レビューした作品一覧全5件
なぜか心に響く作品
投稿日:2025年7月21日
この作者さんの作品には毎回なんとも言えない読後感と満足感があります。 今作品も短いのにもかかわらず綺麗にまとまっており、 心に残るような作品でした。 多様な投稿作品と見比べますと、 この作者さんの作品には蛇足がなく、かと言って遊び心が無いわけでもなく、最後まで綺麗に完結します。 こういった作品を書けるのが才能なんだと思わされます。 個人的な気持ちですが、 この作者さんの作品は優れた音楽や芸術と一緒で、 努力だけでは届かない領域にあると思いました。 これまで多数の投稿作品を読みましたが、 多くは読み終われば思い出せないような作品ばかりで、 それらの作者達が努力したところで今作品のような物語は作れないだろうと思っています。 またプロットのためだけと思われる不自然な設定も無く、 作者が披露したいだけの不要な知識やウンチクの押し付けがなく、ついつい没頭して読んでしまいます。
やはりこの作者さんはすごい
投稿日:2025年7月6日
この作者さんの物語は心に響くものがあります 「誰が勇者を殺したか」を最初に読み、 完成された物語に感動し、才能というのはこういうことかと衝撃を受けました。 なろう系投稿サイトでは似たような作品が多く、 たくさんの人間が個性を出そうとあの手この手で様々な小説を投稿していますが、 結局本当に面白いのは、難しい表現を使ったり、奇をてらった設定にすることではないのだなと思わされます。 また他の投稿小説を読んでいる時は、 え?何でこの設定?何でこういうキャラ出すの? みたいな不満がでてくることが多いのですが、 この作者さんの場合、そういう事を気にすることもなく夢中で読んでしまいます。 頑張って投稿している人には申し訳ないですが、 個人的にはこの作者さんの作品は、好き嫌い、合う合わないとか言う次元ではないレベルにあると思います。
コミック版は面白い
投稿日:2025年3月29日
剣聖というほど強さは無い主人公です。 物語は面白いです。 ただ、男性作者にありがちな、 たいして魅力もないのに女性からなぜか好かれるパターンです。 物語は面白いのですが、 ところどころ主人公がヘタレというか、 道場主をしてたとは思えない感じでスッキリしないです。 敢えてそうしているのかもしれませんが、 個人的にはイライラします。 絵は別として、 コミック版での方が面白いです。
文才、才能というのは
投稿日:2025年3月21日
こういう作品を書ける人のことを指すのだということを感じさせられました。 初めて東野圭吾作品を読んだときと同じような感覚を覚えました。 今までたくさんの、いわゆるなろう系小説を読んできましたが、 この作品を読んだあとでは、それらのほとんどが素人が頑張って書いた作文みたいに感じられてしまいます。 短いながらも短さを感じさせない、 過不足なく起承転結が出来ていると感じます。 そのため続きを読みたいという満たされない読後感もなく、 シリアスな話なのにも関わらず嫌な気分にもなりませんでした。 作者さんが商業作家なのか趣味で書いているだけなのか知りませんが、 成功する作家というのは、 こういう作品を書ける人なんだろうなと思わされました。 作者さんの地頭の良さ、文才、才能を強く感じます。
文章が美しい物語り
投稿日:2025年1月23日
作者さんは小説を書くのは初めてとのことですが、 とても読みやすく文章も綺麗で、心に刺さる物語でした。 特にフローラ視点の語りは丁寧な言葉と心情描写で、 淡々としながらも心の内がよく表現されていて 初めての作品とは思えないほど個人的には良かったです また、料理の描写もわかりやすく、楽しめました いつか番外編など書き下ろされるのを期待してます