椿三十郎(1962)

ALLTIME BEST

劇場公開日:1962年1月1日

解説・あらすじ

名作「用心棒」の続編ともいえる作品で、前作では桑畑を名乗った三十郎が椿三十郎として活躍。キャラクターとしてはより人間味が増し、ユーモアと知略を駆使し、上役の不正を暴こうと立ち上がった9人の若侍をその凄腕で助けていく。加山雄三をはじめとした血気にはやる若侍たちをうまく制御し、敵方の用心棒仲代達矢と知恵比べをしつつ、有名なラストの決闘シーンへと物語は導かれていく。

1962年製作/96分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1962年1月1日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

3.5 「用心棒」にユーモア要素を加え進化させたかのような三十郎物語だが、「用心棒」の方が好みかなぁ…

2026年3月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「荒野の用心棒」を観て、
比較から「用心棒」鑑賞へ、そして、
この“映画.com”のある方のレビューで、
「用心棒」よりも「椿三十郎」が、
との御意見に導かれるように、
録画していたこの作品を再鑑賞した。

作品の印象として、主役が同じ人物
ということもあっての同じ味わいの中で
感じたのは、「用心棒」+ユーモア要素。
特に、抜き身の三十郎をやんわりと諭す
家老妻娘のおっとりとした
浮世離れしているかのような言動や、
敵方の侍なのに、結果的に、若い武士達に
適切なアドバイスに現れる小林桂樹の登場
の間の良さには大いに笑わされ、
黒澤映画の脚本の見事さには
この作品でも感心されられた。

一方、抜き身的生き様や、
他人を見掛けで判断することへの警鐘など、
ヒューマニズム的要素を加えた作風
にはしてはいるものの、少し教訓的過ぎて、
どちらかと言えば、自分の好みとしては
「用心棒」かも知れない。

それは、ストーリー的にも、
正義と思われる側を助け、
邪な側を叩くという構図よりも、
2つの邪な集団の間に入って両方を叩くという
「用心棒」設定のスケール感が心地良いし、
また、勢力争いの中での三十郎という意味
では同じ構図ではあるのだが、
画面上のスケール感的意味合いでも、
「椿三十郎」での人物一杯に寄ってというの
会話シーンや殺陣の構図よりも、
「用心棒」のスクリーン一杯に描かれる
宿場町での展開の構図の方が好き
との理由からでもある。

因みに、当作品はキネマ旬報ベストテンで
第5位の選出だったが、
私のシネマ生涯ベストテンの一作、
小林正樹監督の「切腹」は
同じ年の第3位での選出で
この黒澤時代劇を上廻っていてくれた。

コメントする 2件)
共感した! 7件)
KENZO一級建築士事務所

3.0 日日平安

2025年9月6日
Androidアプリから投稿

用心棒も同様、肩の仕草がカッコいいもうすぐ四十の三十郎。鞘に収まらないお城勤めはできない主人公の生き様には惹かれますね。「あばよ」

いや〜映画って本当にいいもんですね!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
パピヨン

4.5 黒澤作品における続編という珍しさ

2025年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:その他、TV地上波

『用心棒』と同一の主人公を使った正統的な続編。
もっとも、彼の映画に三船敏郎や志村喬など多用される俳優さんは、同工異曲で、同じ人物と言えなくもない。
今回は、明確に「続編ですよ」と謳った稀有な例なのか。
本作も痛快娯楽作に仕上げてあり、日本映画が元気だった時代の傑作だろう。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
うそつきかもめ

4.0 音楽もカッコいい

2025年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

ドキドキ

用心棒の次の年で続編的な感じですが 話しは全く違う 目付けとか城代とかわかりづらいが 囚われた身内なのか助け出す話し 最後の三船演じる流れ者と若侍衆との別れのシーンはなんかちょっと良かったですね

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Dr.レクター

「椿三十郎」シリーズ関連作品