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2020年5月24日日曜日

見し夢の 思ひ出でらるる





程もなく 誰も遅れぬ 世なれども とまるは行くを 悲しとぞ見る

    伊勢 (872 - 938)        後撰和歌集


万世の はじめと今日を 祈りおきて いさ行末は 神ぞ知るらん

    中納言 朝忠 (910 - 967)    拾遺和歌集



2020年4月29日水曜日

空 海 花 - 青の三重奏


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青空の下、大阪湾の海沿いにネモフィラの青い海が広がっています。
2018年までは百合苑でした。
その年の秋の台風で百合も全滅し、2019年からネモフィラに変わりました。
今年のネモフィラ祭りは開催中止です。

2018年4月18日水曜日

紅の 色にはいでじ 隠れ沼の




春風の 花を散らすと見る夢は 覚めても胸の さわぐなりけり
      
 西行  (1118 - 1190)



かながわの花の名所100選



 

2018年4月1日日曜日

散りぬる風の なごりには







此処は太田道灌の胴塚、洞昌院です。




かかる時 さこそ命の 惜しからめ かねて亡き身と 思い知らずば
太田道灌 辞世



七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき
         太田 道灌 (1432 – 1486)




私が最も崇敬する武士であり、辞世の句です。 
「親と上司は選べない」という言葉の最も典型的な人でもあります。

この時期になると毎年、お参りと共に静かな境内の見事な桜を鑑賞しております。




2017年4月16日日曜日

此心 天つ虚にも 花そなほ






今年より 春知りそむる 桜花    散ると言ふことは ならはざらなむ
       紀貫之 (872 – 945)   古今和歌集 (醍醐天皇 編) 

此心 天つ虚にも 花そなほ  三世の仏に たてまつらなん
        道元 (1200 – 1253)



2016年3月24日木曜日

桜色に 我が身はふかく なりぬらん





3月27日は桜の日。日本さくらの会が1992(平成4)年に制定しました。  
3×9 (さくら) = 27 語呂合せと、七十二候のひとつ「桜始開(さくらはじめてひらく)」が重なる時期であることから名付けられました。

ゆかん人 来ん人しのべ 春がすみ  立田の山の はつ桜花 
中納言 家持   新古今和歌集



2013年5月2日木曜日

地上の花九輪




クリンソウは日本固有種のサクラソウです。比較的冷涼な湿地に自生します。5月初旬から咲きはじめ、下より上へ順次花をつけ、一本の花軸に数段輪生して花をつける様子が仏塔の先端にある九輪に似ていることから九輪草と呼ばれています。

2012年3月25日日曜日

あわじ花さじき





淡路島北部丘陵地域の頂上部、海に向かって標高298~235mへとなだらかに広がる高原に一面の花畑が広がります。菜の花は3月上旬から次々と咲き始め、4月上旬にはムラサキハナナが加わります。 桟敷席で自分のお気に入りの席をみつけ、明石海峡と花のパノラマを眺めながらのんびりしていると、1995年の震度7の大地震がうそのようです。 

付近は阪神大震災の震源地であり、北淡震災記念公園(野島断層保存館)で、さまざまな角度から震災、地震、断層などについて学べます。

2012年2月2日木曜日

春の世の、夢ばかりなる...



ふるさとは、淡き香にぞにほひぬるかな。  花弁の柔和な輪郭に心は和み、大和の風雅こそ千代にあれかし。
神功皇后 (170 - 269)は、この鏡神社で祭祀を催されて鏡を奉納されました。  今もなお、この地区名称は「鏡」です。唐津はその昔「松浦」とも呼ばれていました。(記事1)
紫式部は、これらを題材にして源氏物語(第22巻玉鬘)に「鏡」と「松浦」をかけた和歌を寄せています。(記事2)

2011年3月29日火曜日

春の、記し



大都会の真ん中に、春の象徴が訪れました。 そう、今年もあなたを、待っていたのです。