鳳来寺山
表示
鳳来寺山 | |
---|---|
鳳来寺山 | |
標高 | 695 m |
所在地 |
日本 愛知県新城市鳳来寺 |
位置 | 北緯34度58分58.51秒 東経137度34分57.36秒 / 北緯34.9829194度 東経137.5826000度座標: 北緯34度58分58.51秒 東経137度34分57.36秒 / 北緯34.9829194度 東経137.5826000度 |
鳳来寺山の位置 | |
プロジェクト 山 |
鳳来寺山(ほうらいじさん)は、愛知県新城市鳳来寺にある山である。
概要
[編集]「声の仏法僧(ブッポウソウ)」(コノハズク)が棲息していることや紅葉の名所として、更に鳳来寺があることで知られる。旧火山帯の南端に位置する死火山であり、標高は695メートルとされるが、これは厳密には鳳来寺山の山頂標識から北に位置する瑠璃山と呼ばれる岩峰の標高である[1]。
登山道は、門谷からの鳳来寺山表参道(愛知県道441号鳳来寺山公園線)を通り源頼朝が寄進した石段(1,425段)[2]を経由する道のほか、大野からの東海自然歩道を通るルート、湯谷温泉から鳳来寺山パークウェイ(元有料道路)を通り山頂駐車場を経由するルートがある。いずれを用いても鳳来寺の本堂や鳳来山東照宮にも行くことができる。
1931年(昭和6年)に国の名勝及び天然記念物に指定され、2007年(平成19年)には日本の地質百選に選定された。
山には、日本一高いとされていた樹齢800年以上、樹高約60メートルの「傘杉」(かさすぎ)がある[3][注 1]。
1935年(昭和10年)6月7日・8日の両日に渡り、名古屋放送局は鳳来寺山でブッポウソウ(コノハズク)の啼き声を夜間生中継することに成功。これをきっかけに「声の仏法僧」コノハズクと、「姿の仏法僧」であるブッポウソウの食い違いが学術的に解明されただけでなく、鳳来寺のブッポウソウの声が名物として広く知られることになった。
交通手段
[編集]路線バス
[編集]- JR飯田線 本長篠駅、三河大野駅、湯谷温泉駅もしくは高速バス山の湊号 もっくる新城南バス停から新城市Sバス湯谷温泉もっくる新城線の「鳳来寺山山頂」行に乗車。終点「鳳来寺山山頂」停留所で下車。
- 月 - 土曜に運行。
- JR飯田線 本長篠駅もしくはもっくる新城南バス停(1往復のみ)から、豊鉄バスの急行「鳳来寺山頂」行きに乗車。終点「鳳来寺山頂」停留所で下車(本長篠駅からの所要時間:22分)。
- 本長篠駅から豊鉄バス「田口」「四谷千枚田口」行きのどちらかに乗車。「鳳来寺」停留所で下車。11月23日は「鳳来寺」行きのバスを増便運行する。
自家用車
[編集]- 東名高速道路豊川IC もしくは新東名高速道路新城ICから国道151号を北西方向(飯田・東栄方面)へ進む。
- 表参道・登山口 - 長篠交差点を左折、突き当たり(長篠交差点から約7分)の丁字路を左折。約450メートル先の丁字路(愛知県道441号鳳来寺山公園線交点)を右折(駐車場あり)。
- 山頂駐車場 - 湯谷温泉から元有料道路の鳳来寺山パークウェイに入る。もしくは長篠交差点を左折し突き当たりの丁字路を右折。鳳来寺山パークウェイ内の分岐を鳳来寺・東照宮方面へと進む。
周辺
[編集]ギャラリー
[編集]関連作品
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “鳳来寺山登山道合同調査について”. 国土地理院 中部地方測量部 (2013年11月6日). 2019年9月16日閲覧。
- ^ “其の一 鳳来寺から始まる家康の生涯”. しんしろ 家康紀行. 新城市 (2023年1月4日). 2024年3月20日閲覧。
- ^ “すぎゆく年に 愛知・新城”. 中日新聞: p. 1. (2015年12月30日)
- ^ “京都の三本杉、高さ日本一 林野庁発表”. 京都新聞. (2017年11月21日). オリジナルの2017年11月21日時点におけるアーカイブ。 2024年3月20日閲覧。
- ^ “京都の杉が高さ日本一 62.3メートルと確認”. 日本経済新聞. (2017年11月28日) 2024年3月21日閲覧。
- ^ 若山牧水「鳳來寺紀行」 - 青空文庫