2025年11月27日木曜日

Revell 1/72 Sd.Kfz.173 JAGDPANTHER

 Revell 1/72 Sd.Kfz.173 JAGDPANTHER、ヤークトパンサーを作る。北海道周回ドライブで1か月、赤べこのプラモデル(?)で10日などもあって前回のイタリア戦車の投稿から結構遠ざかっていた。ちゃんと作れるか心配だけど、新鮮な気分。



 <思い出>昔はロンメル戦車っていう名前でタミヤから販売されていた。ロンメル戦車はタミヤがコマーシャルベースで勝手にネーミング。当時は他にもT-10はスターリン、Tー55はコマンダーってネーミングされていたように思う。実際はこのパッケージの「ロンメル戦車」は1/35でリモコン走行のキット。小学校4年生くらいにこいつをお年玉で買った。デカくてかっこいいパッケージに感動。でも樹脂履帯の連結に失敗して、糸でつなぎ合わせたが走行すると履帯が外れてしまう。途方に暮れた。別途パーツを購入する方法は当時はインストに記載されていなかったように思う。そのまま放置して飾るしかなかった、ロンメル戦車の苦い思い出。
 樹脂履帯で思い出した。当時のキングタイガーはディスプレイモデルと走行モデルが選択できた。ディスプレイモデルは樹脂履帯・チドリ配置転輪だったが、走行モデルはゴム履帯でノーマルな転輪配置だったと思う。走行モデルにして爆走させて遊んだ思い出。懐かしい。

レベルのロンメル戦車のパーツのモールド色は真っ黒。これも困ったもんだ。



レベルの説明書、トイレに使えそうないつもの紙質。



ネットで見つけた迷彩パタン。この迷彩で仕上げたい。


 履帯など足回りを見せたいのでサイドスカートは取りやめ。スジボリを追加したりプラバンや真鍮線で少しディテールアップして車体上部を組み上げた。でも真っ黒。細部が良く判らん。


 なのでグレイのサーフェイサーを軽くスプレー。これで全体のモールドが良く見えるようになった。でも筆塗りの三色迷彩。塗膜が厚ぼったくならないように注意せねば。


 車体は水で2~3倍に希釈したダークイエロー系アクリル塗料で基本塗装。下塗りのお陰で一度塗りで結構、色が乗った。ムラはあるけど塗り重ねはグリーン系やブラウン系の迷彩が終わってからとする。
 足回りは別パーツで組めるようになっているので、履帯や転輪は事前に済ませておいたので組立と塗装が楽だった。

  WWⅡドイツ戦車の三色迷彩はダークイエロー、ダークグリーン、レッドブラウン。1/72は明るめがいいので色調を調整、ダークイエロー→フラットホワイトを一割追加したバフ、ダークグリーン→日本海軍コクピット色(グリーン系はいつもこれだなぁ・笑)、レッドブラウン→フラットホワイトを一割追加したNATOブラウンとした。水で2倍希釈して2~3回塗り重ねを行った。塗分けは上手くいったけど、ブラウンはもう少し明るめの色調が良かったかも。
 

 塗装パターンが当初の計画と異なるような。でも、雰囲気は再現できたからOKとします。



 足回りを接着して、小物の塗装を行った。美しい。博物館の展示のようだ。


 「履帯の向き、左右で違うよ」事件。前のパンサーでやらかしたので今回はシラフで何度も確認した(笑。

うん、良き。美しい。これで2、3日はひとり呑みの御供をしてもらおう。

































2025年11月9日日曜日

Furukawa Plastic 1/72 BEKO PULA (べこぷら)

  2025年5月に会津若松へドライブに行った。立ち寄ったお土産屋さんで購入したプラモデル「べこぷら」。首振りに改造する方法を考えていたが、これという方法が思い浮かばない。作りながら考えて「首振り」にすることにした。

 出来上がりの図。製作は悪戦苦闘。写真は殆ど撮っていない。塗装も欲張りすぎて小さい方は一度失敗、リカバー塗装している。部品点数は全部で5つなのだが、これほど苦戦したキットは無い。首振りなしのストレート組み、色付けはマジックなら、楽勝キット。

キットは袋入り。






 ホワイトのモールド色。ペットボトル再利用品なので、プラモデルの接着剤が使えないし、素地だと油性しか塗装は乗らない。

 仮組み。しっかりとスナップ接合するのでこの後、上下に分離するのが大変だった。この後、えいっと精密ノコギリで「首」を切断。ギコギコーもう引き返すことができない。

 こんな感じでナットやボルトをパテで留めて錘を作ってバランスをとる。でもこのやり方だと、錘が胎内で接触して首が上手く振らない。これは失敗。
 最終的には釣りで使う鉛の板おもりを軸に巻いて錘にした。調整も非常に楽。でも作業中の写真を忘れた。
 首振り機構は針金を瞬間接着剤で取り付けて上手く揺れるように調整しながら、体の上下パーツを接合。もしかして再調整するかもしれないのでスナップ接合のみとした。
 下地処理としてタミヤのスーパーサーフェイサー(グレイ)を吹いた。色付けはタミヤのアクリル塗料し、半艶消しのクリアコートで仕上げた。

 小さい方の体は日本海軍機内塗装色(笑。レッドブラウンとパフで模様を描き、ゴールドはペン式のガンダムカラーを使用。

「飛行艇時代、FOLGORE」で調合した塗料が残っていたので、大きい方に使った。




 大変だったが首振り機構も上手く行った。コツは首振りの錘には釣りの板おもりを使用すること。

2025年8月11日月曜日

IBG 1/72 M11/39 Italian Medium Tank

 1年くらい前に下北のプラモ屋さん(サニー)で買ったM11/13。

 クラシックなフォルムが気に入ったんだが、円安で高価。確か4000円くらいだったような。下北での仕事も一段落、ここにも来ることもなくなるので思い切って購入。暫く積プラ。時々このパッケージを眺めて、どんな塗装にするのか悩む。この時間も楽しい。

 今回はこの迷彩塗装で。車体ベース色はバフ、迷彩色には明るめのグリーン(日本海軍機内色)で。ミニスケール戦車のグリーン系の塗装には「日本海軍機内色」ばかり使っているような気がする(笑。

 砲塔の連装機銃はあまりにも華奢。サイズを変える訳ではないが、機銃が真鍮パイプに置き換えた。塗装すれば素材なんて関係ない。これも自己満足の世界。


 塗装を考えて足回りだけ先行して塗装。履帯のみ一体化されたパーツになっていて組立と塗装は楽勝。転輪と懸架装置が一体化されており、転輪の塗り分けが大変だった。ビッカース戦車を組んだ時に比べれば天国(^-^)y。


 車体の塗装工程。使用するのはタミヤアクリルカラー。車体基本塗装はバフ。パーツを食器洗剤で油分を落として、2倍に薄めて筆塗り2回。まだムラもあるし下地も少し透けるところもあるけど、あまり塗り重ねると厚ぼったくなる。ウエザリングしたら目立たなくなるので割り切って迷彩の塗装工程に移る。
 ところで砲塔には磁石を仕込んでいる。車体側には針金を縫うように入れて瞬間接着剤とパテで固定した。これで砲塔は磁力で外れないし旋回も可能。小さな砲塔はこの方法で取り付けると良き。磁石を小さな砲塔に仕込んだため、今回は戦車兵の乗車はなし。

 塗装参考図を眺めつつ、迷彩パターンはほぼオリジナル。

マスキングテープを使ってグリーン(海軍機内色)の塗り分けを行った。

 迷彩塗装工程完了!

 備品のスコップとか予備転輪を取り付けてデカールを貼って一段落。これでしばらく飾っておくことにしよう。美しい仕上がりにウエザリングはやめようかと一瞬思う。


 ウエザリングはエナメル塗料とタミヤウエザリングマスターで。
 







イタリアの車両を比較。


 M15/40カルロ・アルマートはM11/39の車体をそのまま流用したのだろうか、デザインがほとんど同じ。IBGからM15/40も発売されているので、IBGでは両方ともシャーシは共通なのだろう。ところでハセガワのM15/40の方がこのM11/39よりほんの少し車体が大きい。
M11/39は思いのほか小ぶりな車体。バレンタインと並べてもまだ小さい。




収納用のケースはCADで設計して厚紙に印刷、組み立てた。

  M11/39製作は以上です。大したカスタマイズはしていないけど、ノンビリと作ったので製作期間は2か月くらい。ごくろうさまでした。