Paul Kelly
ポール・ケリーはオーストラリアのシンガー・ソングライターで、ロック、カントリー、フォークをミックスした独自の音楽で、オーストラリア大陸で最も尊敬されるミュージシャンの一人となった。1955年1月13日にアデレードで生まれた彼は、1974年に初めて公の場で演奏し、すぐにメルボルンに移り、1978年からポール・ケリー・アンド・ザ・ドッツ名義で活動を開始した。1981年にリリースされたドッツでのファースト・アルバム『Talk』はオーストラリアで44位を記録。1982年の『Manila 』と1985年の『Post 』はチャートに入らなかったが、1986年にゴールド認定を受けた『Gossip』でケリーは新たなピークを迎えた。このアルバムは「Before Too Long」と「Darling It Hurts」の2曲のトップ40ヒットを生んだ。A&Mレコードのバックアップを得たポール・ケリーは、オーストラリアでプラチナ・ディスクを獲得し、アメリカで16位のモダン・ロック・ヒット「Dumb Things」を生み出した1987年の『Under the Sun』で国際的な聴衆を獲得し始めた。ケリーはその後20年間、オーストラリアのトップ40の定番であり続け、1989年の『So Much Water So Close to Home』、1998年の『Words and Music』、2001年の『...Nothing But a Dream』、2005年の『Foggy Highway』、2007年の『Stolen Apples 』でゴールド認証を獲得し、2017年の『Life Is Fine』で初めてARIAアルバム・チャートのトップに立った。 次作『Nature』も2018年に1位を獲得し、その1年後にはベスト・ヒット・コンピレーション『Songs from the South: 1985-2019』がリリースされた。60代になっても多作なソングライターである彼は、2021年後半にチャート2位を記録したポール・ケリーの『Christmas Train』で、オーストラリアで最も長くトップ40にランクインしたサクセスストーリーの1人としての地位を維持した。2023年にはサウス・オーストラリアン・ミュージック・アワードに選出され、2024年にはアルバム『Fever Longing Still』を、翌年には『Seventy』をリリースした。
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