星闇に 沈めてみては 光りしを
求め伸ばした 両の腕
姿とも 影とも付かぬ
君がため 惜しからざりし 命さえ
花と散り 暮れ行く明日に 残されて
まだ月も出ず 漆夜の 名すらもらえぬ 宵頃は
長くもがなと 思いけるかな
夢見ては 咲くはずもなく 蝶となり
ただ飛ぶだけと 誘いし
唇に 細い紅ひく
古の 奈良の都の 八重桜
風と散り 夜に咲かむは 一蕾
秘そめ閉じたる 想いなど とうに失せしと 忘れても
今日九重に 匂いぬるかな
朔月が いと愛(かな)しかを
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消え行くだけの 月に同じ 浅き夢見じ 酔いもせず
また今日もかと いろはを紡ぐ
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