グロサリー
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グロサリー、またはグロッサリー、グローサリー(英語: grocery)とは、中食主体の食料品・生活雑貨・日用品などを総称する言葉、また、転じて食料雑貨店のことである。食料雑貨、食品雑貨などと訳す。日本では馴染みの薄い概念だが、英語圏では日常的に用いられている。 日本の流通業界などにおいては、グロサリーに生鮮食品は含まれない。冷蔵を要する食品(日配食品)を「チルドグロサリー」と呼び、冷蔵を要しない食品(一般食品)や雑貨は「ドライグロサリー」と呼ぶことがある。単に「グロサリー」と表記した場合はドライグロサリーのことを指すことが多い。
リトアニア語には bakalėja という単語が存在し、これは英語では grocery と訳される場合もある[1]が、厳密には茶、砂糖、コーヒー、小麦粉などの粉、ドライフルーツといった消費前に調理の必要がある食品の総称である[2]。ロシア語にも бакалея(ラテン文字転写: bakaleja)というリトアニア語とほぼ同じ概念を指す、明らかに同系統の語が見られるが、その語源はトルコ語[注 1]や、更に遡ってアラビア語[注 2]で〈食料品商〉を表すことばに求められる[3]。
関連項目
[編集]- 八百屋 - 英語ではgreengrocerと呼ばれる。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ Martsinkyavitshute, Victoria (1993). Hippocrene Concise Dictionary: Lithuanian-English / English-Lithuanian. New York: Hippocrene Books. ISBN 978-0-7818-0151-5
- ^ Lietuvių kalbos žodynas (t. I–XX, 1941–2002): elektroninis variantas / redaktorių kolegija: Gertrūda Naktinienė (vyr. redaktorė), Jonas Paulauskas, Ritutė Petrokienė, Vytautas Vitkauskas, Jolanta Zabarskaitė. – Vilnius: Lietuvių kalbos institutas, 2005 (atnaujinta versija, 2008). – http://www.lkz.lt. ISBN 9986-668-98-0
- ^ 井桁貞義 編 (2003).『コンサイス露和辞典〈第5版〉』三省堂。ISBN 978-4-385-12118-5