本記事には広告を含む場合があります。航空券の運賃、空席状況、座席指定、手荷物、変更・払い戻し条件は変更される場合があります。掲載内容は2026年6月時点の情報です。最新の運賃、手数料、利用条件は各航空会社の公式サイトで必ずご確認ください。
最初に
ANAの国内線運賃「シンプル」は、価格を抑えたい人向けの運賃です。
一方で、予約変更ができないことや、座席指定が出発24時間前からになることなど、利用前に確認したい点もあります。
では、ANAシンプル運賃は本当におトクなのでしょうか。
今回は、2026年10月2日(金)の東京→新千歳便をもとに、ANA・JAL・AIRDO・Jetstar・Peachの料金を比較しました。
結論から言うと、ANAシンプル運賃は今回の比較では最安ではありませんでした。羽田発ではJALと同水準で、AIRDOにはより安い便がありました。成田発のLCCまで含めると、さらに安い航空券も見つかっています。
ただし、LCCは成田発になる場合が多く、座席指定や預け手荷物を追加すると総額が上がることがあります。
航空券は、最初に表示された金額だけでなく、空港までの交通費や使いやすさも含めて比較することが大切です。
ANAシンプル運賃で何が話題になっている?
ANAシンプル運賃をめぐっては、SNSなどで「座席指定が直前までできない」「満席便で希望の席を取れるのか不安」といった声が出ています。
ANAでは2026年5月19日搭乗分から国内線運賃をリニューアルし、「シンプル」「スタンダード」「フレックス」という3種類の運賃を案内しています。
このうちシンプル運賃は、予約変更ができず、座席指定も出発時刻24時間前からとなります。そのため、家族旅行や友人との旅行で「早めに席を決めたい」「並び席を取りたい」という人にとっては、やや不安が残りやすい運賃です。
ただし、座席指定画面で希望の席が選べない場合でも、すぐに「搭乗できない」という意味ではありません。問題は、希望の席を選べない可能性や、同行者と離れた席になる可能性、当日空港での手続きが必要になる可能性です。
今回の料金比較では、こうした使い勝手もふまえて、ANAシンプル運賃が他社と比べて本当におトクなのかを見ていきます。
今回の比較条件
今回の比較条件は以下の通りです。
| 調査日 | 2026年6月12日 |
|---|---|
| 搭乗日 | 2026年10月2日(金) |
| 区間 | 東京 → 新千歳 |
| 人数 | 大人1名 |
| 片道・往復 | 片道 |
| 比較対象 | ANA、JAL、AIRDO、Jetstar、Peach |
| 注意点 | ANA・JAL・AIRDOは羽田発、Jetstar・Peachは成田発の検索結果をもとに比較 |
航空券の価格は、検索するタイミングや空席状況によって変わります。この記事で紹介する料金は、調査時点で確認できた表示価格です。
羽田発の料金比較|ANA・JAL・AIRDO
まずは、羽田発で比較しやすいANA・JAL・AIRDOの料金を見ていきます。
| 航空会社 | 運賃タイプ | 確認できた価格 | 便の一例 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|---|
| ANA | シンプル | 12,920円 | 6:20発、7:00発など | 予約変更不可、座席指定は出発24時間前から |
| JAL | 普通席の最安表示 | 12,920円 | 6:35発、7:15発、8:20発など | ANAシンプルと同水準の価格帯 |
| AIRDO | DOバリュー | 11,270円 | 6:55発 | ANA・JALより安い便を確認。予約変更不可の運賃に注意 |
今回確認した便では、AIRDOのDOバリューに11,270円の表示があり、ANAシンプルやJALの12,920円より安い結果でした。
ANAシンプルは12,920円で、JALの普通席の最安表示と同額です。つまり、羽田発で見ると、ANAシンプルは「JALと同水準、AIRDOよりは高い便がある」という結果でした。
ANAシンプルとAIRDO DOバリュー11,270円の差は1,650円です。大きな差ではないものの、羽田発で少しでも安く行きたい場合は、AIRDOも比較候補になります。
同じ12,920円ならANAシンプルとJALはどちらが使いやすい?
今回の比較では、ANAシンプルとJALの普通席最安表示はいずれも12,920円でした。
同じ価格であれば、次に見たいのは「どちらが使いやすいか」です。
| 比較項目 | ANAシンプル | JALの普通席最安表示 |
|---|---|---|
| 今回確認できた価格 | 12,920円 | 12,920円 |
| 予約変更 | 不可 | 不可の運賃が中心 |
| 座席指定 | 出発時刻24時間前から | 予約時または購入後に指定しやすい |
| 預け手荷物 | エコノミークラスは1個23kgまで | 1人20kgまで無料 |
| 向いている人 | ANA便を選びたい人、座席指定が直前でも問題ない人 | 同じ価格なら早めに座席を決めたい人 |
使い勝手だけで見ると、JALの方が選びやすい場面があります。
理由は、ANAシンプルの座席指定が出発時刻24時間前からなのに対し、JALは予約時または購入後に座席指定しやすいためです。
家族旅行や友人との旅行で、早めに並び席を取りたい場合は、同じ12,920円ならJALの方が安心しやすいでしょう。
一方で、預け手荷物の条件はANAシンプルが1個23kgまで、JALは1人20kgまで無料です。大きめのスーツケースを預ける場合は、ANAの方が少し余裕があります。
同じ12,920円で比べるなら、座席指定のしやすさを重視する人はJAL、ANA便を選びたい人や手荷物の重さに少し余裕がほしい人はANAシンプルが候補になります。
成田発LCCの料金比較|Jetstar・Peach
次に、成田発のLCCも確認します。
| 航空会社 | 運賃タイプ | 表示価格 | 便の一例 | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| Jetstar | Starter | 8,490円 | 7:10発、8:00発など | Club Jetstar価格は8,070円 |
| Jetstar | More | 11,490円 | 7:10発、8:00発など | オプション込み寄りの運賃タイプ |
| Peach | ミニマム | 7,790円+発券手数料640円 | 6:50発 | 合計8,430円 |
| Peach | スタンダード | 10,490円 | 6:50発 | 座席指定と預け手荷物1個が付く運賃タイプ |
成田発のLCCまで広げると、1万円を下回る航空券も見つかりました。
最安だったのはPeachのミニマムで、表示価格7,790円に発券手数料640円を加えた合計は8,430円です。Jetstar Starterも通常価格で8,490円、Club Jetstar価格なら8,070円でした。
ANAシンプル12,920円と比べると、Peachミニマムとの差は4,490円、Jetstar Starterとの差は4,430円です。
ただし、LCCの最安プランは、座席指定や預け手荷物が別料金になる場合があります。成田空港までの交通費や移動時間も含めると、実際の差額は小さくなることがあります。
LCCは表示価格の安さが魅力ですが、座席指定・預け手荷物・空港までの交通費を足した総額で比較することが重要です。
ANAシンプル運賃との差額を比較
今回の比較結果を、ANAシンプル12,920円を基準に整理すると以下の通りです。
| 比較対象 | 価格 | ANAシンプルとの差 | 出発空港 |
|---|---|---|---|
| JAL 普通席の最安表示 | 12,920円 | 同額 | 羽田 |
| AIRDO DOバリュー | 11,270円 | -1,650円 | 羽田 |
| Jetstar Starter | 8,490円 | -4,430円 | 成田 |
| Jetstar More | 11,490円 | -1,430円 | 成田 |
| Peach ミニマム | 8,430円 | -4,490円 | 成田 |
| Peach スタンダード | 10,490円 | -2,430円 | 成田 |
この結果から分かるのは、ANAシンプルは「極端に高い」わけではないものの、「一番安い」わけでもないということです。
羽田発だけで見ると、ANAシンプルはJALと同額で、AIRDOの確認できた便より1,650円高い結果でした。
成田発のLCCまで含めると、PeachやJetstarの方が4,000円以上安いケースもあります。ただし、成田までの交通費や移動時間、追加オプションを含めて考える必要があります。
ANAシンプル運賃を選ぶメリットと注意点
ANAシンプル運賃は、今回の比較では最安ではありませんでした。
それでもANAシンプル運賃が候補になるのは、羽田発の利便性や、ANA便を選びたい人にとって使いやすい面があるためです。
特に、羽田空港を使いやすい人にとっては、成田発のLCCよりも移動時間を短縮できる場合があります。空港までの交通費や移動時間を含めると、実際の差額がそこまで大きくないこともあります。
一方で、シンプル運賃には注意点もあります。予約変更はできず、座席指定は出発24時間前からです。早めに席を決めたい人や、家族・友人と並び席を取りたい人には使いにくい可能性があります。
| 項目 | ANAシンプル運賃の内容 |
|---|---|
| 予約変更 | 不可 |
| 座席指定 | 出発時刻24時間前から |
| 無料手荷物 | エコノミークラスは1個23kgまで |
| 向いている人 | 座席指定が直前でも問題ない一人旅・出張など |
| 注意したい人 | 家族旅行、友人との旅行、早めに席を決めたい人 |
どの航空会社が向いている?
料金だけでなく、出発空港や使いやすさも含めて考えると、向いている航空会社は人によって変わります。
| 向いている人 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 羽田発でなるべく安く行きたい人 | AIRDO | 今回確認した便では、ANA・JALより安い表示があったため |
| ANA便を比較的安く選びたい人 | ANAシンプル | JALと同水準で、ANA便を選びたい人には候補になる |
| 同額なら早めに座席を決めたい人 | JAL | ANAシンプルより座席指定しやすい場面があるため |
| とにかく最安重視の人 | Peach、Jetstar | 成田発なら1万円以下の選択肢がある |
| LCCでもオプション込みで選びたい人 | Peachスタンダード、Jetstar More | 最安プランよりは高いが、ANAとの差は縮まる |
とにかく安さを重視するなら、成田発のLCCが候補になります。
ただし、羽田発の利便性や、空港までの移動時間を重視するなら、AIRDOやANA、JALも比較する価値があります。
また、ANAシンプルとJALのように料金が同じ場合は、座席指定や手荷物などの使い勝手まで見て選ぶと失敗しにくくなります。
まとめ
2026年10月2日(金)の東京→新千歳便で比較すると、ANAシンプル運賃は12,920円でした。
羽田発では、JALの普通席の最安表示も12,920円で、ANAシンプルと同額です。一方、AIRDOのDOバリューでは11,270円の便も確認できました。
同じ12,920円でANAシンプルとJALを比べると、座席指定のしやすさを重視する人はJAL、大きめの荷物を預けたい人やANA便を選びたい人はANAシンプルが候補になります。
また、成田発のLCCまで含めると、Peachミニマムの合計8,430円、Jetstar Starterの8,490円など、さらに安い選択肢もありました。
ただし、LCCは成田発であることが多く、座席指定や手荷物を追加すると総額が上がる場合があります。最初に見える価格だけでなく、空港までの交通費や使い勝手も含めて考えることが大切です。
今回の比較では、ANAシンプル運賃は最安ではありませんでした。ただし、羽田発の利便性やANA便を選びたい人にとっては比較候補になります。同額のJALや、より安いAIRDO、成田発LCCも含めて、自分にとって本当におトクな航空券を選びましょう。
出典・参考資料
- ANA「シンプル」運賃ルール
- ANA「国内線サービスのリニューアルに伴い、ご不便とご心配をおかけしていることへのお詫び」
- JAL「座席指定」「国内線 お預けのお手荷物」
- AIRDO「DOバリュー」「お預かりする手荷物」
- Peach「Peachの運賃タイプ」「各種料金・手数料」
- Jetstar「運賃ガイド・規則」
- 各航空会社公式サイトの検索画面(調査日:2026年6月12日)