ショーシャンクの空に

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劇場公開日:2022年6月17日

ショーシャンクの空に

解説・あらすじ

スティーブン・キングの中編「刑務所のリタ・ヘイワース」をティム・ロビンス&モーガン・フリーマン主演で映画化した人間ドラマ。長年ショーシャンク刑務所に入っている囚人レッドと無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディの友情を軸に、アンディが巻き起こす数々の奇跡が描かれる。監督・脚本は本作で長編映画デビューを果たしたフランク・ダラボン。94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされたものの無冠に終わったが、映画ファンに愛される名作として語り継がれている。日本では1995年に初公開。2022年には4Kデジタルリマスター版で公開。

1994年製作/142分/G/アメリカ
原題または英題:The Shawshank Redemption
配給:カルチャヴィル
劇場公開日:2022年6月17日

その他の公開日:1995年6月3日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第19回 日本アカデミー賞(1996年)

受賞

最優秀外国作品賞  

第52回 ゴールデングローブ賞(1995年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) モーガン・フリーマン
最優秀脚本賞 フランク・ダラボン
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(C)1994 Castle Rock Entertainment. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.5 伏線回収の秀逸さ

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 9件)
まぬままおま

4.5 生きる勇気をもらえる普及の名作「両手を広げて空仰ぎ系映画」

2024年4月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

名作は色褪せない。
大雨の中、両手を広げて空を仰ぐ男のメインビジュアルが印象的な本作品。実は、先日観た映画「シャイン」と本作品をごっちゃにしていた私…。映画好きを公言するには恥ずかしすぎる事実でございます…😅
「両手を広げて空仰ぎ系映画」すこぶる生きる勇気をもらえる名作ということで、2作品まとめてオススメ致します🫡
「シャイン」→「ショーシャンク」
「ショーシャンク」→「シャイン」
順番はどちらからでも構いません!できれば、クライマックスでやってくる盛り上がりどころ「両手を広げて空を仰ぐ」シーンでは、思い切り真似してみるのもオススメです♪

「ショーシャンク」というのは、架空の刑務所の名前で、物語は長年刑務所に入っている囚人レッドと無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディの友情をベースに、彼が獄中で巻き起こす奇跡やいつの日も決して失わなかった希望と彼のその生き様を描いています。

94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされ、公開30年たった今なお、多くの映画ファンに愛される名作として語り継がれています。日本では1995年に初公開され、2022年には4Kデジタルリマスター版で公開されました。

メインビジュアルの両手を広げて空を仰いでいる彼の姿こそが、映画の主題を意味しており、とても大切なメッセージです。たとえどんな苦境にあっても、決してうつむかずに、上を見上げて希望を失わない。
現実ではありえないフィクション感は否めないとしても、伝えたいメッセージは決してぶれずにまっすぐです。鉱石用の小さなハンマーが途方もなく遠い道に思えた脱獄への希望の道を少しずつ掘りすすめたように、諦めない限り、希望はそこにあり、自由は彼を待っているのだとこの映画は教えてくれます。

選択肢は2つ、
「必死に生きるか?」
「必死に死ぬか?」

答えはもう分かっていますね。

両手広げて空仰ぐ系「シャイン」含めて、両作品とも観て損はない名作映画ですので、これを機会に是非ご覧になってみてください♪

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ななやお

5.0 傑作中の傑作

2026年6月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

面白い、感動する、唯一無二。
ここまでの映画は無い。

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さとう

4.0 二人を支えたのは「友情」と「生きがい」

2026年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
「ブルックスここにあり」
「レッドもここにあり」

本作で、ブルックスの結末とレッドのそれを分けたもの―。
それは、希望のある・なしだったと言い切ってしまえば、それまでなのですけれども。
しかし、それは、単なる想念や情念としての「希望」にとどまらない、「希求」ともいうべき具体的な希望―。
それは、「生きがい」とも言い直すことができるでしょうか。
評論子には、そう思われます。

そして、服役中に、レッドにそういう「生きがい」を植え付け、育むことのできたのは、取りも直さず、服役中に彼がアンディと育むことのできた、男同士の友情であったことには、疑う余地がありません。
(そのことは、反面として、不屈ともいうべき態度で服役していたアンディにとっても、同様だったということにも、疑う余地がないと、評論子は受け止めます)

男同士の友情を描いた作品には『最高の人生の見つけ方』(2007年/97分/アメリカ/ロブ・ライナー監督・未投稿)とか、『パピヨン』(1973年/151分/フランス・アメリカ合作/フランクリン・J・シャフナー監督・同)とか、他にも秀作がありますけれども。

後記の諸点を別論として、上記の観点だけから評したとしても、本作が、それらに並ぶ秀作だったことにも、また間違いがなかったこととも、評論子は思います。

(追記)
<映画のことば>
音楽は決して人から奪えない。
心の豊かさを失っちゃ、ダメだ。
人間の心は石でできているわけじゃない。
心の中には何かある。
誰にも奪えないものが。
希望だよ。

反面、「希望は危険だぞ。よく覚えておけ。」という本作中でのレッドの忠告も、ある意味では真実でしょう。

「希望」から「失望」への落差は、なんともあっけなく人を自死に追いやってしまう実例には枚挙に暇(いとま)がないことは、評論子も、百も承知、二百も合点しているところです。
本作に準(なぞら)えて言っても、このことの表れが、収監中には長く図書係を務めていたブルックスの「最後の選択」が、レッドがした「最後の選択」との対比だったとも言えるのでしょう。

しかし、心の中に抱いた希望を本当に消せるのは、当の自分自身だけに能(あた)うことであって。
その実、他人にできることは、その希望を消させようとして干渉することが、精々でしょう。

本作のアンディにしろ、「結局は、所長の奴隷」とはいいながらも、元・銀行員のとして持ち前の経理、税務に関する知識・経験を活かして、所長以下に深々と食い込んでいく様子は、なかなか、どうして。
まさに「知能犯」といったところでしょう。
最初は「石を磨く」「好きな映画女優のポスターを独房に貼る」といった、ほんの些末なことから始めて。

結局は、自分の置かれた実際の境遇を不可避の現実としては受け止めながらも、「自分ができる範囲で、自分のできることをする」ことによって、自らの「希望の炎」が揉み消されることに、必死に抗っていた―ともいうべきでしょう。

その意味では「命がある限り、そこには希望がある」(キケロ 古代ローマの政治家・文筆家・哲学者)のであって、絶望の深淵に例え立たされたとしても、自らの命を絶たないことが、いちばん大切なことなのでしょう。

顧(かえり)みて、今を去ること40年以上も前―。
評論子らの卒業式に臨んだ母校の学長が式場の武道館(東京)で述べた「実社会では辛(つら)く、悲しい出来事も少なくはないことでしょう。しかし、諸君には、これに負けない「根性」と「能力」があることを、信じて疑わない。辛いときは(母校の野球部が六大学リーグで優勝を賭けて戦い抜いた際の応援で)学友らと一緒に、神宮の杜(もり)で力一杯、校歌を歌ったときのことを思い出して、勇気を奮い起こして欲しい。」という祝辞を、評論子は、今でも鮮明に思い起こします。
(学長のこの言葉は、実際に聴いていた時間こそほんの数分ではありましたけれども。
馬齢を重ねた今日(こんにち)まで、その言葉を、幾度も幾度も、数えきれないほど何度も思い起こしたことを考えると、評論子にとっての「延べ時間」は、乗算の結果として、数時間にも及ぶことでしょう。)

そして、上掲の映画のことばは、現代でも、キケロのことばが精彩を失っていないことの、何よりもの証左であるとも、評論子は思います。

(追記)
もっと何か出来たことがなかったのか―。
自分の最愛の妻が他の男性と情交を結ぶことになるまでには。
当のそのアンディとしても。
たとえ、そのことに関しては、愛妻からは「閉じた本のような人」と評されていたとしても。

客観的には「無実の罪」で服役していた彼の胸中に、亡き妻を想う、そういう良心の呵責がまったくないわけではなかった―評論子には、そう思われます。

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