コンテンツにスキップ

ネット流行語100

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
流行語大賞の一覧 > ネット流行語100
ネット流行語100
受賞対象ネット流行語
日本の旗 日本
主催ドワンゴ
ピクシブ
司会小西克幸
森遥香
初回2018年
最新回2023年
最新受賞者【推しの子】(年間大賞)
公式サイトsite.nicovideo.jp/nettrend100/
テレビ/ラジオ放送
放送局ニコニコ生放送

ネット流行語100(ネットりゅうこうごひゃく)は、ドワンゴ[注 1]ピクシブが共同で企画する、1年間においてネットで流行した言葉を決めるイベント[2]

選考方式

[編集]

特定の語句について、ニコニコ大百科ピクシブ百科事典で立項された記事のアクセス数を合計し、その数を上位100までリストアップしてノミネーションを行う。両事典の名称に共通する「」という言葉が本賞の名前の由来となっている。新語・流行語大賞で年間大賞となった「そだねー」など、既存の流行語大賞で上位にランク付けされる語句が選外となるなど、独特の傾向を持つ[3]。また、独立部門として「niconico賞」と「pixiv賞」と[4]「ネット新語賞」(2023年より)も授与される。niconico賞はニコニコアンケートによるユーザーからの投票で最も票を集めた単語が選定される。pixiv賞はその年にpixivに投稿された作品に付けられたタグが、前年と比較して最も多かった単語が選定される。ネット新語賞はその年にネット上で新しく生み出され特に大きな話題となったワードが、ネット流行語100委員会により選定される。

結果

[編集]
年度 年間大賞 niconico賞 pixiv賞 ネット新語賞 トップ20単語賞 出典
2018年 ポプテピピック うんこちゃん 降谷零 - [5]
2019年 にじさんじ シャミ子が悪いんだよ 鬼滅の刃 [6]
2020年 鬼舞辻󠄀無惨 たべるんごのうた ディズニー ツイステッドワンダーランド [7]
2021年 ウマ娘 プリティーダービー 周央サンゴ 呪術廻戦 [8]
2022年 ウタ ずんだもん SPY×FAMILY [9]
2023年 【推しの子】 君は完璧で究極のゲッター ブルーロック 薩摩ホグワーツ [10]

授賞式・表彰式

[編集]

2018年

[編集]

2018年12月14日、東京都港区六本木所在のニコファーレにおいて「ネット流行語100 2018」の授賞式が開催された。授賞式は、スペシャルプレゼンターの古谷徹、司会の松澤千晶、ナレーションの鮎貝健というスタッフで進行された。「ポプテピピック」が第1位の年間大賞となった他、第2位の「バーチャルYouTuber」をはじめ、「キズナアイ」、「電脳少女シロ」、「月ノ美兎」など多くのバーチャルYouTuberがランクインした[5]。 第19位となった「クッパ姫」の発案者とされるhaniwaは、授賞式に際してコメントを寄せた。後に彼がこの賞でガラス製のトロフィーを受け取ったことが海外メディアでも報じられた[11]

2019年

[編集]

2019年12月15日、東京都品川区西品川、住友不動産大崎ガーデンタワー9F TUNNEL TOKYOにおいて「ネット流行語100 2019」の授賞式が開催された。授賞式は、スペシャルプレゼンターの古谷徹、司会の森遥香が進行した。「にじさんじ」が第1位になった他、.LIVEなどのバーチャルYouTuber関連ワードが前年に続きランクインした。また、2019年は「鬼滅の刃」関連のワードが多くノミネートした[6]

2020年

[編集]

2020年12月15日、前年同様TUNNEL TOKYOにおいて「ネット流行語100 2020」の表彰式が開催された。司会進行は小西克幸と森遥香。「ウルトラマンZ」のノミネートにより、ウルトラマンゼット本人とメイン監督の田口清隆、「辻野あかり」のノミネートにより、担当声優の梅澤めぐらも出演した[12]

2021年

[編集]

2021年12月15日に表彰式が開催され、前年同様、司会進行は小西克幸と森遥香が担当した。アニメ『東京卍リベンジャーズ』のノミネートにより、花垣武道役の新祐樹、ネットミーム「やばいクレーマーのSUSURU TV」のノミネートにより、元ネタであるYouTuberのSUSURU、「ふにんがす」の企画者である、ふにちからも出演した[8]

2022年

[編集]

2022年12月12日に表彰式が開催され、前年同様、司会進行は小西克幸と森遥香が担当した。アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のノミネートにより、スレッタ・マーキュリー役の市ノ瀬加那も出演した。

2023年

[編集]

2023年12月13日に表彰式が開催され、前年同様、司会進行は小西克幸と森遥香が担当した。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 初年度は大百科ニュース社も共同[1]。2019年にドワンゴに吸収合併。

参考文献

[編集]
  1. ^ ニコニコ大百科・ピクシブ百科事典の共同企画「ネット流行語100」 2018年、ネットで流行った100単語を公開 12月14日(金)ニコニコ生放送で「年間大賞」も決定』(プレスリリース)株式会社ドワンゴ, ピクシブ株式会社、2018年11月27日https://dwango.co.jp/pi/ns/2018/1127/index.html2020年12月13日閲覧 
  2. ^ ニコニコ大百科 × ピクシブ百科事典「ネット流行語100」発表、年間大賞に「ポプテピピック」”. ドワンゴジェイピーnews (2018年12月14日). 2019年10月20日閲覧。
  3. ^ 『ネット流行語 100』ポプテピピックが大賞 本家大賞「そだねー」はノミネートならず”. ORICON NEWS (2018年12月14日). 2019年10月20日閲覧。
  4. ^ ピクシブ百科事典・ニコニコ大百科の共同企画「ネット流行語100」を開催』(プレスリリース)ピクシブ、2018年11月27日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000035885.html2019年10月20日閲覧 
  5. ^ a b ニコニコ大百科×ピクシブ百科事典が主催の「流行語ネット100」大賞は「ポプテピピック」、バーチャルYouTuberが続々ランクイン”. IGN (2018年12月15日). 2019年10月20日閲覧。
  6. ^ a b 今年の「ネット流行語100」、年間大賞は「にじさんじ」に決定 「.LIVE」も3位に”. PANORA (2019年12月15日). 2019年12月15日閲覧。
  7. ^ “鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)がネット流行語100の年間大賞に決定! 2位はツイステ、3位は煉獄杏寿郎に。そのほか100位圏内にはどんなワードが?”. ファミ通.com. (2020年12月15日). https://www.famitsu.com/news/202012/15211315.html 2020年12月15日閲覧。 
  8. ^ a b “『ウマ娘 プリティーダービー』がネット流行語100の年間大賞に! 2位には“ゴールドシップ(ウマ娘)”がランクイン。ニコニコ賞は“周央サンゴ”、pixiv賞は『呪術廻戦』が受賞”. ファミ通.com. (2021年12月15日). https://www.famitsu.com/news/202112/15244608.html 2021年12月15日閲覧。 
  9. ^ ネット流行語100 2022”. ドワンゴ. 2022年12月13日閲覧。
  10. ^ ネット流行語100 2023”. ネット流行語. 2023年12月14日閲覧。
  11. ^ Moyse, Chris (2019年1月12日). “Bowsette originator receives trophy from Pixiv and NicoNico”. デストラクトイド. 2019年10月20日閲覧。
  12. ^ “「ネット流行語100」ゲストも豪華 辻野あかり役・梅澤めぐの一言にネットが歓喜した”. J-CASTニュース. (2020年12月16日). https://www.j-cast.com/2020/12/16401251.html?p=all 2020年12月23日閲覧。 

外部リンク

[編集]