浅い眠りを 後にして悪夢を
コーヒーで溶かし 朝もやを眺めた
枯れ果てた泉 あなたへの言葉も
唇の端 零れ落ちる
降り積もる雪のような不安
会えばあなたはただ笑うけど
あの日 夜の深さに
何も言えずに黙った二人
重なる体 つかの間のまぼろしが
消える頃には 言葉を見失う
電灯の下で 光に集まる虫
やがて疲れて 落ちていくの
電車のホームで空を見上げ
呼ぶような声きいて 目を戻した
誰か 手を繋いでた
優しい顔した あなたと二人
溶かせぬ悪夢 終わらない鼓動が
消える頃には 一人の部屋にいた
携帯のメール 今日は来れないなんて
読み終わる頃 冷めたコーヒー
天井 見上げ 思い描いてた
あなたとのささいな 未来を一つ一つ消すの
そぼ降る雨が 街を濡らしていく
信号青に 変わり流れる人
川を見下ろして ため息をひとつし
指輪が音も 立てず沈む
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