笠原良三
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笠原 良三(かさはら りょうぞう、1912年1月19日 - 2002年6月22日)は、日本の脚本家、小説家。本名:笠原 良三郎。社長シリーズなどの喜劇映画の脚本を多く手がけた。
来歴・人物
[編集]栃木県足利郡足利町(現・足利市)出身。1932年に日本大学芸術学部を中退し、1936年に日活多摩川撮影所脚本部に入社。1941年に新興シネマ脚本部に転属後、大映東京撮影所脚本部に移籍。1955年に東宝撮影所の契約者となる。 弟子に東映ヤクザ映画の隆盛を支えた笠原和夫などがいる。オリジナル作品は自らノベライゼーションを行っている。 2002年6月22日死去。享年90。
主な脚本作品
[編集]- 土と兵隊(1939年)
- 社長シリーズ(1956年 - 1970年)
- サザエさんシリーズ(1956年 - 1961年)
- 羽織の大将(1960年)
- 秋立ちぬ(1960年)
- 大学の若大将(1961年)
- 南の島に雪が降る(1961年)
- 銀座の若大将(1962年)
- 日本一の若大将(1962年)
- 越前竹人形(1963年)
- 君も出世ができる(1964年)
- 日本一のホラ吹き男(1964年)
- 日本一のゴマすり男(1965年)
- 大冒険(1965年)
- 続やくざ坊主(1968年)
- 激動の昭和史 軍閥(1970年)
- 蝦夷館の決闘 (1970年)
- 父ちゃんのポーが聞える(1971年)
著書
[編集]- 『サラリーマン出世太閤記』(光風社、1957年 のち春陽文庫)
- 『へそくり社長』(光風社、1957年 のち春陽文庫)
- 『続・サラリーマン出世太閤記』(光風社 1958年 「サラリーマン出世太閤記 第2部 (サラリーマン奮戦す)」春陽文庫)
- 『社長三代記』(光風社、1958年)
- 『課長一番槍』(光風社、1959年 のち春陽文庫)
- 『社長太平記』(光風社、1959年 のち春陽文庫)
- 『大学の侍たち』(光風社、1959年)
- 『大学遊侠伝』(光風社、1959年)
- 『花婿部長No.1』(光風社、1960年)
- 『サラリーマン忠臣蔵』(春陽文庫、1961年)
- 『花婿部長ナンバー・ワン』(春陽文庫、1961年)
- 『サラリーマン清水港』(光風社、1962年)
- 『社長洋行記』(光風社、1962年 のち春陽文庫)
- 『社長行状記』(青樹社 1966年 のち春陽文庫)
- 『おもろい夫婦』(ルック社 1967年)
- 『サラリーマン清水港』(春陽文庫 1967年)
- 『軍閥の野望 ドキュメント小説』(青年書館 1973年)
- 『日本軍閥の野望 ドキュメント小説』(青年書館ポイント・ブックス)
- 『小説歌麿』(ゆまにて 1975年)
出典・参考文献
[編集]- 田中文雄『神を放った男 映画製作者田中友幸とその時代』キネマ旬報社、1993年。ISBN 4-87376-070-4。