の中では、世界を呪うことさえ満足に出来ない。

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