独創性を拓く先端技術大賞
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独創性を拓く先端技術大賞(どくそうせいをひらくせんたんぎじゅつたいしょう)は、産経新聞社が、"「科学技術創造立国」の実現に向け、優れた研究開発成果をあげた、全国の理工系学生と企業の若手研究者および技術者を表彰する"目的で設置した賞。
概要
[編集]自然科学分野の学生の研究意欲を高めることを目的に、1987年に日本工業新聞(現題号:フジサンケイビジネスアイ)により、ノーベル化学賞受賞者の福井謙一の協力のもと創設された「独創性を拓く先端技術学生論文」が発祥で、第16回・2002年より、企業の若手研究者も表彰対象に加えられ、現在の名称に改められた。
このため、本表彰制度は「企業・産学部門」「学生部門」の2部門からなる。
「企業・産学部門」は募集年度に原則40歳以下の研究者が新たに公表した、企業・団体もしくは産学連携による研究開発成果、特に、近い将来の実用化を見据えた技術開発、新製品などが対象となっている。
また、幾つかの募集分野が設定されているが、それ以外のノンセクション枠もあり、全ての自然科学分野(医学・薬学・理学・工学・農学・情報学など)が対象となっている。
- 審査委員会 - 全国の関係大学教授と企業の研究開発担当役員などで構成する。各委員は、フジサンケイビジネスアイが審査項目別に各8人前後を委嘱する。
- 表彰制度委員会 - 文部科学省、経済産業省、フジサンケイ ビジネスアイ、フジサンケイグループ関係者からなり、本表彰制度がより客観性、公平性を高めるために、必要に応じて助言・指導するとともに、下部組織である事務局を通じ表彰制度の運営・実施にあたる。
授賞式・レセプションは、例年、募集の翌年度の6月もしくは7月に、高円宮妃の臨席のもと、執り行われる。
賞一覧
[編集]「企業・産学部門」
[編集]「学生部門」
[編集]団体別受賞数
[編集]「企業・産学部門」(第16回・2002年~第27回・2013年)
[編集]- 日本電気株式会社(7回)
- 東レ株式会社(4回)
- 独立行政法人情報通信研究機構(4回)
- キリンビール株式会社(2回)
- 日本原子力研究所(2回)
- 株式会社日立製作所(2回)
- JFEスチール株式会社(2回)
- 三井化学株式会社(2回)
- 株式会社KDDI研究所(2回)
- 独立行政法人産業技術総合研究所(2回)
- 富士フイルム株式会社(2回)
- インフォコム株式会社
- NECトーキン株式会社
- 川崎製鉄株式会社
- ダイハツ工業株式会社
- 財団法人鉄道総合技術研究所
- テルモ株式会社
- 東芝メディカルシステムズ株式会社
- 株式会社トプコン
- 日本光電工業株式会社
- 日本電信電話株式会社
- 株式会社日立メディコ
- ペンタックス株式会社
- 松下電器産業株式会社
- 瑞穂医科工業株式会社
- ファナック株式会社
- キヤノン株式会社
- TDK株式会社
- 株式会社東芝研究開発センター
- 株式会社創晶
- 株式会社IHI
- マグナビート株式会社
- 古河機械金属株式会社
- 財団法人電力中央研究所
- 月島機械株式会社
- セキテクノトロン株式会社
- 株式会社竹中工務店
- 株式会社神戸製鋼所
- 神鋼メタルプロダクツ株式会社
- 株式会社フジクラ
- NTTエレクトロニクス株式会社
- アプライドバイオシステムズジャパン株式会社
- 独立行政法人 放射線医学総合研究所
- 応用光研工業株式会社
- 花王株式会社
- 月桂冠株式会社
- 日本メディカルマテリアル株式会社
- 財団法人ファインセラミックスセンター
- 大日本印刷株式会社
- パナソニック株式会社
- 独立行政法人物質・材料研究機構
- 天山酒造株式会社
- 佐賀県工業技術センター
- 株式会社タムラ製作所
- 株式会社光波
- 独立行政法人海洋研究開発機構
- 富士電機株式会社
- (産学連携)東京大学(3回)
- (産学連携)大阪大学(2回)
- (産学連携)東北大学(2回)
- (産学連携)東京女子医科大学
- (産学連携)慶應義塾大学
- (産学連携)筑波大学
- (産学連携)東京工業大学
- (産学連携)神戸大学
- (産学連携)京都大学
- (産学連携)大阪府立大学
- (産学連携)麻布大学
- (産学連携)広島大学
- (産学連携)九州大学
- (産学連携)横浜国立大学
- (産学連携)佐賀大学
「学生部門」(第1回・1987年~第27回・2013年)
[編集]- 東京大学(43回)
- 東京工業大学(26回)
- 東北大学(14回)
- 九州大学(12回)
- 筑波大学(10回)
- 名古屋大学(9回)
- 大阪大学(6回)
- 京都大学(6回)
- 大阪府立大学(6回)
- 早稲田大学(6回)
- 東京農工大学(5回)
- 慶應義塾大学(4回)
- 長岡技術科学大学(4回)
- 東京理科大学(4回)
- 電気通信大学(3回)
- 北海道大学(3回)
- 奈良先端科学技術大学院大学(3回)
- 九州工業大学(2回)
- 九州東海大学(2回)
- 熊本大学(2回)
- 広島大学(2回)
- 千葉大学(2回)
- 中央大学(2回)
- 東京電機大学(2回)
- 宇都宮大学
- 香川医科大学
- 大阪産業大学
- 東京都立科学技術大学
- 東京都立大学 (1949-2011)
- 東京農業大学
- 武蔵大学
- 福岡大学
- 北海道工業大学
- 名古屋工業大学
- 横浜国立大学
- 神戸大学
- パデュー大学
- 徳山工業高等専門学校(4回)
- 長岡工業高等専門学校(2回)
- 仙台電波工業高等専門学校(2回)
- 東京都立工業高等専門学校(2回)
- 東京都立航空工業高等専門学校
- 久留米工業高等専門学校
- 大阪府立工業高等専門学校
- 苫小牧工業高等専門学校
- 米子工業高等専門学校
(校名は受賞当時)