黒木駅
表示
黒木駅 | |
---|---|
駅跡に保存されているC11 61(2018年4月) | |
くろき Kuroki | |
◄北川内 (4.5 km) | |
所在地 | 福岡県八女郡黒木町大字今 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 矢部線 |
キロ程 | 19.7 km(羽犬塚起点) |
電報略号 | ロキ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
507人/日(降車客含まず) -1981年度- |
開業年月日 | 1945年(昭和20年)12月26日[1] |
廃止年月日 | 1985年(昭和60年)4月1日[1] |
備考 |
黒木駅(くろきえき)は、かつて福岡県八女郡黒木町(現・八女市)大字今にかつて存在した、日本国有鉄道(国鉄)矢部線の駅(廃駅)である。開業時の告示による駅名の読みは、町名と同じ「くろぎ」であったが、それ以後の『停車場一覧』では一貫して「くろき」であった[注釈 1]。
矢部線の終着駅で、駅所在地は黒木町の中心地区の北端部に当たり、廃止まで駅舎が残り委託駅員も配置されていた[2]。この駅から先、線名の由来となった矢部村方面への延伸計画もあったが、廃線までに計画は成らなかった。
矢部線の廃止に伴い、1985年(昭和60年)4月1日に廃駅となった[1]。
歴史
[編集]- 1945年(昭和20年)12月26日:矢部線の全線開通と同時に、一般駅として開業[1]。
- 1971年(昭和46年)2月20日:業務委託駅となる[3]。
- 1974年(昭和49年)10月1日:貨物取り扱い廃止[1]。この頃の1日あたり利用客は370人だった[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物取り扱い廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)4月1日:矢部線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅構造
[編集]廃止時点では、単式ホーム1面1線を有し、駅舎を併設する業務委託駅であった。2人の国鉄OBが業務を行っていた[2]。
駅周辺
[編集]終点駅という事もあり、駅前広場や観光案内板があるほか、数軒の茶店があった[2]。
現状
[編集]駅舎・ホーム等は撤去され、交差点となっている。当駅の北側近くにC11形蒸気機関車(61号機)が駅名標とともに静態保存されている[4]。
近くの堀川バス「中町」バス停には、2011年(平成23年)5月現在も「黒木駅前←→黒木」の隣接停留所表記が残る。
隣の駅
[編集]- 日本国有鉄道
- 矢部線
- 北川内駅 - 黒木駅