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女の子たちに、生きていく力を。シチズンが国際NGOとラオスの社会課題に挑む

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画像提供/シチズン

途上国の女の子たちを取り巻くジェンダー格差や差別。この問題はまだ色濃く、教育や社会参加の機会が限られるのが現状だ。

シチズンは、国際NGOであるプラン・インターナショナルの活動に賛同し、2013年より女性向け主力ブランド『シチズン クロスシー』の売り上げの一部を寄付。これまでネパール、マリ、パキスタンといった途上国の女の子たちの支援を行ってきた。

11回目となる2023〜2024年は、ラオスでプロジェクトを実施。ラオス北部ボケオ県パクター郡およびウドムサイ県パクベン郡の6か所の中学校において、女の子に優しい学校環境を整備し、人々のジェンダー平等への意識を高めることで、早すぎる結婚や妊娠を削減することを目標に支援活動を行った。

女生徒の中途退学や、早すぎる結婚・妊娠を減らそう

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画像提供/シチズン

シチズンのプロジェクトは、プラン・インターナショナルと相談し、活動国のニーズに合ったテーマで途上国の女の子たちの支援を行っている。

ラオスの課題は、早すぎる結婚や妊娠。ここでは15〜19歳の女の子の4分の1が結婚しており、これは東南アジア諸国の中で最も高い割合となる。

特に遠隔地農村の少数⺠族では、この割合が増加。国の統計によると、中等・高等教育における女の子の中途退学率は上昇傾向にあり、その主な理由として、早すぎる結婚や妊娠があげられる。また、ジェンダー不平等な社会文化規範が根強く、女の子・女性には、教育、経済活動、社会参加の機会が限られているのが現状だ。

今回のプロジェクトでは、女子生徒が月経期間中も安心して学校に通えるよう学校の給水・衛生設備の整備と、子どもたちおよび保護者・地域住⺠のジェンダー平等への意識を高め、早すぎる結婚・妊娠の弊害についての知識を得る意識啓発トレーニングを実施した。

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画像提供/シチズン

支援の結果、女子生徒が月経期間中も安心して学校に通えるようになり、授業にも集中できるように。また、早すぎる結婚・妊娠防止キャンペーンやトレーニング・イベントを通じて、思春期の若者や地域住⺠が早すぎる結婚・妊娠の弊害についての知識を得ることができた。

今後、中学校に通う女の子たちの中途退学や、早すぎる結婚・妊娠が減少することに期待が持てると、シチズンは述べている。

本プロジェクトサイトはこちら https://citizen.jp/product/xc/girl/index.html


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