エデンズ・ブリッジ

1993年、サラとリチャードのレイシー兄妹とマルチ・インストゥルメンタリストのデヴィッド・バードの発案で誕生したクリスチャン・バンド、エデンズ・ブリッジは、ケルト・フォーク、プログレッシブ・ロック、ポップスのサウンドを融合させ、伝統的な楽曲に現代的なアレンジを加えることで瞬く間に評判となった。ベーシストのジョン・ラージとアイオナのメンバー、テル・ブライアントを加入させ、グループで最も有名なラインナップを形成したヨークシャーを拠点とするグループは、クリスチャン・ミュージック・シーンで商業的成功を収め、EMI傘下のStraightWayとメジャー・レーベルのレコード契約を結び、1990年代から2000年代にかけて多数のアルバムをリリースした。バンドの最初の2枚のアルバム、1995年の『Celtic Worship』と1996年の『Celtic Psalms』は、リリースと同時にビルボードのクリスチャン・アルバム・チャートにランクインし、1998年のアルバム『Celtic Christmas』は、有名なキャロルとアイルランドの伝統的なキャロルをコンパイルしたもので、同チャートで最高40位を記録し、ビルボードのワールド・アルバム・チャートでも7位にランクインした。その後のアルバムでは、ウイリアン・パイプ奏者のマイケル・マクゴールドリックや木管楽器のスペシャリスト、シメオン・ウッドなど、多くのコラボレーターを起用した後、2005年から5年間の活動休止を経て、2010年から2011年にかけてリリースされた4部作のEPで復帰し、『The Seasons』と題されたボックス・セットとしてパッケージ化された。

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