日本フィルハーモニー交響楽団

バイオグラフィー

創立当初からレパートリーの幅広さを特徴としており、知られざるアメリカの作曲家たちの楽曲を取り上げ、日本人作曲家への作品の委嘱をコンスタントに行うなどして、豊かな演奏活動を展開してきた。日本フィルハーモニー交響楽団は、1956年、初代常任指揮者となった渡邉曉雄を中心に、文化放送の専属交響楽団として創立された。以降、イーゴル・マルケヴィチ、シャルル・ミュンシュ、ネーメ・ヤルヴィ、アレクサンドル・ラザレフ、小林研一郎、広上淳一といった名指揮者たちを招いている。コンサート活動は、サントリーホール、横浜みなとみらいホール、ソニックシティなどでの定期演奏会を軸に展開。2019年のヨーロッパツアーでは、フィンランド、オーストリア、ドイツ、イギリスで公演を行い、各地で称賛を浴びた。録音でも、小林研一郎とのブラームス、マーラー、チャイコフスキー、ラザレフとのショスタコーヴィチ、そして、渡邉曉雄との多様な楽曲の演奏などを楽しむことができる。2022年にリリースされた原田慶太楼の指揮による『上原彩子 チャイコフスキー&ラフマニノフ2大ピアノ協奏曲ライヴ』と首席客演指揮者カーチュン・ウォンの指揮による『マーラー: 交響曲第5番』も話題を呼んだ。