2012年12月21~23日ごろ、人類が滅亡する-。
昨今話題になっているこの終焉説はマヤ文明の暦をもとに計算されている。
長期暦と呼ばれるこの暦は、中部地域の古代マヤ人が完璧なまでに洗練させたと言われている。その暦を用いた石彫がオルメカとマヤの中間点に位置するイサパ遺跡から出土している。(写真右)
2つの点と横棒は数字の「7」を意味し、長期暦で「7」は紀元前350年前~紀元後35年ごろを示す。これは石彫が造られたと推定される時期と一致する。これらの点から時期的、地理的にもイサパは「オルメカとマヤをつなぐ文化」として考えられる。
中にはこの石彫を造ったのは「オルメカ人では?という説もある」(南博史氏)といい、オルメカの謎のひとつに数えられている。
オルメカ文明の総合的な展示としては日本初の今展覧会。他にもひすいのマスクやヘビが浮き彫りにされた石彫など約130点が展示され、日本ではまだなじみの薄いオルテカ文明に触れることができる。
「オルメカ文明には日本人と同じアイデンティティーが随所に感じられる。私たちと同じ祖先がつくった文化を楽しんでほしい」と南氏。3千年以上の時を隔て、オルメカ人と私たちとの隠れたつながりに思いをはせてみてはどうだろう。
展示会は12月19日まで東京・池袋の古代オリエント博物館で開催。その後、北九州や名古屋、鹿児島など巡回する。
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