マリオカートWii
ジャンル | アクションレースゲーム |
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対応機種 | Wii |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 |
1 - 4人 (Wi-Fi対戦時は2 - 12人) |
メディア | Wii用12cm光ディスク |
発売日 |
2008年4月10日 2008年4月11日 2008年4月24日 2008年4月27日 2008年7月12日 2009年4月30日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB: E(Everyone) PEGI: 3+ OFLC: G(General) |
デバイス |
Wiiハンドル対応 クラシックコントローラ対応 ゲームキューブコントローラ対応 ヌンチャク対応 |
売上本数 |
356万本[1] 3653万本[2] |
その他 |
Wiiハンドル同梱 Mii対応 ニンテンドーWi-Fiコネクション対応 |
『マリオカートWii』(マリオカートウィー)は、任天堂より発売されたWii専用ゲームソフト。
概要
『マリオカートWii』は、任天堂の看板キャラクターであるマリオたちがドライバーとなって登場するレースゲーム「マリオカートシリーズ」の1つ。家庭用の作品としては第6作目に当たる。2007年7月12日のE3に合わせたプレスカンファレンスで今作の開発が正式に発表された。
日本版の発売日は2008年4月10日であり、日本のマリオカートシリーズが上半期に発売するのは初である。
パッケージにはWiiリモコンのステアリング型アタッチメント「Wiiハンドル」が1つ同梱された。これにWiiリモコンを横持ちの状態で取り付け、ハンドルを切るように傾けて、操作することができる(このアタッチメントは取り付けなくても良く、Wiiリモコンのみでも操作が可能)。また、「Wiiリモコン+ヌンチャク」「クラシックコントローラ」「ゲームキューブコントローラ」にも対応している。なお、マリオシリーズのゲームの中では、比較的漢字が多く使われている。
今作では「ニンテンドーWi-Fiコネクション」に対応しており、前作『マリオカートDS』同様に最大12人のオンライン対戦が可能なほか、「マリオカートチャンネル」(後述)と呼ばれるサービスを適用し、ネットワーク上での「ゴースト(プレイヤーの走りをトレースして走行するマシン)」のダウンロード、タイムアタックのランキングなどにも対応していた(現在はサービス終了)。
GC版にあった「2人乗り」ルールは廃止されたが、今作ではゴーカートなどの四輪車に加えて、バイクなどの二輪車を操作できるようになった。また、エクストリームスポーツのようなアクロバティックなアクションが可能となり、二輪車ではウィリー走行など二輪車特有のアクションも可能。
COMが参加するグランプリなどでは、これまで最大8人のキャラでレースを行っていたが、今作は12人のキャラとなった。
2008年に発売されたゲームソフトにおいて年間販売本数の世界一を記録したほか[3]、シリーズ中最高のセールスを記録し、世界一売れたレースゲームとなった(2012年現在、世界で3000万本以上の販売数)。 日本国内をみても、2008年に発売されたゲームソフトでありながら、2010年12月には累計300万本[4]、2012年2月には累計350万本[1]とWiiの定番ソフトとして長期間売れ続けている。また、日本ゲーム大賞2009年度大賞を受賞している。
評価 | ||||||
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ゲームモード
今作は、各コースのベストレコードやグランプリの成績などの記録を「ライセンス」という形で、1台のWii本体に最大4つまで保存できる。はじめに使用するライセンスを選んだ後、以下の4種類のゲームモードからプレイしたいモードを選ぶ。なお、ゲーム中の成績は選択したライセンスに自動的に保存されていく。
- シングルプレイ
- 1人用のゲームモード。「グランプリ」「タイムアタック」「VS」「バトル」の4種類のゲームをプレイできる。各ゲームの詳細は後述。
- マルチプレイ
- 2人 - 4人で「VS」と「バトル」をプレイできるモード。
- Wi-Fi(ワイファイ)
- 「ニンテンドーWi-Fiコネクション」に接続して、同時に接続しているほかの誰かやあらかじめ登録しておいた「フレンド」と、「VS」や「バトル」でネットワーク対戦ができたモード。詳細は後述のWi-Fiの記事を参照。
- マリオカートチャンネル
- 「WiiConnect(ウィーコネクト)24」を通じて様々な「ゴースト」をダウンロードしたり、定期的に開催される「大会」に参加することができた。ここでダウンロードできる「ゴースト」は1つのライセンスに32件まで保存可能。詳細は「マリオカートチャンネル」の節を参照。
今作には以下のゲームが収録されている。
グランプリ
それぞれ4つのコースで構成された8つの「カップ(大会)」を12台のマシンでレースを行い、総合順位を競う。はじめに選択したクラスに応じて使用できるマシンの種類が異なる[6]。各コースのレースが終了すると順位に応じて「ドライバーズポイント」が与えられ[7]、4コース終了時のドライバーズポイントの合計で総合順位が決まる。総合順位で1位になると金のトロフィー、2位になると銀のトロフィー、3位になると銅のトロフィーが贈られ、さらにレース中のプレイヤーのテクニックが8段階のランクで評価される。なお、今作でも「シングルプレイ」専用のゲームとなっており、2人同時プレイはできない。
タイムアタック
選んだコースを単独で走り最速レコードを競う練習モード。今作では、はじめから『マリオカートアドバンス』以来から約7年振りに「トリプルダッシュキノコ」を持った状態でレースを行う。そのコースで最速レコードを更新するとその走りが「ゴースト」となり、各コースごとに1件ずつセーブされる。ゴーストが保存されているコースでは、そのゴーストと一緒に走ることも可能。また、各コースで開発スタッフが用意した「ゴースト」と一緒に走ることもでき、コースごとに設定された規定タイムを上回ると、開発スタッフのプレイしたゴーストがより速いタイムの「はやいスタッフゴースト」に変化する。なお、「タイムアタック」で出したレコードやゴーストのデータはWi-Fiに接続した際に自動的に任天堂に送信され、「マリオカートチャンネル」内のタイムアタックのランキングに反映される。
VS
お好みの設定で総合成績を競うモード。「シングルプレイ」ではCOMのマシンとのレースとなり、「マルチプレイ」ではCOMのマシンを「なし」にして2人から4人だけでレースすることもできる。「個人戦」「チーム戦(レッドチームとブルーチームの2つに分かれて競う)」の2種類があり、さらにCOMの強さ・コースの選択方法・アイテムの出現率などの細かいルール設定が可能[8]。ここで選択できるキャラクター・マシン・コースは「グランプリ」で手に入れたものだけ選択できる(バトルでも同様)。各レース終了ごとに順位に応じた「ドライバーズポイント」が与えられ、設定したレース数終了時にそのポイントの合計で優勝者・チームが決まる。
なお「チーム戦」ではDS版と違い、同チームのキャラが出したアイテムの効果・影響を受けなくなった。また、DS版の「VS」ではルールを設定すれば無限にレースを行えたが、今作では最大32レースしかできなくなった。コースも1コースにつき1分16秒以上(グランプリ150ccのCOMの平均タイム)。
バトル
「ふうせんバトル」「あつめてコイン」の2種類のモードを、専用のステージで対戦する。どちらのルールも「チーム戦」で行い、3分間の獲得ポイント・コイン数を競う。そして、ルール設定の「勝ち数」で設定した回数だけ先に勝利したチームが優勝となる。「シングルプレイ」ではCOMのマシンと対戦する。「マルチプレイ」ではVSと同様COMのマシンを「なし」にして2人から4人だけでプレイすることもできる。また、「VS」と同様にステージの選択方法・アイテムの出現率といった細かいルールの設定が可能。
- ふうせんバトル
- アイテムで相手チームのマシンを攻撃・体当たりして、マシンについている風船を割ったり奪ったりしていく。相手チームの風船を割るか、ダッシュキノコ系・スーパースター使用中に相手チームのマシンに体当たりして風船を奪うかするごとに1ポイント獲得となる。また、ステージから転落すると風船が1つなくなる。自分の風船が全てなくなると持ち点から1ポイント減点となり、風船が3つついた状態でステージに復帰できる。3分の制限時間終了時に獲得したポイントの合計がより多いチームの勝ち。
- あつめてコイン
- ステージ上のコインをより多く集めるルール。コインを持っているときにアイテムの攻撃を受けたり、ステージから転落したり、ステージのトラップなどで転倒・スリップすると、手持ちのコインをステージ上に所持枚数の半分(端数切り上げ29枚以上は15枚)または3枚を落としてしまう。3分の制限時間終了時に所持しているコインの合計枚数がより多いチームの勝ち。
Wi-Fi
「Wi-Fiコネクション」に接続して、同時に接続している他の人とネットワーク対戦ができたモード。1台のWiiからは同時に2人まで参加でき、最大で12人対戦が可能。レースは1コースにつき1分10秒以上(150cc高レートの平均タイム)。150cc初心者の平均タイムは1コースにつき1分14秒以上です。
- こくないのだれかと
- 日本国内で同時に「Wi-Fi」に接続している他の人と「VS(個人戦のみ)」か「バトル」で対戦できた。「VS」ではレーティングに応じて、クラスが100cc・150cc・ミラーからランダムで選ばれ、「バトル」では「ふうせんバトル」と「あつめてコイン」を交互にプレイする。プレイするコース・ステージは全プレイヤーがそれぞれ1つずつ好きなものに投票し、その中からルーレットでランダムに選ばれる。対戦終了後はその結果に応じて、「VS」に参加していたなら「VSレーティング(VR)」の数値が、「バトル」に参加していたなら「バトルレーティング(BR)」の数値が変動し(勝つと上がりやすく、負けると下がりやすい。)、引き続き対戦に参加するかゲームを抜けるかを選択することができる。なお、対戦相手は、このレーティングの数値がなるべく近い人同士が選ばれるようになっている。また、レーティングの数値は「せかいのだれとでも」と共有される。
- せかいのだれとでも
- 世界中で同時に「Wi-Fi」に接続している誰とでも対戦できた。ルールやゲームの流れは「こくないのだれかと」と同じ。
- フレンドと
- 「フレンドとうろく」した者同士で「フレンドルーム」を開き、「グランプリ」や「バトル」で対戦できる。主催している者に合流すれば簡単な会話も可能。主催者は「グランプリ個人戦」「グランプリチーム戦」「ふうせんバトル」「あつめてコイン」からゲームを選択できる。コース・ステージの選択方法は「こくないのだれかと」「せかいのだれとでも」と同様。なお、このモードの「グランプリ」は4レースで終了、「バトル」はどちらかのチームが2勝すると終了となる。また、ここではレーティングの数値は変動しない。
マリオカートチャンネル
「マリオカートチャンネル」には以下の4つのメニューが用意されており、利用するにはWii本体をインターネットに接続する必要がある。また、Wii本体に74ブロック以上の空きがあれば、このチャンネルを単独で「Wiiメニュー」に登録することもできる。Wiiメニューに登録しておくと、「マリオカートWii」のディスクを挿入しなくても、チャンネルの各メニューを利用することが可能(ただし、ここからレースなどに参加する場合は、「マリオカートWii」のディスクを挿入する必要がある)。ちなみに、Wiiメニューからこのチャンネルを使用すると、「Wii伝言板」の「今日の出来事」に通常通りの表記でプレイ時間が記載される。
- フレンド
- 他の人のフレンドコードを「フレンドとうろく」で登録したり、登録したフレンドのリストを確認できた。また、Wi-Fiコネクションに接続中のフレンドがいれば、「フレンドにごうりゅう」で合流し、そのままレースやバトルを行うこともできた。なお、フレンドは1つの「ライセンス」に30人まで登録可能。
- ゴースト
- 世界中のプレイヤーの「ゴースト」の内、自分のタイムと同じくらいのゴーストと、タイムアタックのルールで対戦する「ゴーストバトル」をプレイできる。また、「ランキング」のメニューでダウンロードできたゴーストのリストの確認・削除ができる。余談だが、ゴーストバトルはレース中に中断したり、レース中に電源を切ると敗北扱いとなる。
- ランキング
- 「タイムアタック」や「大会」のレコードのランキングを、「せかいランキング」「こくないランキング」「フレンドランキング」の3つの形式で閲覧することができる。また、フレンドに自分のゴーストデータを「挑戦状」として送ったり、各コースの世界チャンプ・国内チャンプなどのゴーストデータをダウンロードし、対戦することもできた。
- 大会
- 定期的に開催される、期間限定の「大会」に参加することができた。大会ごとのルールに従いプレイし、レースが終了するとそのレコードを大会のランキングに送ることもできた。期間中は何度でもレコードを送ることが可能。
マシン
今作では「カート(四輪車)」と「バイク(二輪車)」に分かれた、さまざまな形状のマシンから搭乗するマシンを選択する。前作とは違い、自分だけの組み合わせ(例:重量級のクッパが軽量級のスーパーベビィカー)は不可能で、キャラクターとマシンのサイズによって使用できるマシンが変わる。
マシン選択後、プレイヤーごとにドリフトモードの設定ができる。ドリフトモードは以下の2種類がある。
- オートドリフト
- ハンドルを大きく切ると自動的にドリフトの体制になり、急なコーナーを曲がることができる新しいモード。後述する「減速回避」性能にかかわらずハンドル操作によって減速することはないが、ミニジャンプとミニターボは使用できない。代わりにマシンの性能が全体的に若干上昇し、「ドリフト」性能が著しく低いマシンの場合は一定の値まで補正が掛かり曲がりやすくなる。また、グランプリにおいてはコンピューターの強さが若干弱くなるという利点もつく。
- マニュアルドリフト
- ミニジャンプから手動でドリフト操作を行う従来のモード。一定時間ドリフトを続けるとタイヤから青色の火花が出るようになり、この状態でドリフトを解除すると少しだけダッシュできる「ミニターボ」が発動する。カートを使用している場合のみ、さらにドリフトを続けると火花がオレンジ色に変わり、より長くダッシュできる「スーパーミニターボ」が発動できるようになる。代わりに、グリップ走行ではやや曲がりにくくなるため、低速でドリフトできない場合は制御が難しくなる。
バイクには普通のカート・バイクと異なるドリフト性能を持つ「ハングオンタイプ」のバイクが存在する。また、バイクは走行中に一定時間「ウィリー」ができ、ウィリー中は通常よりスピードがアップする。ただし、ウィリー中に他のマシンなどに接触すると体制が崩れ減速してしまう。また、ウィリー中は通常より曲がりにくくなる。
マシンの走行中、ジャンプ台などでジャンプした瞬間にWiiハンドル(Wiiリモコン)を振る(クラシックコントローラ・ゲームキューブコントローラは十字ボタンを押す)ことで空中で「ジャンプアクション(いわゆるスタントアクション)」をすることができる。ジャンプアクションをするとマシン着地時に少しだけダッシュできる。
なお、各マシンは以下の性能に大別される。このうち「グリップ」「減速回避」の2つの性能はゲーム画面には表示されない。
- スピード(最高速度とミニターボの速度)
- 重さ(マシンの重量)
- 加速(加速性能)
- ハンドリング(ハンドルのみの旋回性能)
- ドリフト(ドリフト時の制御性能)
- ダート走行(悪路での速度)
- ミニターボ(ミニターボの持続時間)
- グリップ(滑りにくさ)
- 減速回避(マニュアルドリフトでの減速阻止性能)
マシン一覧
マシン名の右に「隠し」と表記されているものはある条件を満たすと使えるようになるマシン、「ハングオンタイプ」と表記されたものはハングオンタイプのバイクである。なお、「バトル」では「スタンダード・カートS/M/L」「スタンダード・バイクS/M/L」のいずれかのみ選択することができる。ちなみに、ピーチ・デイジー・ロゼッタの3人はバイクに搭乗すると服装がバイクスーツに変わる。
- 小型カート
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- スタンダード・カートS
- 全ての性能が平均的なカート。初心者でも扱いやすい。
- スーパーベビィカー
- 自分でも動かせるハイテク乳母車。スピードは低いが、ハンドリング性能は全マシン中2位という高性能。その他、加速やミニターボなどの性能も高め(特にグリップは全マシン最高の性能)。
- ミニ・チャージャー
- 前方のライトとホットロッドの様な外見が印象のマシン。スピード・ドリフト・ミニターボ性能に優れ、特にドリフトとミニターボはカートの中では1番。スピードも軽量級ながら重量級のパックンカートやトリッキーなどと同レベル。
- スーパープクプク(隠し)
- プクプクの形をしたマシン。加速が高く、カートの中では1番。ハンドリングやドリフトの性能も高め。
- ホットラリー(隠し)
- ファミコングランプリII 3Dホットラリーとのコラボマシン。モデルはモンスター。ダート走行がカートの中では1番だが、ドリフトとミニターボの性能は低め。
- ブルーファルコン(隠し)
- F-ZEROとのコラボで、戦闘機のようなマシン。スピードは軽量級の中では1番だが、他の性能はいまいち。
- 小型バイク
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- スタンダード・バイクS
- 全性能が平均的なバイク。スタンダード・バイクの中では最も軽い。
- ロケットキラー(ハングオンタイプ)
- キラーの形をしたバイク。スピード・ドリフト・ミニターボ性能が高く、特にドリフトとミニターボは全マシン中でもトップクラスの実力を誇る。
- ポケモーター
- とても小さいとある小型レジャーバイクのようなバイク。全マシン中最もスピードが遅いが、ハンドリング・減速回避が全マシン中最高のため、普通に曲がってもほとんど減速しない。加速やグリップ性能なども高め。
- スピードスワン(ハングオンタイプ/隠し)
- アヒルの姿をしたバイク。全マシン中最も軽いが、加速が全マシン中トップクラスの性能を誇っており、ドリフトやハンドリングも高め。
- ライド・オン・カメック(ハングオンタイプ/隠し)
- カメックの形をしたバイク。全てのマシンの中でダート走行が最も高く、減速回避も比較的高め。
- ジェットボール(ハングオンタイプ/隠し)
- ほかのマシンと比べて一般的な造形ではないバイクで、タイヤの部分が特徴。スタンダード系統以外では唯一、全ステータスが平均的なマシン。
- 中型カート
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- スタンダード・カートM
- 全ての性能が平均的なマシン。どんな状況下でもそつなく走れる。
- ノスタルジア
- クラシックカーの姿をしたマシン。加速性能が非常に高く、スーパープクプクに次いで3番。ドリフト性能も高めだが、スピードやダート走行は低め。
- ワイルドスター
- スポーツカーような姿をしたマシン。スピード・ドリフト・ミニターボ性能に優れており、重さも中量級では1番。しかしその代償として、加速やダート走行などは極端に低い。
- スーパーゲッソー(隠し)
- ゲッソーの形をしたマシン。ダート走行が比較的高く、スピードも標準以上だが、ドリフトは低い。
- ファンタジア(隠し)
- ノスタルジアとは違うクラシックカーの姿をしたマシン。ハンドリング性能が高く、加速性能も決して悪くはない性能だが、スピードとドリフトは低め。
- BダッシュMk.2(マークツー)(隠し)
- F1型のスピードマシン。前作『マリオカートDS』で登場した「Bダッシュ」の改良版。スピードが中量級の中では最高クラスの地位にあり、重さもワイルドスターに次いで中量級では2番だが、それ以外の性能はどれも低い。
- 中型バイク
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- スタンダード・バイクM
- 全ての性能が平均的なバイク。レースではもちろんバトルでも使える。
- マッハ・バイク(ハングオンタイプ)
- マッハライダーとのコラボバイク。スピード・ドリフト・ミニターボ性能が非常に優秀で、重さもそれなりにある。しかし加速やダート走行などは低い。
- キャンディ
- スクーター。ハンドリング性能が高く、加速やダート走行も高め。ただし、最高速は中量級では最低。
- ポロネーズ(隠し)
- クラシックな外見をもつバイク。ダート走行が非常に高く、ホットラリーに次いで3番。ただし、ドリフトやミニターボは低い。
- インターセプター(ハングオンタイプ/隠し)
- とても縦長な形をしているバイク。スピードが速く、ウィリーをすれば圧倒的な速さで進んでいく。重さもドルフィンキックに次いで中型バイクの中では2番だが、他の性能は低い。
- ドルフィンキック(ハングオンタイプ/隠し)
- 『スーパーマリオワールド』に登場した、イルカのリフトンの形をしたバイク。ダート走行が高く、スピードも速め。重さも中型バイクの中では1番。ドリフト性能は低い。
- 大型カート
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- スタンダード・カートL
- 全ての性能が平均的なカート。重さも高く、ぶつかり合いでの活躍に期待できる。
- サバイバルバギー
- 後ろに旗があるカート。ハンドリング性能が高く、操作しやすい。重さも後述するパックンカートに次いで全マシン中2番で、なおかつ加速性能も高めなため、初心者に最適。
- ファイアホットロッド
- 炎の模様のマシン。スピード・ドリフト・ミニターボの性能が高いが、加速は今作最下位。
- パックンカート(隠し)
- ボスパックンの姿をしたカート。重さは全マシン中最も高く、スピードも速めだが、他の性能はブルーファルコンと同じで低め。
- ファストグライド(隠し)
- レーシングカーのようなカート。スピードは全マシン中最も速いが、他の性能は非常に悪い。重さも重量級カートの中では最も軽い。
- トリッキー(隠し)
- オープンカー。性能的にはファイアホットロッドのスピードを下げ、それ以外のパラメータを底上げしたもの。
- 大型バイク
-
- スタンダード・バイクL
- 全ての性能が平均的なバイク。
- スーパーバウザー(ハングオンタイプ)
- クッパの顔の形をしたモンスターバイク。性能的にはファイアホットロッドと同じようなもので、加速はバイクでは1番低い。タイムアタックやWi-Fiでは一番よく使用されていたマシンである。
- ワリオバイク
- メイド イン ワリオシリーズに登場するワリオの愛機。加速・ハンドリングなどの性能が高めだが、スピードとドリフトは低い。重さもバイクの中では1番。
- ワリオの体型に合わせた超短足仕様だが、他のキャラクターでも普通に運転できる。
- トゥインクルスター(隠し)
- スター紋章つきの美しいビッグスクーター。性能的にはトリッキーと同じようなもので、スーパーバウザーのスピードを下げてそれ以外のパラメータを底上げしたもの。
- ワイルドスピア(ハングオンタイプ/隠し)
- バイクの中では最もスピードが速いマシン。重さもファストグライドと同じくらいあるが、それ以外の性能は悪い。
- ファントム(隠し)
- 後ろの大きなマフラーが特徴的なクルーザー型バイク。ダート走行は高いが、ドリフトは今作最下位。
キャラクター
今作では最初から使用できる12人に加えて隠しキャラクターが13人おり、最大25人から使用するキャラクターを選ぶ。ゲーム中では表示されないが、若干ながら各キャラクターごとに固有の能力補正がかかる。なお、「隠しキャラ」と表記されている者は、ある条件を満たすと使えるようになるキャラクターである。
- 軽量級
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- マリオシリーズ作品では初登場で新キャラクター。
- Mii
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- シングルプレイでは「ライセンス」に登録しているMiiを、マルチプレイでは「ライセンス」に登録していないMiiも選択できる。さらにある条件を満たすと2種類のコスチュームを選択可能。服装はスーツAはそのMiiの好きな色のレーシングスーツ、スーツBは男ならマリオ、女ならピーチのコスプレとなる。重量と性能は身長と体重によって変化する。このキャラクターのみCOMとしては登場しない。
今作ではMiiを除き、すべての重量が同じ人数になっている。また、キャラクターによっては過去の作品から重量変更が行われている。DS版で軽量級であったピーチとヨッシーが中量級、中量級であったワルイージが重量級になっており、GC版以来の登場となったディディーコングとクッパJr.は軽量級から中量級に変更となっている。
なお、この隠しキャラクターたちは上に示している出現条件のほかに、プレイ回数が一定の数値に達したりWi-fi対戦で一定の数だけ優勝しても使えるようになる[9]。
コース
以下は、今作の「グランプリ」「VS」「タイムアタック」で使用されるコースである。全部で8つの「カップ(大会)」があり、1つのカップはそれぞれ4つのコースで構成されている(総32コース)。このうち「Wiiグランプリ」の4つのカップは今作新登場のコースで、「レトログランプリ」の4つのカップは過去の「マリオカートシリーズ」で登場したコースを復刻したものである。 ※印はMiiを使用すると一部の看板や像の顔がMiiに変化するコース。
Wiiグランプリ
今作で新しく用意された16のコース。遅いスタッフゴーストのタイムは全コース1分13秒125以上、速いスタッフゴーストのタイムは全コース1分05秒以上。
- キノコカップ
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- ルイージサーキット※
- 直線や緩やかなカーブで構成されたサーキット。終盤のカーブには外側にダッシュボードが多数設置されている。
- 『マリオカート7』では直接の登場はないが、「ネオクッパシティ」のBGMの一部に、このコースのフレーズが含まれている。Wiiグランプリの中では1周の距離と走行時間が最も短い。スタッフゴーストのタイムでは走行時間は3番目に短い。
- モーモーカントリー
- のどかな牧場の中を走るコース。コース上を横切る牛やチョロプーにぶつかると、転倒・スピンしてしまう。
- 『マリオカート8』で再登場、グライドボードが追加されている。
- キノコキャニオン
- 「トランポリンキノコ」がたくさん生えている山地の自然系コース。トランポリンキノコに乗ったマシンは大きく飛び跳ね上がる。コース後半の洞窟ではトランポリンキノコで飛び跳ねながら進む。『マリオカート7』で再登場するが、本作の背景は『New スーパーマリオブラザーズ』の背景を使っているのに対し、次作では『New スーパーマリオブラザーズ Wii』の背景に差し替えている。また、一部のトランポリンキノコが撤去されている。
- キノピオファクトリー※
- さまざまなトラップが施されたキノピオの工場を走るコース。一定時間ごとに向きが変わるベルトコンベアや、プレス機などのトラップが仕掛けられている。レンガブロックは、プレス機にプレスされるとアイテムボックスに変化する。ゴール手前は泥の地帯を進む。本作の新作コースのBGMの中では唯一このコースのみファイナルラップ時の再生はイントロから流れる。
- フラワーカップ
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- マリオサーキット
- 直線や緩やかなカーブで構成された、今作のメインとなるサーキット。ワンワンやクリボーが登場し、ぶつかると転倒・スピンしてしまう。今作の表彰式のシーンはこのコースが起用されている。
- 「ルイージサーキット」同様、『マリオカート7』の「ネオクッパシティ」のBGMの一部に、このコースのフレーズが含まれている。また、表彰式のBGMも冒頭部分が使用されている。
- ココナッツモール
- 海沿いの巨大なショッピングモールを走るコース。ショッピングモール内ではエスカレーターがいくつか設置されており、順回転のものに乗ればスピードアップできる(反対に、逆回転のものに乗るとスピードダウンする)。また、エスカレーターの向きは時間によって変わる。エスカレーターの手すりに乗ることもできる。
- 駐車場では車に乗ったMiiがレースの妨害をしてくる。車に当たったマシンは転倒する。『マリオカート7』で再登場。
- DKスノーボードクロス※
- 道がハーフパイプ状のスキー場を走るコース。スタート地点からすぐのゲートをくぐり、タル大砲で雪山の頂上に飛んでいく。コースの形状により「ジャンプアクション」を行える機会が多い。コースの中盤から、フェンスのないクレバスやスノーボードに乗ったヘイホーのいる地帯が続く。
- ワリオこうざん※
- 渓谷にある鉱山のレール上を走る凸凹コース。鉱山内部ではトロッコが並走しており、当たったマシンは転倒してしまう。トロッコの後ろにアイテムボックスがくっついていることもある。全体的にコースの道幅が狭く、フェンスがない区間もある。
- 『マリオカート8』の有料DLC『ゼルダの伝説パック』で再登場。鉱山内部が反重力ゾーンとなり、トロッコはスピンターボのギミックとなり障害物ではなくなった。
- スターカップ
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- デイジーサーキット※
- 夕焼けが美しい、海沿いのサーキット。連続するヘアピンカーブや直角カーブが続き、道の両脇まで建物が迫っており道幅がやや狭い。所々にパイロンが設置されており、当たるとほんのわずかだがスピードが落ちる。サーキット系コースだがBGMは独自のもの。
- ノコノコみさき※
- 海岸の岩場につくられた海系コース。コース中盤は川の流れに沿って進み、コース後半は水中トンネルの中を進む。水中トンネル内部には「サンダーバー」が設置されており、電撃に当たるとサンダーを受けたのと同じようにマシンが小さくなりしばらくの間スピードが落ちてしまう。『マリオカート7』で登場するが、サンダーカップに昇格。水の流れが強くなっているほか、水中トンネルが完全に水没し、サンダーバーが撤去された代わりにプクプク(当たると弾かれる)が泳いでいる。
- メイプルツリーハウス
- 巨大なハナチャンが棲む紅葉の巨木を走るコース。細い道や急カーブが多い。コース上にいくつかある落ち葉の山を踏むと、プレイしているゲームによっては「バナナ」「ダッシュキノコ」、低い確率で「スーパースター」が飛び出すことがある。『マリオカート7』でも登場し、落ち葉からはさらにコインとコウラも出現する。
- グラグラかざん
- マグマの海に浮かぶ活火山のコース。コース後半はファイアスネークがコース上を動き回っていたり、空から火山弾が降ってくる。また、時間の経過と共にコースの一部分が少しずつマグマの海に沈み、道幅が狭くなる。
- 『マリオカート8』で再登場。グライドボードが追加されている。
- スペシャルカップ
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- カラカラいせき※
- 砂漠と遺跡のコース。前半は砂漠を走り、後半は遺跡の中を走る。コース前半は倒れる柱やサンボがレースの妨害をし、遺跡内部ではサンボのほかにバサバサも現れ妨害をしてくる。また、遺跡内の大広間では時間の経過と共に砂が少しずつたまり、大きな砂の山ができていく。
- ムーンリッジ&ハイウェイ※
- テクニカルな音楽が流れる、交通量の多い森の道路と大都会の高速道路の道路系コース。一般車が左側通行でコースを走っており、ぶつかるとスピンしたり踏み潰されてしまう。さらに『マリオカート ダブルダッシュ!!』にも登場したボムへいカーも走行しており、マシンやこうらなどが接触すると爆発を起こす。コース中盤からのハイウェイゾーンにはダッシュボードが多く設置されており、アイテムボックスも流れている。
- クッパキャッスル
- クッパ城の中を走るコース。城の通路を走る前半と、溶岩地帯を走る後半に分かれている。城内では、ドッスンや『マリオカート ダブルダッシュ!!』にも登場した巨大な火の玉を発射するクッパ像がレースの妨害をしてくる。最後のストレートは地面からマグマの柱が吹き出し、接触すると転倒する。BGMの一部に『スーパーマリオブラザーズ』のクッパ城のBGMのフレーズが含まれている。
- レインボーロード
- 宇宙空間に浮かぶ、虹色のコース。急な下り坂、路面が上下にバウンドする区間、出口までひとっとびできるワープ空間、コースの分岐など、さまざまなしかけがコース上に施されており、非常に難しいコースと言える。また、コース全体でダッシュボードやジャンプアクションが行える起伏が数多く設置されている。本作のWiiグランプリの中では走行時間が最も長い。32コースでは走行時間は2番目に長い。スタッフゴーストのタイムでは走行時間は2番目に長い。
レトログランプリ
以下の16コースは、以前の「マリオカートシリーズ」に収録されていたものをリメイクしたコースである。ただし、レイアウトなど当時のものと仕様が若干異なるコースもある。遅いスタッフゴーストのタイムは全コース1分13秒125以上、速いスタッフゴーストのタイムは全コース1分05秒以上。
- こうらカップ
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- GC ピーチビーチ
- 海岸に作られた海系コース。浜辺では、一定時間で波が満ち引きし、水の深い所に進むとコースアウトとなる。また、近づくと突進してくるポイハナがいる[10]。沖にはGC版で登場した「デイジークルーザー」があり、デイジークルーザーは次回作の『マリオカート7』で登場する。
- DS ヨッシーフォールズ
- 所々滝が流れる湖のほとりの自然系コース。橋がかかった外周と滝の流れる内周に分かれており、滝の上ではスピードが足りないと水に流されやすい。今作は3周でゴールとなる。本作全32コースの中では走行時間が最も短い。スタッフゴーストのタイムでは走行時間は最も短い。
- SFC おばけぬま2
- 多くのテレサが住む古い桟橋のコース。外壁はカートやこうらがぶつかると崩れる。今作では「タイムアタック」「Wi-Fi」でプレイすると、ぶつかっても外壁は崩れないものの、時間経過で外壁が自動的に崩れるようになった。本作の全32コースの中では1周の距離が最も短い。また、このコースはファイナルラップ時の再生はイントロから流れる。
- 64 マリオサーキット
- さまざまなカーブが続くマリオのサーキット。ゴール直前は土管のトンネルを走るが、出口で側面から飛び出す際にジャンプアクションが可能。スタート地点の背景のポスターは『スーパーマリオサンシャイン』の「シャイン」が描かれている物に差し替えられている。
- バナナカップ
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- 64 シャーベットランド
- ツルツルすべる氷のコース。前半は海沿いの氷の上を走り、後半は氷の洞窟を走る。海に落ちると氷漬けになる。洞窟内では見通しの悪い急カーブが多く、ペンギンも歩いているため衝突に注意。今作では、洞窟エリアではBGMが変わるようになった。
- GBA ヘイホービーチ
- ヘイホーが海賊船から砲撃してくる砂浜を走る海系コース。飛んできた砲弾は一定時間が経過するか接触すると爆発する。また、コース上のカニにぶつかるとスピンする。なお、設置されているパラソルにぶつかるとパラソルが開閉する。
- DS モンテタウン
- モンテたちが暮らす街の中のコース。前半は町の中心部を走り、後半は郊外の海沿いを走る。木箱、跳ね橋、裏道などしかけが多い。
- GC ワルイージスタジアム
- モトクロスのような凸凹コース。凸凹道が続くため「ジャンプアクション」を行える機会が多い。ファイアバーや、土管から顔を出す巨大なパックンフラワー型の障害物が行く手を阻む。ヘアピンカーブが多い。なお、途中の土管から顔を出す巨大なパックンフラワー型の障害物の位置が当時のものと左右逆になっている。また、ダメージを受けても観客から嘆きの声が飛んで来なくなり、代わりにDKスノーボードクロスのヘイホーがいるエリア同様ジャンプアクションを行うと歓声が飛んでくるようになった。
- このはカップ
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- DS サンサンさばく
- 起伏の多い砂漠のコース。前半は遺跡のそばの道を、後半は丘陵地帯を走る。上空の太陽は時間がたつと動き始め、ファイアスネークをコース上に設置してくる。
- GBA クッパキャッスル3
- 溶岩の上に作られたコース。ドッスンが行く手を阻む。GBA版ではゴール手前でカメックが空を飛んでいたが、今作では登場しない。
- 64 DKジャングルパーク
- ジャングル内部に設けられた自然系コース。コース全体で道幅が狭い。今作では川を飛び越える際に船に衝突する危険性がなくなり、また道を外れて走っても石つぶてが飛んでこなくなった。このコースは「SFC おばけぬま2」同様、ファイナルラップ時の再生はイントロから流れる。
- GC マリオサーキット
- さまざまなコーナーで構成されたマリオのサーキット。「64 マリオサーキット」よりもカーブが激しいが、コースは短い。スタート地点の左手にキノコ城が見える。このコースのリメイクでこれでGC版のサーキット系コースが全てリメイクをしたことになった[11]。
- サンダーカップ(ある条件を満たすと出現する)
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- SFC マリオサーキット3
- 平原に作られたサーキット。中盤に急なカーブがあり、終盤にはショートカットと小さいダッシュボードがある。
- DS ピーチガーデン
- ピーチ姫のお庭を走るコース。所々でワンワンが走り回り、コース終盤は地面からチョロプーが飛び出してくる。
- GC DKマウンテン
- 広大なジャングルと火山で構成された自然系コース。前半はタル大砲で山に飛んで下っていき、後半はジャングルの中を走る。道の高低差が激しくヘアピンカーブも多い。途中で岩が転がっているところがあり、大きい岩にぶつかると転倒する。ゴール手前は、フェンスのない橋の上を進む。
- 64 クッパキャッスル
- クッパのお城の中を走るコース。前半はドッスンが待ち構える通路、後半は裏庭、溶岩地帯に建つ塔を走る。直角カーブが多く、後半の溶岩地帯では下からマグマが噴き出してくる。一部道幅が狭い。本作の全32コースの中では1周の距離と走行時間が最も長い。スタッフゴーストのタイムでは走行時間は最も長い。ドッスンが『マリオカート ダブルダッシュ!!』以降に登場したタイプの物に差し替えられている他、原作ではこちらが近付くと「ワッハッハ」という声で笑っていたが、今作では笑わない。なお、原作では城に入って2つ目の部屋の出口の前にいるドッスンは排気量によって数が異なっていたが(50ccでは1体、100ccでは2体、150cc・おまけでは3体)、本作では排気量に関係なく3体に固定されている。
おじゃまキャラ
以下はコース・ステージ上で登場するキャラクター達である。
- 牛
- 「モーモーカントリー」で登場。1周目は草むらに居るが、2、3周目にコース上を横切るようにゆっくり移動する。ぶつかると転倒する。
- チョロプー
- 「モーモーカントリー」「DS ピーチガーデン」で登場。ぶつかると転倒する。
- クリボー
- 「キノコキャニオン」「マリオサーキット」「ノコノコみさき」「GC マリオサーキット」で登場。接触するとスピンする。こうらなどを当てると「ダッシュキノコ」を落とす。
- ワンワン
- 「マリオサーキット」「GC マリオサーキット」「DS ピーチガーデン」「ワンワンルーレット」で登場。鎖に繋がれているワンワンは、近くにいるマシンに襲いかかる。鎖に繋がれていないはぐれワンワンは、走り回ったり転がったりしている。ぶつかると転倒する。
- 海賊ヘイホー
- 「GBA ヘイホービーチ」で海賊船から大砲で砲撃してくる。大砲から撃たれた弾は着弾後、時間経過かマシンの衝突などで爆発する。
- でかハナチャン
- 「メイプルツリーハウス」で登場。接触すると弾き飛ばされる。
- ファイアスネーク
- 「グラグラかざん」「DS サンサンさばく」で登場。接触するとスピンする。太陽や土管から放出される。
- サンボ
- 「カラカラいせき」「DS サンサンさばく」で登場。接触すると転倒する。サンダーやボムへいなどの爆発、こうらを受けるといなくなるが、しばらくすると生えてくる。
- 一般車
- 「ムーンリッジ&ハイウェイ」を走っている車。車の側面・後方から当たると転倒、正面衝突するか追突されると踏み潰されてアイテムも失う。ハイウェイ区間では速度が速くなり、ウインカーを出して車線変更をすることがある。
- ボムへいカー
- 「ムーンリッジ&ハイウェイ」で一般車と共に走っている。接触するかコウラを当てると爆発する。一定時間後に復活する。
- ドッスン
- 「クッパキャッスル」「GBA クッパキャッスル3」「64 クッパキャッスル」「ドッスンさばく」で登場。上から踏み潰そうとする。
- ポイハナ
- 「GC ピーチビーチ」で登場。近くのマシンを投げ上げようとする。
- パックンフラワー
- 「64 マリオサーキット」「GC ワルイージスタジアム」「GC マリオサーキット」で登場。「64 マリオサーキット」ではコースの外側に登場し、移動はしない。「GC ワルイージスタジアム」では平らな土管から出てくる(厳密にはパネルであり、ぶつかっても壁と同じ扱いで、スター等でも倒せない)。「GC マリオサーキット」では近くのマシンを攻撃しようとする。
- ペンギン
- 「64 シャーベットランド」で登場。コースの中心で前後に歩く巨大なもの・洞窟内で柱を中心に歩くもの・氷上を滑るものがいる。
- カニ
- 「GBA ヘイホービーチ」で登場。当たるとスピンする。アイテムで撃退できるが、一定時間後に復活する。
- 太陽
- 「DS サンサンさばく」で登場。2周目から動き出し、ファイアスネークをコース上に落とす。
- バサバサ
- 「ワリオこうざん」「カラカラいせき」に登場。
アイテム
「グランプリ」「VS」「バトル」では、コース・ステージ上にある「アイテムボックス」を通過すると、ランダムで以下の19種類の内いずれかのアイテムを入手できる。このとき順位が低いほどより強力なアイテムが入手しやすい。また、プレイするゲームによって登場するアイテムが異なっている。なお、アカこうら・トゲゾーこうらが自分のマシンをサーチしているときや、キラー・スーパースター・きょだいキノコ・カミナリぐも使用中の他のマシンが自分のマシンに接近すると、画面下にそのアイテムのマークがついたフキダシが表示され距離に応じた警告音が鳴る。
「チーム戦」では、攻撃・妨害するアイテムは全て相手チームのマシンのみが対象となり、自分や自分と同じチームのマシンが使用したアイテムで味方にダメージを与えたり、いわゆる自滅をしてしまうことはない(自分のチームが使用した「バナナ」や「こうら」などはそのまわりに自分のチームカラーのバリアが表示され、また「にせアイテムボックス」や「ボムへい」の爆風など自分のチームカラーで表示されるアイテムもあり、これらには触れてもダメージは受けない)。
今作では「きょだいキノコ」「POWブロック」「カミナリぐも」の3つが新アイテムだが、次作『マリオカート7』ではいずれも登場しない。
各アイテムの詳細はマリオカートシリーズのページを参照。
- バナナ・トリプルバナナ
- コース上に設置したり、前方へ投げられるアイテム。踏んだマシンはスピンしてしまう。「バナナ」はアイテム使用ボタン(以下、この節では「ボタン」と記す)を押し続けるとマシンの後ろにバナナを装備したままになり、後方から飛んでくるミドリこうら・アカこうらを防ぐことも可能。「トリプルバナナ」は、ボタンを一度押すとマシンの後ろに3つバナナが装備され、ボタンを押すごとに1本ずつ前に投げたり後ろに設置したりすることができる。
- ミドリこうら・トリプルミドリこうら
- 前後に投げられるアイテム。投げると直進し、当たったマシンを転倒させる。コースの壁などに当たると反射するが、何度か壁に当たると消滅する。「トリプルミドリこうら」はボタンを押すとマシンの周りを回るようにミドリこうらが3つ装備され、ボタンを押すごとに1つずつ投げることができる。「バナナ・トリプルバナナ」と同様に、後方のこうらを防ぐこともできる。
- アカこうら・トリプルアカこうら
- 前後に投げられるアイテム。前に投げると前方のカートを自動的に追いかけながらコースに沿って進み(「バトル」では近くの相手チームのマシンを自動的に追いかけ)、当たったマシンを転倒させる。後ろに投げた場合は、ライバルのマシンをサーチする機能は働かずそのまま直進していく。また、コースの壁などに当たると消滅する。「トリプルアカこうら」はボタンを押すとマシンの周りを回るようにアカこうらが3つ装備され、ボタンを押すごとに1つずつ投げることができる。「バナナ・トリプルバナナ」と同様に、後方のこうらを防ぐこともできる。
- ボムへい
- コース上に設置したり、前方へ投げられるアイテム。投げるか設置してから、一定時間経つかマシンが接近・またはこうらなどが当たると爆発する。爆風に触れたマシンは転倒・スピンする。「バナナ」と同様に後ろに装備したまま走ることも可能。ただし、今作では装備したボムへいにライバルやアイテムが触れるとプレイヤーも爆風に巻き込まれてしまう。
- トゲゾーこうら
- 使用すると、先頭のマシン(「VS」のチーム戦では相手チームで順位が1番上のマシン、「バトル」では相手チームで最も獲得ポイント・コインの多いマシン)を目指して飛んで行き、当たると爆発を起こす。爆風に触れたマシンは転倒・スピンする。当たる直前にダッシュキノコを使うことで回避できる。
因みに1位で使用すると、自分がくらってしまう。
- にせアイテムボックス
- コース上に設置したり前方へ投げられる、本物のアイテムボックスにそっくりのアイテム。触れたマシンは転倒する。「バナナ」と同様に後ろに装備したまま走ることもできるが、飛んできたこうらなどがすり抜けてしまうため、後方からのこうらを防ぐ効果はない。
- ダッシュキノコ・トリプルダッシュキノコ
- 前作までは単に「キノコ」という名称であったが、今作から「ダッシュキノコ」に変更された。使用すると一定時間マシンのスピードが上がる。「トリプルダッシュキノコ」は3回「ダッシュキノコ」を使用できる。なお、「バトル」では、ダッシュキノコ系でダッシュ中に相手チームのマシンに体当たりすることで、そのマシンの持つ風船・コインを横取りすることができる。
- パワフルダッシュキノコ
- 使用してから一定時間、ボタンを押すたびにダッシュができる。
- キラー
- 「グランプリ」「VS」でのみ登場するアイテム。使用すると一定時間キラーに変身し、コースに沿って自動的に前進する。キラーに当たったマシンは転倒する。また変身中は他のアイテムの効果などに対し無敵となる。
- ゲッソー
- 使用すると、自分より上位のマシン全て(「バトル」では相手チームのマシン全て)にスミを吐き、しばらくの間視界を悪化させる。1位の時に使うと自分のみスミをくらってしまう。
- サンダー
- 使用するとライバルのマシン全てに雷を落とす。雷を受けたマシンはその時持っていたアイテムを落とし、さらに一定時間マシンが小さくなりスピードが遅くなる。「バトル」では「ふうせんバトル」でのみ登場し、使用すると相手チームのマシン全てに雷を落とす。ただし、風船を割る効果は無いためポイントが加算されることはない。
- スーパースター
- 使用すると一定時間無敵になる。この間はマシンのスピードが上がり、アイテムの効果やトラップなどによるダメージを一切受けない。また、ぶつかった他のマシンを弾き飛ばす効果もある。「バトル」では相手チームのマシンに体当たりすることで、そのマシンの持つ風船・コインを横取りすることができる。
- きょだいキノコ
- New スーパーマリオブラザーズより登場のアイテム。使用すると一定時間自分のキャラがマシンごと巨大化し、ぶつかった他のマシンを踏み潰す。さらにこの間はほとんどのアイテムの効果やコース上のトラップなどに対し無敵となり、マシンのスピードも少し上がる。ただし、スーパースターやキラーを使用しているライバルに突撃するとこちらが吹き飛ばされてしまう。また、サンダーを受けたりノコノコみさきのサンダーバーに触れたり、時間切れになると強制的に元の大きさに戻る。(小さくはならない)
- POWブロック
- 使用すると地面を大きく揺らし、地面に接している他のマシンをスピンさせる。このアイテムでスピンしたマシンは持っているアイテムを落としてしまう。ただし、揺れる瞬間にウィリーと同じ操作をするとスピンを軽減できるが、アイテムは失う。「グランプリ」「VS」では自分より上位を走るライバル・相手チームのマシン全てが対象となる。「バトル」では「あつめてコイン」でのみ登場し、地面に接している相手チームのマシン全てをスピンさせる。
- カミナリぐも
- 「グランプリ」「VS」でのみ登場するアイテム。入手すると自動的にカミナリぐもに取り付かれ、一定時間が経過すると自分に雷を落とされてしまう。カミナリぐもが取り付いている時にライバルのマシン(「チーム戦」では相手チームのマシン)に触れると、そのマシンにカミナリぐもをなすりつけることができる。また、カミナリぐもが取り付いている間はマシンのスピードが上がる他、ダートゾーン走行中も減速しない。
ステージ
以下は今作の「バトル」で使用されるステージである。今作で新登場となる「Wiiステージ(全5ステージ)」と、過去のシリーズで登場したものをリメイクした「レトロステージ(全5ステージ)」の全10ステージが収録されている。
Wiiステージ
今作で新登場の5つのステージ。本作の新作ステージはすべて専用のBGMが用意されている。
- ブロックひろば※
- 64版の「ブロックとりで」とGC版の「ブロックシティ」が合体したような、 巨大なブロックやオブジェが立ち並ぶステージ。時間が経過するとオブジェやブロックが沈んでゆき、穴ができる。穴に落ちるとコースアウトとなる(コースアウトすると風船を1つ失ったり、コインを数枚失う)。新作のこのバトルステージのBGMはこれまでの歴代のマリオカートシリーズのバトル系BGMに最も近い。
- アクアリゾート
- ヴェネツィアのような水上都市のステージ。時間が経過するにつれてステージのまわりの水量が増加してゆく。さらに一定時間が経過すると鐘の音と共に橋が架かり(同時に下にある扉も開く)、ステージ北側の建物へ進めるようになる。なお、水の深いところに進むとコースアウトとなる。
- ファンキースタジアム
- モトクロスのような地形が設けられた広大なスタジアムのステージ。各所にダッシュボードが設置されている。今作のステージの中では最も広い。
- ワンワンルーレット
- 全体がカジノのルーレットのような形状のステージ。ステージの中心がルーレットのように回転しており、さらにワンワンがルーレットの玉のようにステージ内を円周上に転がり続けている。ワンワンに踏み潰されると風船を1つ失ったり、コインを数枚落としてしまう。なお、中央のリングの中心にある3つのアイテムボックスからはスターもしくはまれにダッシュキノコが出現する。
- ドッスンさばく
- 巨大なドッスンが中心に居座る砂漠のステージ。一定時間ごとにドッスンが砂の波を起こし、砂の波に乗るとマシンがステージの外側に押し流される。ステージ外側にあるサボテンに衝突するとスピンし、風船を1つ失ったりコインを数枚落としてしまう。砂の中にはドッスンが埋まっており、それを利用してジャンプアクションができる。なお、ステージの中心はあり地獄となっており、ここに入るとコースアウトとなる。
レトロステージ
過去のシリーズに収録されていたものを復刻した5つのステージ。過去の5作品からそれぞれ1ステージずつ、リメイクされたステージが登場する。
- SFC バトルコース4
- 直角のフェンスで何重にも仕切られたステージ。
- GBA バトルコース3
- ステージの四隅に4つのフェンスが設置されているステージ。全10種類のバトルステージの中でこのバトルステージが最も構造がシンプルである。
- 64 まてんろう
- 高層ビルの屋上に作られたステージ。
- GC クッキーランド
- 円形の巨大なクッキーが舞台のステージ。今作のステージの中では一番狭い。レトロステージの中では唯一原曲をそのまま使っている。
- DS ゆうやみハウス
- 複数の部屋で仕切られたお屋敷のステージ。ステージの外側の通路はフェンスが無い。
大会
「マリオカートチャンネル」にて、1か月に2回(前半が1日-10日、後半が15日-25日)「大会」が開催されている。現在は、プレイヤー1人で指定された条件のコースをプレイして、ゲーム終了後にサーバーに記録を送信するシステムとなっている。一部ではWiiハンドル(Wiiリモコン)限定やカート限定など、使用できるコントローラやマシンが限定された大会もある。なおこの大会は全世界共通だが、時差の関係で日程が日本とは若干異なっている。タイムは期間中は何度でも送信できる。大会の詳細については公式ウェブサイトを参照のこと。
注釈
- ^ a b “ゴールデンウィークは「マリオパーティ9」が好調だった「ゲームソフト週間販売ランキング+」”. 4Gamer.net (2012年5月10日). 2014年5月10日閲覧。
- ^ “株主・投資家向け情報:販売データ - 主要ソフト販売実績 Wii U専用ソフト”. 任天堂. 2015年12月22日閲覧。
- ^ 世界一売れたゲーム:08年は「マリオカートWii」の894万本 日米英で首位に 2位も任天堂(毎日新聞)
- ^ “売り切れも納得? 出荷200万本の「MHP3rd」,販売本数でも195万本を記録。PSP販売台数はなんと32万台の「ゲームソフト週間販売ランキング」”. 4Gamer.net (2010年12月8日). 2011年8月12日閲覧。
- ^ “Mario Kart Wii”. All Game (2008年4月27日). 2012年8月22日10:54閲覧。
- ^ 「50cc」はカートのみ「100cc」はバイクのみ、「150cc」では両方が使用可能のクラスである。ただし条件を満たすと「50cc」「100cc」でもマシンが両方使用可能となる。さらに条件を満たすとコースが左右反転された「150ccミラー」も登場する。
- ^ ドライバーズポイントは1位が15ポイント・2位が12ポイント・3位が10ポイント・4位が8ポイント。以下1つ順位が下がるごとに、加算されるポイントが1ずつ減少。最下位の12位は1ポイントももらえない
- ^ ルールの設定によっては、「グランプリ」に近いルールで対戦することもできる。
- ^ ただしその回数は非常に多い。マシンでも同様だが、後者の対象はキャラクターのみ。
- ^ 原作ではこちらを見付けるとすぐに近付いて来たが、今作ではワンテンポ空けてから近付いて来るようになった。なお、こちらを発見した際頭上に「!」マークが表示される。
- ^ 前作『マリオカートDS』で「GC ルイージサーキット」と「GC ヨッシーサーキット」がそれぞれリメイクされている。
関連項目
- マリオカートシリーズ
- TV-CMイメージキャラクター(日本版)
- 発売当初
- 2010年4月 -
- みんなのニンテンドーチャンネル内「体験!芸ーム人」に出演
- 永松亮(BGM作曲)