Athenaeum
ノースカロライナ州グリーンズボロを拠点とするオルタナティヴ・ロック、アテナイオムは1990年、中学2年生のニック・ブラウン（ドラムス）とマーク・カノ（ヴォーカル、ギター）によって結成された。1994年に友人のアレックス・マッキニー（ベース）とグレイ・ブリュースター（ギター）とデモ・レコーディングを行った後、1995年にセルフタイトルのデビューEP（8曲入り）をレコーディング、リリースした。緑色のスリーブから、このリリースはしばしばグリーン・アルバムと呼ばれる。アトランティック・レコードと契約し、1998年にフル・アルバム『Radiance 』をリリース。このアルバムには、フィリピンでサプライズ・ヒットしたシングル「What Did I Know」と「Flat Tire」が収録されている。2001年にニック・ブラウンが脱退し、ジェレミー・ヴォクト（トニック／ザ・コーネルズ）が後任となった。まもなくグレイ・ブリュースターが脱退し、代わりにヴォーカリスト兼ギタリストのマイク・ギャリガン（コラプシス）が加入した。Athenaeumは2001年9月18日にセルフタイトルのセカンド・アルバムをリリースしたが、ちょうどその1週間前に起きた9.11の事件の影に隠れてしまった。バンドはアトランティック・レコードを離れ、ツアーを続けた。2002年には『Hourglass』と題したレア音源のコンピレーションをリリース。バンド最後のリリースは『Family Tree』（2003年）。翌年、メンバー全員が他の音楽プロジェクトを追求する中、バンドは解散した。
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