Google Pixelスマホは、昔から最高級のハードウェアよりも、卓越したソフトウェアが売りでした。
Pixelは市場でもっともパワフルなスマホではないかもしれませんが、間違いなくもっともスマートな1台です。
しかし、GoogleのソフトウェアやAIの魔法の中でも、Pixelの「生活の質(QOL)」を高める最高の機能のいくつかは、あまり話題に上りません。
私自身、Pixelスマホを5年間使ってきて、その価値は十分にあると断言できます。そして、その理由は、すばらしいカメラや「素のAndroid体験」だけではありません。
市場に出回るほとんどのAndroidスマホよりもPixelを優れた存在にしている、日々の使い勝手を良くする「小さなQOL機能」にあるのです。
1. 背面トントンでショートカットを呼び出す「クイックタップ」
Pixelには「クイックタップ」と呼ばれる機能があり、スマホの背面をダブルタップするだけで特定のアクションを起動できます。
これは、背面に指紋センサーがあった旧モデルのPixelから派生した機能です。以前はセンサーをスワイプすることで、同様のアクションを起動できました。
設定できるアクションは以下の通りです。
- スクリーンショットを撮る
- デジタルアシスタント(Googleアシスタントなど)を起動する
- メディアの再生または一時停止
- 最近使ったアプリの表示
- 通知の確認
- 懐中電灯(フラッシュライト)のオン/オフ
- 特定のアプリを開く
Pixelの「ジェスチャー」設定から、好きなアクションを見つけて設定できます。
スマホにケースをつけていて、入力を認識させるためにより強くタップする必要がある場合に備え、タップの強度を変更することも可能です。
2. 賢い画面消灯防止機能「スクリーンアテンション」
「スクリーンアテンション」は、あなたがまだスマホを見ているかどうかをPixelが“見守って”くれる機能です。
前面カメラを使って画面を見ていることを検知し、画面がタイムアウトで消灯するのを防いでくれます。
Pixelには画面消灯を「無制限(なし)」にするオプションがないことを考えると、これは特に役立ちます。長い記事を読んだり、スマホでガイドを追ったりする際には非常に便利です。
この機能は画面が明るい場所でもっとも効果を発揮しますが、照明条件によっては不安定になることも。たとえば、直射日光の下や、スマホだけが光源となっている暗い部屋では、完璧には動作しない場合があります。
この設定は、「ディスプレイとタッチ」設定の「画面タイムアウト」セクションにあります。
3. TPOをわきまえる振動「アダプティブバイブレーション」
通知音の代わりにバイブレーションに設定することが多いなら、通知のたびにスマホがテーブル全体をガタガタと揺らしてしまう状況に遭遇したことがあるはず。
かなり気が散りますし、狭い場所に置いてあればスマホが落ちてしまうことも……。
「アダプティブバイブレーション」は、周囲の状況に応じてスマホの振動強度を調整します。
たとえば、スマホがポケットの中にあると検知すれば、通知に気づけるようにより強く振動します。一方で、机の上に置かれている場合は、机全体が揺れないように振動が弱められるのです。
スマホのマイクやほかのセンサーが、音量レベルや環境を判断するために使われます。Googleによれば、データはすべてローカルで処理され、すぐに削除されるとのこと。
この設定は、「音とバイブレーション」設定の「バイブレーションとハプティクス」セクションにあります。
4. 通知の表示時間を調整できる「操作までの時間」
「操作までの時間」は、操作を求める一時的なメッセージが画面に表示される時間を制御するアクセシビリティ設定。
デフォルトの時間から、10秒、20秒、30秒、さらには必要に応じて1分や2分にまで延長できます。
この設定は、音量コントロールやクイック設定、通知のポップアップといった一時的な表示に影響します。
Pixelのデフォルトの表示時間も遅すぎるわけではありませんが、もしOTP(ワンタイムパスワード)の通知や音量スライダーを頻繁に見逃してしまうなら、この設定を調整すると劇的に改善されるでしょう。
この設定は、「ユーザー補助」設定の「タイミングの管理」セクションにあります。