陸中大橋駅
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陸中大橋駅 | |
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駅出入口(2013年9月) | |
りくちゅうおおはし Rikuchū-Ōhashi | |
◄上有住 (8.3 km) (5.9 km) 洞泉► | |
所在地 | 岩手県釜石市甲子町第1地割[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■釜石線 |
キロ程 | 73.7 km(花巻起点) |
電報略号 | ハシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 1944年(昭和19年)10月11日[1][2] |
備考 | 無人駅[1][3] |
陸中大橋駅(りくちゅうおおはしえき)は、岩手県釜石市甲子町(かっしちょう)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線の駅である。
歴史
[編集]かつては鉄鉱石の積み出しで賑わい、鉱山住宅が軒を連ねていた[4]。
年表
[編集]- 1944年(昭和19年)10月11日:開業[2]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[2][5]。
- 1993年(平成5年)10月1日:CTC化により無人化[3]。陸中大橋駅長が廃止され、釜石駅長管理下となる。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][6]。
なお釜石線の開業前より、1880年(明治13年) - 1883年(明治16年)と1893年(明治26年) - 1965年(昭和40年)には、釜石市とここに存在した鉱山を結ぶ鉄道が存在した[7]。釜石鉱山鉄道を参照。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線の列車交換可能な地上駅である。副線を有する。釜石駅管理の無人駅である[3]。
有人駅だったころは大きな駅舎を持ち、中には売店もあった[4]。駅舎は無人化後も1996年(平成8年)頃まで残っていたが、今は取り払われホーム上に待合室が残るのみである[4]。上有住駅との間で有名なオメガ (Ω) ループ線を通る[4]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■釜石線 | 上り | 遠野・花巻方面[8] |
2 | 下り | 釜石方面[8] |
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待合室(2023年10月)
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ホーム(2023年10月)
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構内踏切(2023年10月)
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陸中大橋駅構内に残る日鉄鉱業のホッパーの遺構(2010年9月)
駅周辺
[編集]民家が数軒、商店が1軒ある。
その他
[編集]- エスペラントによる、「Minaĵo(ミナージョ:鉱石)」という愛称がついている。周辺に釜石鉱山がある。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e “駅の情報(陸中大橋駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月1日閲覧。
- ^ a b c 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 11頁
- ^ a b c 「JR釜石線自動制御に移行 7駅が無人化 地元に不満残したまま」『岩手日報』岩手日報社、1993年10月2日、夕刊、2面。
- ^ a b c d e 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 8-9頁
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、495頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月11日閲覧。
- ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 10頁
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(陸中大橋駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年4月13日閲覧。
- ^ 陸中大橋(遠野-北東) - 国土地理院ウォッちず
参考文献
[編集]- 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、5-11頁。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(陸中大橋駅):JR東日本