ひとは心の 奥底に
黒き炎を 秘めている
それは小さな ちいさな火
とても幽(かす)かで 儚(はかな)き火
ひとはひとを 想うゆえ
心の炎 狂わせる
ふいに炎は 燃え上がり
気づいたときは もう消せぬ
炎が心 灼(や)き尽くす
炎が身体 灼き尽くす
心灼かれて 鬼と化す
身体灼かれて 鬼と化す
ひとは 自ら生み出した
黒き炎で 変わりゆく
怒りがゆえに 為(な)るでなく
苦しさゆえに 化すでなく
悲しみゆえに 愛ゆえに
ひとは 鬼と化していく
だから鬼は 哭(な)き狂う
だから鬼は 泣き叫ぶ
苦し苦しと 哭き叫ぶ
痛し痛しと 狂い泣く
愛(いと)し愛しと 哭き叫ぶ
恋し恋しと 狂い泣く
黒き炎が 闇の火が
私のすべてと 入れ替わる
鬼と化するか 死にゆくか
いずれも道に 先は無し
なれど私は ただ死なぬ
あなたも共に 灼き殺す
黒き炎で 鬼と化し
あなたと二人 燃え尽きる
ともに行きたや 恋の道
ともに死にたや 狂い道
狂え狂えよ 泣き狂え
笑え笑えよ 高らかに
手に手をとって 堕ちゆきて
拓(ひら)けし道は 地獄道(じごくみち)
さあどこまでも どこまでも
あなたとならば 嬉しかろ
ひとと生きるは 苦しかろ
ひとと化するは 苦しかろ
心亡(な)くさば 其(そ)は楽ぞ
心在(あ)らざば 其は楽ぞ
心の鬼が 哭き狂う
心の鬼が 笑い上ぐ
狂い狂いて 鬼と化せ
笑い笑いて 鬼と為れ
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