フェイ

マリア・フェルナンダ・ブラスケス・ジル（María Fernanda Blázquez Gil）は、1973年7月21日メキシコ・シティ生まれのメキシコ人ポップ・シンガー、ソングライター。1995年にソニー・ミュージックからセルフタイトルのデビュー・アルバムをリリース。このアルバムには、"Media Naranja"、 "Gatos en el Balcón"、 "Me Enamoro de Ti"、"La Noche Se Mueve "などのメキシコでのヒット曲が収録されている。これらのシングルは彼女をスターダムに押し上げ、ツアーを成功させ、年末にはゴールド・ステータスを獲得した。1996年、フェイはセカンド・アルバム『ティエルナ・ラ・ノーチェ』をリリース。このアルバムには大ヒット曲"Azúcar Amargo " が収録され、メキシコ、アルゼンチン、チリ、コロンビア、ペルーで1位を獲得。このアルバムとツアーで彼女の人気は確固たるものとなり、第9回ロ・ヌエストロ賞のポップ・ニュー・アーティスト部門にノミネートされた。1998年にリリースされたサード・アルバム『El Color de los Sueños』には、"Ni Tú Ni Nadie"、 "Díselo con Flores"、 "Canela"、"Cielo Líquido " といったヒット曲が収録されている。成功はしたものの、『ティエルナ・ラ・ノーチェ』の圧倒的な人気には及ばなかった。2002年、フェイはスペイン語と英語の2カ国語アルバム『Vertigo』をリリース。シングル"Sé Lo Que Vendrá/The Other Side "はメキシコで特に成功した。短い活動休止の後、2005年にスペインのグループ、メカノへのトリビュート・アルバム『La Fuerza del Destino』で復帰。このアルバムには「La Fuerza del Destino」や「Me Cuesta Tanto Olvidarte」などのヒット曲が収録され、フェイはラテン・グラミー賞に初めてノミネートされた。2006年にリリースされた6枚目のアルバム『Faltan Lunas』は、アコースティックな要素を取り入れたポップ／ダンス・サウンドが特徴。2009年、フェイは『ドゥルセ・テンタシオン（Dulce Tentación）』をリリースし、メキシコのチャートでトップに返り咲いた。このアルバムのリード・シングル「Lentamente」がヒットし、アルバムは1ヶ月で5万枚以上を売り上げゴールド認定を受けた。2012年のアルバム『Primera Fila』では、彼女のヒット曲と新曲のライブ演奏が披露された。2013年2月からは「Todo Lo Que Soy」ツアーを開始し、好評を博した。2016年、フェイはキューバ人歌手／俳優のレニー・デ・ラ・ロサとシングル「No Me Acostumbro」をリリース。同年末には「Fey: 9.0 American Tour」をプロモーションし、デジタルシングル「Amo」をリリースした。2017年、フェイはアレクス・シンテク、OV7、エリック・ルービンといったアーティストとともに「'90s Pop Tour」に参加した。このツアーはメキシコとアメリカ全土で数多くの日程があった。2018年、"Comiéndote a Besos "と "No Te Necesito "の2枚のシングルをリリースし、"Desnuda Tour "を発表した。2020年、彼女は音楽業界におけるキャリア25周年を迎え、ポール・オーケンフォールドをフィーチャーした英語版エレクトロニック・シングル"The Perfect Song "で祝った。2023年、フェイはシングル"Veneno "をリリースし、秋にアメリカとメキシコを横断する新しいツアーを発表。2024年1月には"Disparándole A La Nada "をリリースし、同年末にはエステマンとのコラボ曲"Bailando Por Ti "を発表した。