パセオ (札幌市)
パセオ paseo | |
---|---|
パセオ(2014年6月) | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒060-0806 札幌市北区北6条西2丁目 |
座標 | 北緯43度04分07秒 東経141度21分07秒 / 北緯43.06861度 東経141.35194度座標: 北緯43度04分07秒 東経141度21分07秒 / 北緯43.06861度 東経141.35194度 |
開業日 | 1989年7月14日[1][2] |
閉業日 | 2022年9月30日 |
施設所有者 | 札幌駅総合開発 |
施設管理者 | 札幌駅総合開発 |
延床面積 | 59,633 m²[3] |
商業施設面積 | 18,572 m²[4] |
営業時間 |
10:00 - 21:00(ショッピング) 11:00 - 22:00(レストラン) |
駐車台数 | 約1,100台[5] |
最寄駅 | 札幌駅・さっぽろ駅 |
最寄IC | 札幌北IC |
外部リンク | 札幌 パセオ JRタワー |
パセオ (paseo) は、札幌市北区に所在する北海道旅客鉄道(JR北海道)札幌駅高架下にかつて存在した商業施設である。JRタワーを構成する施設であった。
概要
[編集]札幌駅高架下の商業施設として開業、ネーミングはスペイン語で「散歩道」を意味するものとした[6]。東側には、札幌市営地下鉄東豊線さっぽろ駅への連絡口がある[7]。
2011年のリニューアルによって内装の変更とともに、英語表記も「PASEO」から「paseo」に改めた。エリア名称も、地上1階・地下1階の西コンコースより西側を「paseo WEST」、地下1階の札幌駅改札下を「paseo CENTER」、地上1階・地下1階の東コンコースより東側を「paseo EAST」に改め[8]、地下1階 paseo CENTERの中央部には新たに「テルミヌス広場」が設けられた[9][8]。
館内
[編集]開業当初は1階・地下1階中央部にファッション関連を中心とした「Beautiful Land」、1階に子供用品やファンシーグッズを中心とした「Hearty Land」・郵便局やレンタカー等のサービス関連を中心とした「MIZ Land」・工芸品や食料品店などを中心とした「Sapporo Factory Land」、地下1階にメンズファッション中心の「Adventure Land」・世界の最先端品を扱う「World Mixing Land」・飲食店を中心とした「Pleasure Land」の7エリアの構成で分けられ[6]、地下1階の中央部には「水の広場」があった[10][8]。
2011年のリニューアル後は、「paseo WEST」にレストランやカフェなどの飲食店が多く出店し、地上1階には「北海道さっぽろ「食と観光」情報館」が隣接していた。「paseo CENTER」「paseo EAST」にはファッションや雑貨、ヘルス&ビューティ関連などの専門店が出店していた。地下1階東西通路には、改装前の特徴的な天井、石畳、床面に施されたレリーフ・デザインなどの一部が残され「テルミヌスの記憶」と名付けられた[9]。地下中央部の「テルミヌス広場」から札幌駅に続く通路には、歩くとセンサーが反応しサウンドアートが流れる「テルミヌス・サウンド」という演出が施された[9]。
沿革
[編集]- 1987年(昭和62年)
- 1988年(昭和63年):売り場面積9700平米で結審[6]。
- 1989年(平成元年)
- 1990年(平成2年)11月24日:グランドオープン[11][12]。
- 2002年(平成14年)10月25日:改装オープン[13][14]。
- 2005年(平成17年):パセオを運営する札幌ステーション開発が、札幌ステラプレイスを運営する札幌駅南口開発、アピアを運営する札幌駅地下街開発、札幌エスタを運営する札幌ターミナルビルと合併し、「札幌駅総合開発」と商号変更[15]。
- 2009年(平成21年):ポイントカード(ポイントプログラム)「パセオポイントカード」新規加入終了。2010年3月末ポイント付与、2011年3月末ポイント交換終了[要出典]。
- 2011年(平成23年)
- 2020年(令和2年)4月18日 ‐ 5月31日:新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、政府による緊急事態宣言や北海道が「特定警戒都道府県」の指定されたのを受け、生活必需品等を取扱う一部店舗を除き臨時休業[20]。
- 2021年(令和3年)3月17日:札幌駅総合開発が北海道新幹線建設に伴う営業終了を発表[21]
- 2022年(令和4年)9月30日:北海道新幹線札幌延伸に向けた札幌駅工事のため、営業終了[22][23]
-
リニューアル前の「PASEO」ロゴ(2007年7月)
-
1階(2014年6月)
備考
[編集]脚注
[編集]- ^ 「JR札幌駅高架下、「パセオ」が14日に開業」『フォト北海道(道新写真データベース)』北海道新聞社、1989年7月13日。オリジナルの2017年9月30日時点におけるアーカイブ。2017年9月4日閲覧。
- ^ a b “釧路のFW・雨も上がって4000人、JR札幌駅パセオ・にぎやかに大道芸も、札幌第一合同庁舎・9省庁の出先が入居” 北海道新聞 (北海道新聞社): p1. (1989年7月14日 夕刊)
- ^ “パセオ改修 概要” (PDF). 株式会社 日本設計. 2020年2月21日閲覧。
- ^ 『開発・関連事業の取り組みについて』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2017年12月13日。オリジナルの2021年1月17日時点におけるアーカイブ 。2020年2月21日閲覧。
- ^ “建物概要”. JRタワー. 2017年9月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g 札幌駅116年の軌跡(北海道ジェイ・アール・エージェンシー 1996年)186 - 189頁
- ^ “さっぽろ駅 駅構内図” (PDF). 札幌市交通局. 2017年9月4日閲覧。
- ^ a b c d e 『2011年4月29日(金・祝)パセオリニューアル第一次オープン』(PDF)(プレスリリース)札幌駅総合開発、2011年4月12日。オリジナルの2021年3月23日時点におけるアーカイブ 。2021年3月23日閲覧。
- ^ a b c “テルミヌス物語”. 札幌駅総合開発株式会社. 2020年1月19日閲覧。
- ^ 館内のご案内. PASEO/札幌. (1995-07)
- ^ a b “開発の経過”. JRタワー. 2017年9月4日閲覧。
- ^ “「パセオ」24日に全面開業”. 交通新聞: p. 2. (1990年11月21日)
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、184頁。ISBN 4-88283-124-4。
- ^ 「パセオ*きょう改装オープン*飲食店街の雰囲気一新」『フォト北海道(道新写真データベース)』北海道新聞社、2002年10月25日。オリジナルの2017年9月30日時点におけるアーカイブ。2017年9月4日閲覧。
- ^ 立澤芳男 (2011年8月24日). “都市生活で読む日本の実態シリーズNo.4” (PDF). ハイライフ研究所. pp. 14-15. 2017年9月1日閲覧。
- ^ “2011年4月29日(金・祝) パセオリニューアル第一次オープン”. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “2011年9月10日(土) パセオリニューアル第二次オープン”. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “2011年11月12日(土)パセオ全館グランドオープン” 2022年10月16日閲覧。
- ^ 「「パセオ」若者向け一新*全面改装、きょうオープン*札幌」『フォト北海道(道新写真データベース)』北海道新聞社、2011年11月12日。オリジナルの2017年9月30日時点におけるアーカイブ。2017年9月4日閲覧。
- ^ “JRタワーの営業再開について”. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “北海道新幹線建設に伴うパセオの営業終了について”. 2022年10月16日閲覧。
- ^ 『北海道新幹線建設に伴うパセオの営業終了について』(PDF)(プレスリリース)札幌駅総合開発、2021年3月19日。オリジナルの2021年3月19日時点におけるアーカイブ 。2021年3月23日閲覧。
- ^ “パセオ営業、22年9月末で終了 札幌駅総合開発が発表”. 北海道新聞. (2021年3月19日). オリジナルの2021年3月23日時点におけるアーカイブ。 2021年3月23日閲覧。
- ^ @paseofinal (2022年7月1日). "AIR-G'【paseo Final Walkers】…". X(旧Twitter)より2024年6月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- 札幌 パセオ JRタワー
- paseo (@paseo_sapporo) - X(旧Twitter)
- JRTOWERmovie - YouTubeチャンネル