Feid

フェイドはコロンビア出身のシンガーソングライターで、さまざまな楽器の才能を持ち、マイクの両側でスキルを発揮する。1992年8月19日、コロンビアのメデジンでサロモン・ビジャダ・ホヨスとして生まれ、幼い頃から芸術と音楽に親しんできた。父親は美術の教師をしており、彼にビジュアル・アートと音楽を紹介し、どちらも世界にアプローチする道具として使うことを教えた。しかし、彼が音楽を始めたのは、ある偶然がきっかけだった。彼の姉がアンティオキア大学の音楽クラスに通っており、彼を一人で家に残しておくことができず、一緒に連れて行ったのだ。そこで彼はクラリネットを習い、歌い始めた。子供たちの合唱団に入り、クリスマス・キャロルを集めたレコードで初舞台を踏んだ。この経験が彼を音楽の世界にさらに引き込み、2004年にレゲトンがブームになると、彼はこのジャンルに夢中になった。フェイドは、ヴォーカリストとクラリネット奏者だった初期から手を広げ、今では作曲、プロデュース、ピアノとギターの弾き語りをしている。そのキャリアの中で、マーク・アンソニー、J・バルヴィン、ニッキー・ジャム、レイコンなどのアーティストと仕事をしてきた。特にJ・バルヴィンは、メンターとして若いアーティストに大きな影響を与え、J・バルヴィンの「Ginza」の共同作曲者としてのフェイドの仕事は、彼のキャリアの中で今でも高い位置を占めている。フェイドのソロデビューアルバム『Así Como Suena』は2015年にリリースされ、コロンビアで大成功を収めた。2017年には「911」（フィーチャリング：ナチョ）でヒットを飛ばし、SNSでの再生回数は4300万回を超えた。フェイドは2019年に2ndアルバム『19』をリリースし、続いて2020年に『FERXXO（Vol.1: M.O.R.）』を リリースした。フェイドは、4枚目のフルアルバム『Inter Shibuya - La Mafia』（2021年）に収録された「Si Tú Supieras」を含むシングルで、チャートで目覚ましい成功を収め続けた。同日に発売された『Inter Shibuya (Ferxxo Edition)』は、カロルG、ライアン・カストロ、ザ・ルデボーイズ、エラディオ・カリオン、モラ、サエルの新フィーチャリングを収録したデラックス・エディション。その続編となる『Feliz Cumpleaños Ferxxo, Te Pirateamos el Álbum』は、シンガーのファンがアルバム全文を流出させたため、2022年9月に先行リリースされた。ヤンデルとスカイ・ロンピエンドのゲスト参加をフィーチャーしたこのLPは、ビルボードのトップ・ラテン・アルバム・チャートでトップ10入りを果たし、彼の最高チャートのひとつとなった。2024年、フェリドはスカイ・ロンピエンドとEP『LOS 9 DE FERXXO Y SKY ROMPIENDO』で再共演し、シングル「Estoy Putiao」はコロンビア・ホット100で19位を記録した。その1年後にリリースされた『FERXXO VOL X: Sagrado』には、ニディア・ゴンゴラとタイ・ダラー・サインも参加している。