イチオシレビュー一覧

　TSモノには、様々な分け方があるがここではシリアス度の観点から見ていこう。
　TSをしても、変化しない作品をTSシリアス度0としよう。主人公が自らの変化に耐えられなかった場合をシリアス度10とする。
　美っち生イきはTSシリアス度は1だろう。
　もしかしたら、人によっては0や2をつけるかもしれない。
　TSシリアス度は高い方が良い訳でも、低い方が良い訳でもない。
　だが、TSシリアス度の低い作品ほど初心者向けになる。
　　次に、何故この作品をTSオタクにもに進めるかだ。
　黒猫燦というキャラはTS要素が大変に薄いだから、ほのかに香るTSを感じる事ができるのだ。
　今は昔、自ら望んでTSするキャラクターこそ、1番のTSキャラなのではないかという事が議論されたことがある。
　その真偽は定かではないが、TSというのはTS娘が葛藤するだけがストーリーではないという事をTS好きに感じて欲しく思う。

最高に面白い！！

▼ストーリー
TS転生して美少女になった主人公が
Vtuber黒猫燦としての活動を通して
コミュ障を改善しようとする話です

▼雰囲気
コメディ多め、百合多め

▼魅力
色々とクソザコな主人公が
それでも頑張っている姿に心を動かされます

▼注意点
ガールズラブが苦手な人には
絶対におすすめできません

読んで損なし！！

いやレビューで、というかなろうで言うのがアレだというのは重々承知である。
だが歴然たる事実として『ハーメルンの特殊タグ前提』の作品なのだ、作者も公言している通りの。

そもハーメルンの特殊タグは実に幅広い。
駅のホームの電光掲示板の様に文字が流れたり、あるいはチカチカと点滅したり、はたまたブルブル震えたりと『文字が動く』のだ、正に文字通り。
当然のように文字のサイズ、カラー、フォント変更なども出来る。

『視覚的な表現の形を広げる』のが特殊タグであり、この作品はそれをありありと魅せてくれる…のだが。
ご存じの通り、なろうに特殊タグなぞ無い。ルビ振りくらいのものだ。

よってこの作品の魅力の『全て』はここでは見られない。ハーメルンに行くべし。


コミュ障を改善しようと踏み出した勇気は誉められて然るべき。主人公に幸のあらんことを…。
それはそれとして多難もあると我々が愉しいです。