関泰祐
表示
関 泰祐(せき たいすけ、1890年10月25日 - 1988年2月10日)は、日本のドイツ文学者、翻訳家。
京都府生まれ。東京帝国大学独文科卒業。新潟高等学校教授、静岡高等学校教授、第一高等学校教授、水戸高等学校校長を歴任し、戦後は一橋大学教授、学習院大学教授、国士舘大学教授を務めた。 トーマス・マン、ゲーテ、テオドール・シュトルムなどを訳した。 ドイツ文学者で東京大学教授を務めた関楠生は息子。
著書
[編集]- ドイツ語新コース 大学書林 1964
- 若き日のゲーテ 詩と真実 社会思想社 1968(現代教養文庫)
- ゲーテの生涯 人間と作家 社会思想社 1970(現代教養文庫)
- 秋窓譜 立花書房 1977
- 風の菩提樹 訳詩集 郁文堂 1981
- 冬薔薇 句集 立花書房 1982
- 青蘆集 立花書房 1985
共編著
[編集]翻訳
[編集]- オランダ派フランドル派四大画家論 ボーデ 岩波書店 1926
- 世襲山林監督 悲劇 オットー・ルードヴィヒ 岩波書店 1926
- みづうみ シュトルム 岩波文庫 1936
- 青春彷徨 ペーター・カーメンチンド ヘルマン・ヘッセ 岩波文庫 1937
- 愉しき放浪児 アイヒェンドルフ 岩波文庫 1938
- 青春は美し・秋の徒歩旅行 ヘッセ 岩波文庫 1939
- 山の彼方 ヴィルヘルム・シュミットボン 白水社 1939
- 魔の山 トオマス・マン 望月市恵共訳 岩波文庫 全4巻 1939-1941、改版 上下 1988
- 月夜の輪舞 リカルダ・フーフ 郁文堂 1941(ドイツ女流作家叢書)
- 片意地娘(ララビアータ)パウル・ハイゼ 岩波文庫、1942
- タウゲニヒツ・大理石像 アイヒェンドルフ 青木書店 1944
- シラー選集 第5 オルレアンの処女 冨山房 1944
- ゲーテ全集10・11 ウイルヘルム・マイステル修業時代 育生社 1948 のち「ウィルヘルム・マイステルの遍歴時代」岩波文庫
- 白馬の騎者 シュトルム 筑摩書房 1950 のち角川文庫
- カプリ島の婚礼・星を覗く人・忘られぬ言葉 ハイゼ 郁文堂出版 1951
- 美しき魂の告白 ゲーテ 角川文庫 1951
- 恋ぶみ濫用 ケラー 岩波文庫 1951
- アルプスの少女 ヨハンナ・スピリ 阿部賀隆共訳 角川文庫 1952
- ファウスト博士(上中下) マン 関楠生共訳 岩波書店 1952-1954 のち岩波文庫
- マルテとその時計・陽光のなかに・アンゲーリカ・海のかなたより・聖ユルゲンにて・三色すみれ・プシーヒェ・白馬の騎者 シュトルム 河出書房 1952
- ミニヨン ゲーテ 角川文庫 1953
- 山のかなた・幸福の船 シュミットボン 岩波文庫 1955
- 大理石像・デュランデ城悲歌 アイヒェンドルフ 岩波文庫 1955
- 海の彼方から シュトルム 角川文庫 1956
- 大学時代・広場のほとり シュトルム 岩波文庫 1958
- 聖ユルゲンにて シュトルム 角川文庫 1959
- 人生について ゲーテの言葉 現代教養文庫 1961
脚注
[編集]
学職 | ||
---|---|---|
先代 (新設) |
茨城大学文理学部長 1949年 - 1950年 |
次代 鈴木亰平 学部長事務取扱 |