2024年09月09日15時30分
デザインに手を加えるだけで、クルマの表情はこんなにも変わるのか。韓国・現代自動車(ヒョンデ)が、日本市場に導入してから1年もたたない電気自動車(EV)のSUV「KONA(コナ)」にスポーティーグレードの「N Line(ライン)」を新たに追加し、8月から販売を始めた。
標準モデルとは趣が異なり、スタイリッシュに変貌。EVを「買い物かご」の中に入れてもらうには、ブランドコンセプトに沿ったデザインがいかに重要かを表している。果たして顧客の心をつかむことができるか。(時事通信解説委員 宮坂一平)
◇ノーマルモデルの顔は賛否両論
日本でコナの販売が始まったのは2023年11月。未来的なスタイリングと先進的な装備、都市部でも取り回しの良いコンパクトサイズ、リーズナブルな価格など、盛りだくさんの利点が強調されていた。
ただ、未来的なデザインにこだわったエクステリアは、どこか無機質でとらえどころがなく、かえって全体の印象を薄めていたのも確かだろう。日本の潜在的なユーザーの目には、おとなしい外観の実用的なクルマと映っていたかもしれない。もちろん、コナ本来の走行性能とは無関係に、という話ではある。
デザインに関しては、ヒョンデモビリティジャパンの商品企画担当者も「ノーマルモデルは、ツルッとしたフロントフェースをしており、お客さまは賛否両論。苦手な方も一定数いらっしゃったので、ラインアップに追加し、新たな選択肢を提案する」と説明する。
Nラインは、既存のモデルにヒョンデの高性能ブランド「N」の感性を加味したダイナミックな専用デザインを採用しているのが特徴だ。モータースポーツを頂点とするヒエラルキーの中で、サーキット走行を楽しめる高性能EV「IONIQ(アイオニック)5N」に代表されるNと標準モデルの間に位置付けられるという。
今回導入されたコナのNラインも内外装にスパイスが加えられ、ベースとなったコナの上級グレード「Lounge」から、「かなりアグレッシブな変更を遂げている」と担当者は強調する。
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