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マデリン・ペルー

パリのラテン・クオーターのストリートから大スタジオまで、アメリカ人シンガーのマドレーヌ・ペルーは、同世代の偉大なジャズ・ヴォーカリストのひとりとしての地位を確立している。1974年4月18日にジョージア州アテネで生まれた彼女は、カリフォルニアとニューヨークの間で育ち、13歳のときに母親についてパリにやってきた。そこでリヴァーボート・シャフラーズというストリート・ディキシーランド・ジャズ・グループに加わり、シンガーとしての天職を得た。その3年後、ロスト・アンド・ワンダリング・ブルース&ジャズ・バンド(The Lost & Wandering Blues & Jazz Band)で数年間ステージに立ち、ヨーロッパ中のツアーでスタンダードを演奏した。米国に戻ったマドレーヌ・ペルーは、アトランティック・レーベルのプロデューサー、イヴ・ボーヴェに注目され、ジェームス・カーター、サイラス・チェスナット、マーク・リボット、レオン・パーカー、ヴァーノン・リードといった著名人とデビュー・アルバム『Dreamland』(1996年)をレコーディングした。エレガントでメランコリックな歌声でビリー・ホリデイと比較されるようになった彼女は、ギター伴奏によるツアーに専念した後、2003年にスタジオに戻り、ハーモニカ奏者のウィリアム・ガリソンが全曲を作曲した『Got You on My Mind』をレコーディングした。続いて、ラリー・クラインがプロデュースし、レナード・コーエン、ボブ・ディラン、エリオット・スミス、ハンク・ウィリアムスのカヴァーを収録したセカンド・ソロ・アルバム『Careless Love』(2004年)がリリースされた。このアルバムは、ビルボード200で71位(ジャズ・セールスでは2位)にランクされ、その他ほぼ全世界で販売され、数枚のゴールド・ディスクとプラチナ・ディスクを獲得し、2005年にはヴィクトワール・デュ・ジャズ賞を受賞した。マドレーヌ・ペルーは、ラウンダー・レーベルのアルバム『Half the Perfect World』(2006年)と『Bare Bones』(2009年)でレコーディングを続け、それぞれ全米33位と71位、ジャズ部門で1位にランクされている。2011年にデッカ・レーベルに戻ったマドレーヌ・ペルーは、8曲の自作曲に加え、メシェル・ンデゲオチェロやアレン・トゥーサンらが参加したアルバム『Standing on the Rooftop』をリリース。2013年、続く『The Blue Room』ではヴィンス・メンドーサ率いるオーケストラと共演し、グラミー賞にノミネートされた。インパルス!レーベルの『Secular Hymns』(2018年)では、ジャズとブルース、ソウルを融合させ、『Anthem』(2018年)では、ポール・エリュアールの詩『Liberté』を朗読し、デッカに復帰した。その後のコヴィッド19の大流行は、アーティストがマルチ・インストゥルメンタリストでアレンジャーのジョン・ヘリントンと作曲する機会となり、その後プロデューサーのエリオット・シャイナーとアルバム『Let's Walk』(2024年)を制作し、このアルバムは今でもベストセラー・ジャズ・アルバムとなっている。


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