曽根圭介
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ペンネーム |
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誕生 |
1967年4月21日(57歳) 日本 静岡県 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 |
静岡県立沼津東高等学校卒業 早稲田大学商学部中退 |
活動期間 | 2007年 - |
ジャンル | 推理小説、ホラー小説 |
代表作 |
『沈底魚』(2007年) 『熱帯夜』(2009年) |
主な受賞歴 |
日本ホラー小説大賞短編賞(2007年) 江戸川乱歩賞(2007年) 日本推理作家協会賞短編賞(2009年) |
デビュー作 | 『沈底魚』 |
ウィキポータル 文学 |
略歴・人物
[編集]静岡県生まれ[2]。静岡県立沼津東高等学校在学中には空手道部に所属し、NHKアナウンサーの佐々木彩は部の後輩であった[3]。高校卒業後、1浪を経て早稲田大学商学部へ進学するが、後に中退[4]。「25歳まではブラブラするから」と親に宣言し、アルバイト生活を続ける[4]。25歳になった時にいよいよまずいと思い始め、池袋のホテルに正社員として就職[5]。サウナ部門で5年間、漫画喫茶の店長など4店舗の統括運営管理者として5年間、計10年間働いたが、4週間で休みは6日という日々に消耗し、退職[5]。36歳で無職になるが、貯金があったため毎日図書館で本を読むという生活を1年続ける[5]。しかし読むだけの日々にも飽きがきたため、一度書いてみるかと執筆を決意。完成に5か月かかった初めての作品「蟷螂之斧」を江戸川乱歩賞に応募したところ、1次審査を通過する[6]。のちに振り返っても、この時が1番嬉しかったという[6]。
その後「沈底魚」を執筆し、完成するもストーリー展開が気に入らず鬱々とした日々を過ごす[6]。気分転換にと別の短編作品「鼻」を書いたところ[6]、2007年の第14回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞[7]。その後「沈底魚」を改めて書き直し[6]、同年、第53回江戸川乱歩賞を受賞した[8]。受賞時のペンネームは曽根狷介(けんすけ)。2009年、「熱帯夜」で第62回日本推理作家協会賞短編賞を受賞[9]。2021年「藁にもすがる獣たち」が韓国で映画化された。
趣味は山登り[6]。
受賞・候補歴
[編集]作品
[編集]単著
[編集]- 沈底魚(2007年8月 講談社 / 2010年8月 講談社文庫)
- 鼻(2007年11月 角川ホラー文庫)
- 収録作品:暴落 / 受難 / 鼻
- あげくの果て(2008年10月 角川書店)
- 【改題】 熱帯夜(2010年10月 角川ホラー文庫)
- 収録作品:熱帯夜 / あげくの果て / 最後の言い訳
- 【改題】 熱帯夜(2010年10月 角川ホラー文庫)
- 図地反転(2009年9月 講談社)
- 【改題】本ボシ(2012年8月 講談社文庫)
- 藁にもすがる獣たち(2011年8月 講談社 / 2013年8月 講談社文庫)
- 殺し屋.com(2013年8月 角川書店)
- 【改題】暗殺競売(オークション)(2017年2月 角川文庫)
- TATSUMAKI 特命捜査対策室7係(2014年11月 講談社 / 2016年11月 講談社文庫)
- 工作名カサンドラ(2015年7月 朝日新聞出版 / 2018年2月 朝日文庫)
- 黒い波紋(2017年6月 朝日新聞出版)
- 腸詰小僧 曽根圭介短編集(2019年8月 光文社 / 2022年8月 光文社文庫)
- 収録作品:腸詰小僧 / 解決屋 / 父の手法 / 天誅 / 成敗 / 母の務め / 留守番
アンソロジー
[編集]「」内が曽根圭介の作品
- ザ・ベストミステリーズ 2009 推理小説年鑑(2009年7月 講談社)「熱帯夜」
- 【分冊・改題】Bluff 騙し合いの夜 ミステリー傑作選(2012年4月 講談社文庫)
- NOVA 2 書き下ろし日本SFコレクション(2010年7月 河出文庫)「衝突」
- ザ・ベストミステリーズ 2010 推理小説年鑑(2010年7月 講談社)「老友」
- 【分冊・改題】BORDER 善と悪の境界 ミステリー傑作選(2013年11月 講談社文庫)
- 現場に臨め(2010年10月 光文社カッパ・ノベルス / 2014年4月 光文社文庫)「天誅」
- ザ・ベストミステリーズ 2011 推理小説年鑑(2011年7月 講談社)「義憤」
- 【分冊・改題】Shadow 闇に潜む真実 ミステリー傑作選(2014年11月 講談社文庫)
- 宝石 ザ ミステリー2(2012年12月 光文社)「腸詰小僧」
- ザ・ベストミステリーズ 2013 推理小説年鑑(2013年4月 講談社)「妄執」
- 【分冊・改題】Esprit 機知と企みの競演 ミステリー傑作選(2016年11月 講談社文庫)
- 宝石 ザ ミステリー2014冬(2014年12月 光文社)「解決屋」
- 宝石 ザ ミステリー Red(2016年8月20日 光文社)「留守番」
- ザ・ベストミステリーズ 2017 推理小説年鑑(2017年5月 講談社)「留守番」
- ザ・ベストミステリーズ 2019 推理小説年鑑(2019年6月 講談社)「母の務め」
- 【改題】2019 ザ・ベストミステリーズ(2022年4月 講談社文庫)
- 超短編! 大どんでん返し(2021年2月 小学館文庫)「尋問」
- ミステリーアンソロジー 大逆転(2023年2月 朝日文庫)「母の務め」
- 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成2(2023年11月 角川ホラー文庫)「鼻」
出典
[編集]- ^ 会員名簿 曽根圭介|日本推理作家協会
- ^ “プロフィール 曽根圭介”. ローチケHMV. 2016年11月26日閲覧。
- ^ “静岡県立沼津東高/5 自分で自分を教育 作家・曽根圭介さん /東京”. 2019年7月24日閲覧。
- ^ a b 曽根圭介(インタビュアー:網谷隆司郎)「嗜好と文化 vol.67 曽根圭介(1/3ページ)」『毎日新聞』、2016年10月3日 。2018年5月6日閲覧。
- ^ a b c 曽根圭介(インタビュアー:網谷隆司郎)「嗜好と文化 vol.67 曽根圭介(2/3ページ)」『毎日新聞』、2016年10月3日 。2018年5月6日閲覧。
- ^ a b c d e f 曽根圭介(インタビュアー:網谷隆司郎)「嗜好と文化 vol.67 曽根圭介(3/3ページ)」『毎日新聞』、2016年10月3日 。2018年5月6日閲覧。
- ^ “日本ホラー小説大賞 受賞作品リスト”. webKADOKAWA. 2012年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月26日閲覧。
- ^ “第53回 江戸川乱歩賞授賞式 帝国ホテル富士の間にて”. 日本推理作家協会. 2012年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月26日閲覧。
- ^ “2009年 第62回 日本推理作家協会賞 短編部門”. 日本推理作家協会. 2016年11月26日閲覧。