鬼怒川温泉駅
鬼怒川温泉駅 | |
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駅舎(2017年8月) | |
きぬがわおんせん Kinugawa-onsen | |
◄TN 55 東武ワールドスクウェア (1.8 km) (2.1 km) 鬼怒川公園 TN 57► | |
所在地 | 栃木県日光市鬼怒川温泉大原1390 |
駅番号 | TN56 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 | ■鬼怒川線 |
キロ程 | 12.4 km(下今市起点) |
電報略号 | キヌ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東武 1]2,402人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1919年(大正8年)3月17日 |
鬼怒川温泉駅(きぬがわおんせんえき)は、栃木県日光市鬼怒川温泉大原にある東武鉄道鬼怒川線の駅である。駅番号はTN 56。
鬼怒川温泉の玄関口であり、当駅周辺は鬼怒川温泉の中心である。浅草方面からの特急「きぬ」、新宿方面からの特急「きぬがわ」や、会津若松方面からの快速「AIZUマウントエクスプレス」、下今市始発の「SL大樹」等の始発・終着駅となっている運用上の主要駅である。
歴史
[編集]- 1919年(大正8年)3月17日 - 下野軌道下滝駅として開業。
- 1921年(大正10年)6月6日 - 下野軌道が下野電気鉄道に改称、下野電気鉄道の駅となる。
- 1922年(大正11年)3月19日 - 移転し、大滝駅に改称。
- 1927年(昭和2年)2月19日 - 鬼怒川温泉駅に改称。
- 1943年(昭和18年)5月1日 - 東武鉄道が下野電気鉄道を買収。東武鉄道の駅となる。
- 1964年(昭和39年)10月8日 - それまでの位置(旧藤原町役場付近)から下今市駅方に1.2 km移転した現在地に当駅を新設、この日より営業を開始[1]。
- 1991年(平成3年)ごろ - 1・2番線の上り列車限定で発車メロディを導入[注釈 1]。
- 2006年(平成18年)3月18日 - JR線直通「(スペーシア)きぬがわ」の運行を開始。駅舎・駅前も改修される。
- 2012年(平成24年)3月17日 - TN 55の駅ナンバリングを導入。
- 2014年(平成26年)3月16日 - 発車メロディを「東武ワールドスクウェアテーマソング」をアレンジしたメロディに変更[2]。
- 2017年(平成29年)
駅構造
[編集]島式ホーム2面4線を有する地上駅。駅舎は線路の西側にある。駅舎側の1番線ホームは行き止まり式で、下今市方面のみ発着可能。1番線の車止めの先に駅舎と1・2番線ホームを連絡するスロープがあり、3・4番線ホームとは2か所の跨線橋(うち1か所はエレベーター設置)により連絡している。
「SL大樹」は当駅で折り返すため、1番線の隣(駅前広場隣接)にSLの向きを転向させる転車台が設置されている。
野岩鉄道会津鬼怒川線・会津鉄道会津線直通の「AIZUマウントエクスプレス」と特急は、原則として同一ホーム上で対面接続するようにダイヤが設定されている。
出札窓口、ツーリストセンター(バス乗車券や日光・鬼怒川エリアの船車券など発売)、待合室、売店、地元業者運営のカフェがある。自動券売機(特急券発売)・自動改札機設置。なお、自動改札機設置駅では、東武鉄道で最も北、大手私鉄でも最も北に位置する。
1991年頃に1・2番線の上り特急列車限定で発車メロディを導入した。東武日光駅と同じ「Stream」(別称は「Crystal Clear River」または「夜のストレンジャー」)であったが、音程が異なっていた(東武野田線大宮駅1番線でも同じ曲を使用しているが、フェードアウトする)[注釈 2]。2014年3月16日からは東武ワールドスクウェアのテーマソングである「東武ワールドスクウェア」(別称は「夢のワールドスクウェア」)をアレンジした曲に変更されている[6]。
東武日光駅管区傘下の駅長配置駅で、鬼怒川線各駅(下今市駅を除く)を管理する。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 鬼怒川線 | 上り | 下今市・ 東武スカイツリーライン 春日部・北千住・ とうきょうスカイツリー・浅草・■JR新宿方面 |
当駅始発のみ |
2 | 下今市・ 東武スカイツリーライン 春日部・北千住・ とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
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下り | 新藤原・■野岩鉄道線 会津高原尾瀬口・ ■会津鉄道線 会津田島方面 |
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3 | ||||
4 | 上り | 下今市・ 東武スカイツリーライン 春日部・北千住・ とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
- 特急列車は基本的に1・2番線に発着するが、14時27発の下今市行き普通列車は1番線に発着する。また、「AIZUマウントエクスプレス」は2番線を使用する。
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駅舎内観(2017年8月)
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ホーム(2008年10月)
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旧駅舎・駅前広場(2008年10月)
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改装前の改札口(2008年10月)
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駅前のSL転車台(2017年8月)
駅弁
[編集]- スペーシア X 日光埋蔵金弁当
- 初代日光埋蔵金弁当
- SL大樹 日光埋蔵金弁当
- 日光鯵寿し
- 鶏わっぱ
- ささむすび
- 日光七福いなり
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は2,402人である[東武 1]。鬼怒川線の途中駅では第1位である。2011年度は東日本大震災の影響で大幅に乗降客数が減少したが、2012年度以降は震災前の水準で推移している。
近年の1日平均乗降人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
出典 |
---|---|---|
1998年(平成10年) | 4,501 | |
1999年(平成11年) | 4,162 | |
2000年(平成12年) | 3,923 | |
2001年(平成13年) | 3,684 | |
2002年(平成14年) | 3,471 | |
2003年(平成15年) | 3,257 | |
2004年(平成16年) | 3,122 | |
2005年(平成17年) | 2,890 | |
2006年(平成18年) | 3,318 | |
2007年(平成19年) | 3,220 | |
2008年(平成20年) | 3,172 | |
2009年(平成21年) | 3,018 | |
2010年(平成22年) | 2,972 | |
2011年(平成23年) | 2,633 | |
2012年(平成24年) | 3,048 | |
2013年(平成25年) | 2,990 | |
2014年(平成26年) | 3,115 | |
2015年(平成27年) | 3,009 | |
2016年(平成28年) | 2,991 | |
2017年(平成29年) | 3,062 | |
2018年(平成30年) | 3,031 | |
2019年(令和元年) | 2,731 | |
2020年(令和 | 2年)1,328 | |
2021年(令和 | 3年)1,628 | [東武 3] |
2022年(令和 | 4年)2,014 | [東武 4] |
2023年(令和 | 5年)2,402 | [東武 1] |
路線バス
[編集]最寄りのバス停は「鬼怒川温泉駅」停留所である。
乗り場 | 系統 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
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1 | 鬼怒川温泉女夫渕線 | 女夫淵 | 日光市営バス | |
2 | 湯西川線 | 湯西川温泉 | 日光交通 | |
川治温泉駅 | ||||
仲町線 | 鬼怒川公園駅 | |||
3 | 日光江戸村線 | 花いちもんめ | 日光交通 | |
鬼怒川温泉駅(左回り循環) | ||||
鬼怒川温泉駅(右回り循環) | ||||
4 | 鬼怒川線 | 獨協医大日光医療センター | 日光交通 | |
イオン今市店 | ||||
新高徳駅 | ||||
小佐越駅 | ||||
5 | ダイヤルバス | 鬼怒川温泉旅館回り | 日光交通 | |
10 | 日光鬼怒川線 / SL系統 | 東武バス日光 | SL大樹運転日に運行 | |
日光・鬼怒川エクスプレス[注釈 3] | 西参道 | 日光交通 | 予約制/座席定員制 | |
日光定期観光バス / S系統 | 東武バス日光 | 予約制/座席定員制 | ||
高速バス 日光・鬼怒川温泉号 ※運行休止中[注釈 4] |
東京駅日本橋口 | 東北急行バス | 予約制/座席指定制 |
1・2番は駅前広場南側の道路上、3・4番は駅前広場北側のロータリー内、5・10番は駅北側の日光交通ダイヤル営業所敷地内にある。なお、7番はタクシーのりばである[9]。
駅周辺
[編集]- 鬼怒川
- 鬼怒川ライン下り乗船場
- 鬼怒川温泉街
- 鬼怒川温泉駅前足湯(鬼怒太の湯)
- 日光市役所藤原庁舎
- 藤原消防署
- 鬼怒川温泉郵便局
- 日光市藤原総合文化会館(2020年利用休止[10])
- 鬼怒川・川治温泉観光情報センター(営業中[10])
- 日光市立藤原図書館
- 鬼怒楯岩大吊橋
- 古釜の滝、末広池
- 楯岩
- 国道121号
- 日光市立藤原中学校
-
駅前
-
足湯「鬼怒太の湯」
隣の駅
[編集]- 東武鉄道
- 鬼怒川線
- ■特急「スペーシアX」・■特急「きぬ」・■JR線直通特急「きぬがわ」・■「SL大樹」発着駅、■特急「リバティきぬ」「リバティ会津」停車駅(下りは「リバティ会津」を除いて当駅終着)、■「SL大樹ふたら」終着駅
- □快速「AIZUマウントエクスプレス」
- 鬼怒川温泉駅 (TN 56) - 鬼怒川公園駅 (TN 57)
- ■普通
- 東武ワールドスクウェア駅 (TN 55) - (鬼怒立岩信号場) - 鬼怒川温泉駅 (TN 56) - 鬼怒川公園駅 (TN 57)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 鉄道ピクトリアルアーカイブスセレクション23「東武鉄道 1950~60」より。
- ^ 東武鉄道、鬼怒川温泉の発車メロディ変更 - セレモニーに尾崎真実さん登場 - マイナビニュース 2014年3月3日
- ^ 「SL転車台、ディーゼル車載せて「デモ回転」 鬼怒川温泉駅」『下野新聞』2017年4月11日。
- ^ “東武鬼怒川線 新駅「東武ワールドスクウェア」の開業日を7月22日(土)に決定しました!” (PDF). 東武鉄道 (2017年2月28日). 2017年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月28日閲覧。 (PDF)
- ^ 【平成29年8月10日】 SL大樹出発式典に石井大臣が出席 - 国土交通省
- ^ 鬼怒川温泉駅の発車案内メロディが「東武ワールドスクウェアテーマソング」をアレンジした曲に変わります♪ 2014年3月10日 東武鉄道株式会社、東武ワールドスクウェア株式会社
- ^ 『JTB時刻表 2024年3月号』JTBパブリッシング、2024年、612頁。
- ^ “新型コロナウイルス感染の影響に伴う今後の運行計画(予定)について” (PDF). 東北急行バス (2023年1月10日). 2023年2月2日閲覧。
- ^ 鬼怒川温泉駅 | 路線バス | 日光交通株式会社
- ^ a b “藤原総合文化会館”. 日光市教育委員会事務局藤原公民館公民館係 (2020年1月17日). 2022年3月20日閲覧。
- 東武鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c 『駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブ 。
- ^ “駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2024年10月13日閲覧。
- ^ 『駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブ 。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 鬼怒川温泉駅(駅情報) - 東武鉄道