HATSUNE MIKU 20th 『アザレアミク』
『20th Anniversary』
この言葉が、初音ミクにとって、そして私たちにとって何を意味するのか――その答えを探るように、私はこのデザインと向き合いました。
彼女が誕生してから今日まで、時代も世界も絶え間なく変化し続けてきました。それでもなお、私にとって彼女は変わらず「道標となる一番星」であり、究極のアイドルの象徴であり続けています。
その軌跡の中でも、10周年はひとつの転換点として強く記憶に残っています。当時、私の中で彼女を象徴していたのは『ミリオン/ワンズ』『アンノウン・マザーグース』『砂の惑星』の3曲でした。これらは、彼女が歩んできた過去と変遷、そしてシーンそのものの特異点を映し出す楽曲だったと感じています。初めて耳にした、無機質でありながら確かに心を震わせる歌声。その衝撃と、彼女の軌跡を追い続けてきた時間は、今もなお私の中に鮮明に刻まれています。
そうした記憶と積み重ねを内包した上で、私は改めて彼女の原点――「未来から来たアイドル」というコンセプトに立ち返りました。そして20周年という節目にふさわしい形として、それを再構築することを試みています。本デザインは、その思考の結晶です。
かつて彼女の歌に熱狂した少年少女が大人となり、幾度もの歳月を越えたとしても。彼女には常に「一歩先の未来」で、変わらぬ笑顔のまま待っていてほしい。黄昏の空に瞬く、決して色褪せることのない綺羅星のように――いつまでも私たちのスターであり続けてほしいという願いを、この衣装に込めました。
デザイン名は、3月9日の誕生花に由来し「アザレアミク」と名付けています。その花言葉が示すように、これからも彼女が多くの人々に愛され、幸せを感じ、そして幸せを届け続けてくれる未来を信じて。
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