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ホリデーアクトパス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ホリデーアクトパスは、西日本鉄道(西鉄)グループのバス事業で共通して導入されている、土日祝日限定の定額式定期割引乗車券である。

概要

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2009年(平成21年)3月に施行された定額給付金に合わせて、同年5月1日から7月31日の期間限定で発売・導入されたのが始まりである[1]。このときは価格は19歳 - 64歳の人に対する給付金と同額の12,000円で、通用期間は発売日にかかわらず同年6月から12月までの土曜日・日曜日・祝日であった。

その後、発売継続の要望が多数寄せられ、販売実績も好調であったことから、2009年12月21日から本格発売・2010年(平成22年)1月1日より通用開始となった。価格は発売当初と同じく12,000円で、利用期間は6か月に短縮されている[2]

土日祝日に限り、西鉄およびグループ各社の一般路線バス全線に乗車できる。また、特急バスの全線や、主に福岡県内を運行する短距離高速バスの指定路線が通常運賃の半額で利用できる。

西鉄がこれ以前に発売開始したグランドパス65エコルカードと異なり、年齢・身分などの制限がなく、誰でも購入できる。

発売券種は6か月・12,000円のみ。月度方式の定期券のため、通用期間の開始日は月の初日(1日)のみとなる。紙式での発売で、nimocaへの搭載には対応していない。

沿革

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利用可能な路線

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利用対象事業者

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以下の西鉄グループの事業者が運行する一般路線バス(普通・快速・特別快速・急行)全線で利用できる。但し、コミュニティバス定期観光バスは利用不可。深夜バスに乗車する場合は、深夜料金として乗車区間の片道運賃が別途必要となる。

また、日田バスが運行する杷木 - 日田BT間の一般路線も利用可能である。

運賃半額対象の高速バス路線

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通用日

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土曜日、日曜日、祝日のみ利用できる。平日に日祝日ダイヤ・年末年始ダイヤで運行する日は利用できない。

利用方法

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  • 乗車時は、整理券を取る。
    • 高速バス・特急バス利用時に、ICカード乗車券(nimocaなど)で支払をする場合は、乗車口にあるICカードリーダーにカードをかざす。
  • 降車時は、整理券を運賃箱に投入し、券面を乗務員に呈示する。
    • 高速バス・特急バス利用の場合は、通常片道運賃の半額を現金・ICカード乗車券・普通乗車券を用いて支払う。
    • なお、ICカード乗車券利用時は、ホリデーアクトパス呈示後、乗務員がICカードリーダーを操作した後にカードをかざす。

外部リンク

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にしてつグループ公式ホームページ

出典・脚注

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  1. ^ 西鉄バス「定額給付金対応商品」の発売について(PDF) (PDF) - ニュースリリース、2009年4月1日発表、2013年2月17日閲覧
  2. ^ 土日祝日全線フリー定期券「ホリデーアクトパス」の本格発売開始について(PDF) (PDF) - ニュースリリース、2009年12月1日発表、2013年2月17日閲覧