水子 (富士見市)
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水子 | |
---|---|
水子貝塚公園 | |
北緯35度50分42.77秒 東経139度33分24.85秒 / 北緯35.8452139度 東経139.5569028度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 埼玉県 |
市町村 | 富士見市 |
人口 | |
• 合計 | 8,154人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
354-0011[2] |
市外局番 | 049[3] |
ナンバープレート | 所沢 |
水子(みずこ)は、埼玉県富士見市の南部の地名(大字)である。郵便番号は354-0011[2]。
地理
[編集]富士見市南部の主に武蔵野台地上に位置する。南側の沖積平野に柳瀬川が、台地の縁に沿うように北側に新河岸川や富士見江川が流れる[4]。 西みずほ台付近に1ヶ所、水谷東付近に2ヶ所の飛地を有する[5]。
歴史
[編集]もとは江戸期より存在する水子村、古くは室町期より見出せる水子郷であった[4]。
- 正保年間は幕府領および旗本三浦氏・杉浦氏・芝山氏の相給、幕末は上野前橋藩領。
- 1869年(明治2年) - 版籍奉還により水子村が川越藩の管轄になる。
- 1871年(明治4年) - 川越藩が川越県、さらに入間県となる。
- 1873年(明治6年) - 入間県、群馬県が合併、熊谷県となる。
- 1876年(明治9年) - 熊谷県が廃止、旧入間県が埼玉県に編入。
- 1879年(明治12年) - 入間郡が設けられる。
- 1889年(明治22年) - 水子村と針ケ谷村が合併し、入間郡水谷村となる[4]。水子村は水谷村の大字水子となる。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 町村合併促進法が施行され、水谷村、宗岡村、内間木村、志木町が合併、北足立郡志紀町となる[4][6]。水谷村一時消滅。
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 水谷村が志紀町から分離、北足立郡水谷村となる[6]。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 鶴瀬村、南畑村、水谷村が合併、富士見村となる[6]。富士見村の大字水子となる。
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 町制施行、富士見町となる[6][4]。富士見町の大字水子となる。
- 1967年(昭和42年) - 大字水子の一部を北足立郡足立町(後の志木市)へ編入する[7][4]。なお、同時に足立町大字宗岡の一部を富士見町へ編入する[7]。
- 1972年(昭和47年)4月10日 - 市制施行、富士見市となる[6][4]。富士見市の大字水子が成立[8]
- 1972年(昭和48年)8月1日 - 大字水子の一部が大字鶴馬の一部と併合して鶴馬3丁目が成立[4][8]。
- 1977年(昭和52年)10月21日 - 地内を通る東武東上本線にみずほ台駅が開設される。
- 1978年(昭和53年)10月1日 - 土地区画整理事業により大字水子の一部から東みずほ台(1 - 3丁目)、西みずほ台(1 - 3丁目)、水谷(1 - 2丁目)、水谷東(1 - 3丁目)、が分離成立[8][9]。
- 1982年(昭和57年)12月 - 土地区画整理事業により、大字水子字榎町が分離して榎町が成立する[10][11]。
小字
[編集]世帯数と人口
[編集]2017年(平成29年)9月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
大字 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
水子 | 3,283世帯 | 8,154人 |
小・中学校の学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[13]。
区域 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
東武東上線以東でみずほ台東通線(市道48号線)を経て市道1127号線 同1101号線、同1106号線、同1097号線、同1105号線、同34号線 同35号線を結ぶ東側で、国道浦和・所沢線北側の地域 |
富士見市立水谷小学校 | |
東武東上線以東の国道浦和・所沢線南側で、市道44号線以西の地域 | 富士見市立水谷東小学校 | |
東武東上線以東でみずほ台東通線(市道48号線)を経て、市道1127号線 同1101号線、同1106号線、同1097号線、同1105号線、同34号線 同35号線を結ぶ西側の地域 |
富士見市立みずほ台小学校 | |
東武東上線西側の地域 | 富士見市立針ケ谷小学校 | |
水谷第1町会の地域 | 富士見市立本郷中学校 | |
東武東上線西側の地域 | 富士見市立西中学校 | |
東武東上線以東の水谷第2町会、水谷第3町会(市道39号線と県道 大井・志木線を結ぶ南側の地域) |
富士見市立水谷中学校 |
交通
[編集]地内を東武東上線が通るが駅はない。かつて水子の一部だった東みずほ台に東武東上本線のみずほ台駅があり[8]、同駅が最寄り駅となっている[14]。なお、地内の最南部は柳瀬川を挟み柳瀬川駅が近接する[5]。
- 道路
寺社
[編集]施設
[編集]- 水子貝塚公園・水子貝塚資料館[5]
- 山崎公園
- 石井緑地公園[14]
- 埼玉県富士見中継ポンプ場 - 飛地に所在。南畑大排水路の流末。
- 富士見市立本郷中学校
- 富士見市立水谷中学校
- 富士見市立水谷東小学校
その他
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “平成29年度の富士見市の人口・世帯数”. 富士見市 (2017年10月10日). 2017年10月27日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月27日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』809-810頁。
- ^ a b c “富士見市指定文化財マップ 水子地域の指定文化財” (PDF). 富士見市役所 (2017年12月5日). 2017年12月6日閲覧。
- ^ a b c d e 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1423頁。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』77頁。
- ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1141頁。
- ^ “38期第2回「郷土富士見検定」解説と探訪” (PDF). 富士見市民大学. 2017年3月10日閲覧。
- ^ “あゆみ(昭和57年1月 - 昭和58年12月)”. 富士見市役所 (2016年12月). 2017年12月6日閲覧。
- ^ “土地区画整理事業一覧表” (PDF). 富士見市役所 (2016年3月). 2017年12月6日閲覧。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1393頁。
- ^ “通学区”. 富士見市. 2017年10月27日閲覧。
- ^ a b c “湧き水と貝塚をたずねて (富士見市水子)” (PDF). 富士見市役所 (2012年3月). 2017年12月6日閲覧。
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日、1141頁。ISBN 4040011104。