コンテンツにスキップ

羽島郡

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本 > 中部地方 > 岐阜県 > 羽島郡
岐阜県羽島郡の位置(1.岐南町 2.笠松町 薄黄:後に他郡に編入された区域 水色:後に他郡から編入した区域)

羽島郡(はしまぐん)は、岐阜県

人口48,047人、面積18.21km²、人口密度2,638人/km²。(2024年10月1日、推計人口

以下の2町を含む。

郡域

1897年明治30年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記2町のほか、以下の区域にあたる。

歴史

  • 明治30年(1897年)8月1日 - 郡制を施行。
  • 大正6年(1917年) - 現住人口61,205名。マラリア患者数792名[5]
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年
    • 5月1日 - 駒塚村が竹ヶ鼻町に編入。(2町17村)
    • 7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和2年(1927年)4月1日 - 八神村・小藪村が合併して桑原村が発足。(2町16村)
  • 昭和17年(1942年)7月1日 - 「伊奈波地方事務所」が岐阜市に設置され、稲葉郡山県郡とともに管轄。
  • 昭和25年(1950年)8月1日 - 松枝村が笠松町に編入。(2町15村)
  • 昭和29年(1954年)4月1日 - 竹ヶ鼻町・足近村・小熊村・正木村・福寿村・江吉良村・堀津村・上中島村・下中島村・桑原村が合併して羽島市が発足し、郡より離脱。(1町6村)
  • 昭和30年(1955年
    • 2月11日 - 中屋村が稲葉郡更木村前宮村と合併して稲葉郡稲羽町が発足。(1町5村)
    • 4月1日 - 笠松町・下羽栗村が合併し、改めて笠松町が発足。(1町4村)
  • 昭和31年(1956年
    • 9月26日
      • 八剣村・上羽栗村が合併して岐南村が発足。(1町3村)
      • 柳津村が稲葉郡佐波村を編入のうえ町制施行して柳津町となる。(2町2村)
    • 10月1日
      • 岐南村が町制施行して岐南町となる。(3町1村)
      • 川島村が町制施行して川島町となる。(4町)
  • 平成16年(2004年11月1日 - 川島町が各務原市に編入。(3町)
  • 平成18年(2006年)1月1日 - 柳津町が岐阜市に編入。(2町)

変遷表

自治体の変遷
旧郡 明治以前 明治初年 - 明治7年 明治8年 - 明治22年 明治22年
4月1日
町村制施行
明治30年
4月1日
羽島郡発足
明治30年 - 昭和25年 昭和26年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
厚見郡 佐波村 佐波村 佐波村 佐波村 稲葉郡佐波村 稲葉郡佐波村 昭和31年9月26日
柳津村に編入
即日町制 柳津町
柳津町 平成18年1月1日
岐阜市に編入
岐阜市
高桑村 高桑村 高桑村 高桑村
羽栗郡 柳津村 柳津村 柳津村 柳津村 柳津村 柳津村 昭和31年9月26日
町制 柳津町
野中村 野中村 野中村 野中村 上羽栗村 上羽栗村 昭和31年9月26日
岐南村
昭和31年10月1日
町制 岐南町
岐南町 岐南町
三宅村 三宅村 三宅村 三宅村
伏屋村 伏屋村 伏屋村 伏屋村
成光村 成光村
若宮地村 若宮地村 若宮地村 若宮地村
平島村 平島村 平島村 平島村
徳田村 徳田村 徳田村 徳田村 八剣村 八剣村
印食新田 印食新田
下印食村 下印食村 下印食村 下印食村
上印食村 上印食村 上印食村 上印食村
薬師寺村 薬師寺村 薬師寺村 薬師寺村
間島村 明治7年9月
改称 東間島村
明治8年
神置村
神置村 中屋村 中屋村 昭和30年2月11日
稲葉郡稲羽町の一部
昭和38年4月1日
各務原市の一部
各務原市の一部 各務原市
明治7年
分立 石田村
松本村 松本村 松本村 松本村
大佐野村 大佐野村 大佐野村 大佐野村
成清村 成清村 成清村 成清村
上中屋村 明治7年9月
上中屋村
上中屋村 上中屋村
下中屋村 一部[6]を除く 下中屋村 下中屋村 下中屋村
一部[6] 明治8年1月
松倉村
川島村 川島村 川島村 川島村 昭和31年10月1日
町制 川島町
平成16年11月1日
各務原市に編入
松倉村 松倉村
松原島村 松原島村 松原島村
笠田村 笠田村 笠田村
小網島村 明治7年9月
上中屋村
明治13年10月
小網島村
各務郡 小網村
羽栗郡 河田島村 河田島村 河田島村
円城寺村   円城寺村
飛地 明治8年1月
円城寺村
円城寺村 下羽栗村 下羽栗村 昭和30年4月1日
笠松町
笠松町 笠松町
栗木村 栗木村
中野村 中野村 中野村 中野村
無動寺村 無動寺村 無動寺村 無動寺村
江川村 江川村 江川村 江川村
米野村 米野村 米野村 米野村
笠松村 笠松村 明治8年1月
笠松村
笠松町 笠松町 笠松町
徳田新田 徳田新田
奈良津新田 奈良津新田
長池村 明治初年
長池村
明治8年1月
長池村
長池村 松枝村 昭和25年8月1日
笠松町に編入
おはけ村
三ツ屋村 一部 三ツ屋村
一部 明治8年1月
田代村
田代村
田代村 田代村
藤掛村 藤掛村
南船原村 南船原村 明治8年1月
門間村
門間村
北船原村 北船原村
町屋村 町屋村
北及村 北及村 明治8年1月
北及村
北及村
柳津村 一部[7] 柳津村
一部[8] 明治8年1月
坂井村
坂井村 足近村 足近村 昭和29年4月1日
羽島市
羽島市 羽島市
一部[9] 明治8年1月
市場村
市場村
市場村 市場村
坂井村 坂井村 明治8年1月
坂井村
坂井村
南宿村 南宿村 南宿村 南宿村
北宿村 北宿村 北宿村 北宿村
直道村 直道村 直道村 直道村
小荒井村 小荒井村 小荒井村 小荒井村
南之川村 明治7年9月
南之川村
南之川村 南之川村
中島郡 馬飼村 一部
一部 明治7年9月
島村
島村 島村 小熊村 小熊村
羽栗郡 島村
足近新田 足近新田 足近新田
西小熊村 西小熊村 西小熊村 西小熊村
東小熊村 東小熊村 東小熊村 東小熊村
川口村 川口村 明治8年6月1日
川森村
川森村
天王森村 天王森村
竹ヶ鼻村 竹ヶ鼻村 竹ヶ鼻村 竹ヶ鼻町 竹ヶ鼻町 竹ヶ鼻町
本郷村 本郷村 本郷村 本郷村 福寿村 福寿村
平方村 平方村 平方村 平方村
浅平村 浅平村 浅平村 浅平村
間島村 明治7年9月
改称 西間島村
明治12年11月
改称 間島村
間島村
坂丸村 坂丸村 明治8年1月
坂丸村
坂丸村 正木村 正木村
加納新田 加納新田
不破一色村 不破一色村 不破一色村 不破一色村
森村 森村 森村 森村
光法寺村 光法寺村 光法寺村 光法寺村
南及村 南及村 南及村 南及村
中島郡 大浦村 大浦村 大浦村 大浦村
曲利村 曲利村 曲利村 曲利村
新井村 新井村 新井村 新井村
須賀村 須賀村 須賀村 須賀村
三ツ柳村 三ツ柳村 三ツ柳村 三ツ柳村
駒塚村 駒塚村 駒塚村 駒塚村 駒塚村 大正15年4月30日
竹ヶ鼻町に編入
狐穴村 狐穴村 狐穴村 狐穴村
飯柄村 飯柄村 飯柄村 飯柄村
蜂尻村 蜂尻村 蜂尻村 蜂尻村
江吉良村 江吉良村 江吉良村 江吉良村 江吉良村 江吉良村
舟橋村 舟橋村 舟橋村 舟橋村
堀津村 堀津村 堀津村 堀津村 堀津村 堀津村
沖村 沖村 沖村 沖村 上中島村 上中島村
中村 中村 中村 中村
一色村 一色村 一色村 一色村
長間村 長間村 長間村 長間村
千束新田 千束新田 千束新田
午北新田 午北新田 午北新田 午北新田
市之枝村 市之枝村 市之枝村 市之枝村 下中島村 下中島村
石田村 石田村 石田村 石田村
城屋敷村 城屋敷村 城屋敷村 城屋敷村
西加賀野井村 西加賀野井村 西加賀野井村 西加賀野井村
東方村 東方村 東方村 八神村 八神村 昭和2年4月1日
桑原村
八神村 一部[4]を除く 八神村 八神村
一部[4] 小薮村
小薮村 小薮村 小薮村 小薮村
午南新田 午南新田 午南新田 午南新田
大須村 一部[3]を除く 大須村 大須村 大須村
一部[3] 八神村に編入

行政

歴代郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治30年(1897年)4月1日
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により廃官

脚注

  1. ^ 岐阜県下郡廃置及郡界変更法律(明治29年4月20日法律第86号)施行による
  2. ^ 明治30年3月31日岐阜県告示第58号。
  3. ^ a b c d 字平太島
  4. ^ a b c 字前野・法六・尾崎・外ニ等
  5. ^ 各地方ニ於ケル「マラリア」ニ関スル概況』 - 国立国会図書館デジタルコレクション(内務省衛生局保健衛生調査室編、1919年(大正8年)10月13日発行)、150頁。
  6. ^ a b 字伊八島
  7. ^ 字及新田分
  8. ^ 字直道新田分
  9. ^ 字市場新田

参考文献

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 21 岐阜県、角川書店、1980年9月1日。ISBN 4040012100 
  • 岐阜県市町村合併等経過一覧表 - ウェイバックマシン(2014年8月8日アーカイブ分)、岐阜県地域計画局市町村室、23-24、52頁
先代
羽栗郡中島郡
行政区の変遷
1897年 -
次代
(現存)